ICOの窓口が優良サービスなのか検証
結論:大損したICOばかりを紹介する悪徳サービス
「ICOの窓口」は、名前通りにICO案件の紹介を主力とするサービスです。しかし、公式サイトに載っている4つの実績を調査した所、3つのICOが大損していました。最低でも価格が「4分の1に大暴落」になっているのです!
後ほど詳しく解説しますが、大暴落を起こしたのは仮想通貨「wowbit」。ICOが行われた後、2018年5月に初めて上場しています。
そんなICOを実績として紹介するなんて、ユーザーを“馬鹿”にしているとしか思えませんね。
なぜ“体たらくな実績”を公表しているのか冷静になって考えてみると、「ICOの窓口」はICOに詳しくない情報弱者をターゲットにしていると想定できます。どうせ詳しく調べないと、ユーザーを甘く見ているのでしょう。
そのため、堅実に儲けて損失を出したくない人は近づかない方が賢明です。
この結論に至った理由を解説すると共に、「ICOの窓口」が危ない根拠を事実に基づいて紹介していきます。
儲からないICOを実績と紹介する「ICOの窓口」
「ICOの窓口」は、ICOに欠かせない情報や知識を提供するサービスです。この中で、みなさんの儲けに直結するサービスはICOの情報のはず。
もし提供された情報で儲かっているのであれば、「ICOの窓口」に利用価値があると考えらます。そのICOの情報が下記です。
まず「ICOの窓口」の実力を判断するのであれば、自身が宣伝サイトで最も力を入れて紹介している上場したICOの検証を行うべきでしょう。
ちなみに、今のところ実績として紹介されているICO案件は、上記の4つのみです。この実績が利用するかどうかの【判断基準】となるので、注意深く確認する必要があります。
第一弾「wowbit」は5月に上場し、8月の時点で10分の1以下となっています。上場してから速攻で下落、一時的に値上がりした時期もありましたが、8月まで下落を続けています。チャートの流れを見ると、さらに値下がりしそうです。
こちらは香港の海外取引所「Bit-Z 」に上場しているようです。「wowbit」を売却するために多くの日本人が利用し、サーバーが落ちるほどだったそうです。
第二弾「Play Coin」は4月に上場し、5月の時点で4分の1以下となっています。8月現在も値上がりせず、価格は低迷を続けています。
こちらは「COBINHOOD」と呼ばれる台湾の仮想通貨取引所に上場したようです。
第三弾「Token Chat」の価格を探してみましたが見つかりませんでした。似たような仮想通貨として「Token Chat Pay」はありましたが、別物でしょう。
第四弾「台湾Bito」は6月5日に初めて上場し、1日で価格が7分の1まで暴落。もはやICO当初の価格まで戻ることは不可能としか思えませんね。
上場先は台湾の取引所「BitoPro」です。こちらが自社として「台湾Bito」を開発・発行を行っています。
◆儲からないICOを紹介実績にする杜撰さ
第三弾「Token Chat」だけは価格の確認が取れませんでしたが、4つ中3つのICO案件が【大幅な損失】を出していますね。なぜ大損する案件を実績に載せたのか、私には分かりません。
唯一考えられる理由は、ICOに詳しくない“情報弱者をターゲット”にしているのではないでしょうか?
そもそも儲からないICO情報を提供しているのですから、「ICOの窓口」を利用すれば利用するほど「お金が減る」ことが実績から読み取れます。
ICO助言を行う山本有花の評価は最悪
「ICOの窓口」のサイトでは、「ICOダービーの配信」と題して、「仮想通貨マスターたちの未来予想」を行っているようです。その予想を行う筆頭が山本有花(やまもと ゆか)さんです。
もともと主婦でしたが、株式投資を初めて半年で自己資金を2倍。5年間で3,000万円を稼いだ実体験を出版すると30万部を超えるベストセラーになったようです。
それから株式投資のみならず仮想通貨の基本的な知識をまとめた本を書いていました。そんな山本有花さんですが、ネット上では“黒い噂が散見”されます。
山本有花さんは毎月200万円を得られる「ミリオネアインカムプログラム」なるサービスを販売していたようです。ちなみに、現在は募集終了となっております。
このような現実離れした宣伝文句を使っていたら、そりゃ「極悪詐欺」と言われてしまいますよね。そんな悪い評判がネット上では見つかりました。
サービス提供会社のホームページが杜撰
次に、「ICOの窓口」のサービスを提供している企業について調査してみました。宣伝サイトの一番したに運営会社は「合同会社 ZEN」とありました。
2016年3月に設立された企業で、ネット上で商品やサービスを紹介して売れたら成果報酬をもらえる仕組みであるアフィリエイト広告の運用を行っているようです。
公式ホームページを確認しましたが、無料で作れるレベルのホームページでした。知識のない私でも作成できる程度のものです。下記がそのホームページです。
ただこちらには、「ICOの窓口」を運営していると載っておりません。
「合同会社 ZEN」に関する情報を検索すると、「危険」というキーワードが出てきました。
この記事でも先ほど紹介した山本有花さんと合同会社ZENが関わっていました。両者が協力し合って、FXで儲ける秘訣を販売しています。
上記の2つの商材の評判はどちらも悪かったです。
5万円の価値もないネット情報だらけ
ここまで調査した結果を読んでも利用したい人に、「ICOの窓口」が提供する“ICO投資家コミュニティー”の実態を解説して行きます。大きく分けて、3つのサービスに分類できます。
1つ目:「ICO投資家が一番欲しい最新情報」
2つ目:「仮想通貨に専門家たちによるICO案件に対する冷静な分析と批評」
3つ目:「投資家として大きく成長できる教育環境」
これらのサービス内容を見ても、何が優れていて、実際にどんな情報が得られるのか、まったく分かりません。5万円を払う価値がどこにあるのでしょうか?
抽象的な内容しか書かれておらず、5万円を払うか迷う前に、判断材料が足りません。本気でユーザーにICOで儲けてもらおうとする本気度が何1つとして伝わってきませんでした。
◆「ICOの窓」まとめ
こちらのサービスで注意すべき3つのポイントをご紹介します。他のICOや仮想通貨関連のサービスを見極めるヒントになるかもしれません。
・その実績は本物なのか ⇒ 儲からない実績を紹介
・広告塔の人物の評判 ⇒ 悪評だらけ
・サービスを提供する会社の評判 ⇒ 悪評あり
このような判断基準からサービスの実態を調査すると、騙されないで済むかもしれません。
ICOの窓口の基本情報
名称 | ICOの窓口 |
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サービス内容 | ICOの紹介 |
サイトURL | http://www.icowindow.net/fp/ |
運営会社 | 合同会社ZEN |
所在地 | 神奈川県横浜市金沢区釜利谷東4丁目32−1 |
山本有花の紹介したRPA 11/23現在公募割れです。上場したから高くて買えないと言っていたのに、嘘でした。もうこの人の言うことは、信じられません。全く嘘つきババアです。