GMOコインのレンディング(貸仮想通貨)を実際にやってみると、稼げるかどうか気になっていると思います。
ビットコインなどを預けることで最大5%年利のリターンがあると言われていますよね。
そこで本当にリスクがなくビットコインを増やせるのか、GMOコインのレンディング(貸仮想通貨)を調査し、運用結果を検証してみました。
GMOコインのレンディング概要
そもそもレンディング(貸仮想通貨)とは、GMOコインにビットコインなどを預けることで、リターンをもらえるサービスです。
例えば、GMOコインにビットコインを預け入れたら、満期を迎えるまで待っているだけでビットコインを増やせます。
実際に、GMOコインではどの仮想通貨を取り扱っているのか、年利はどのぐらいなのか下記にまとめました。
▼レンディング(貸仮想通貨)対応通貨一覧
・ビットコイン(BTC)
・イーサリアム(ETH)
・リップル(XRP)
・ビットコインキャッシュ(BCH)
・ライトコイン(LTC)
・ステラルーメン(XLM)
▼レンディング(貸仮想通貨)年利コース
・年率 5%コース(6ヶ月)
→満期で2.5%増える
・年率 4%コース(3ヶ月)
→満期で1%増える
・年率 2%コース(1ヶ月)
→満期で0.2%増える
▼レンディング(貸仮想通貨)開始日
→毎月15日(土日祝の場合は翌営業日)
GMOコインの年利5%という利回りは、国内の他の取引所と比較しても年利が高いです。
国内取引所ではコインチェックが最大年利5%、ビットバンクが最大年利3%となっています。
GMOコインのレンディングは今年2月の運用結果を検証
2020年2月12日、GMOコインはレンディングサービスを毎月やることを発表しました。
初回は2020年2月17日からレンディング(貸仮想通貨)がスタートしています。
ただ、翌月時点で損失が確定してしまっているのです。
なぜ損失確定しているかというと、2020年2月17日時点で1BTC=110万円が1か月後には1BTC=80万円まで下落しています。
1か月で38%も価格が下がってしまっているので、1か月で満期を迎えると0.2%しかBTCが増えず含み損確定です。
確かに、満期後に1BTCが1.002BTCに増えていますが、焼け石に水ですよね・・・。
ビットコイン以外の仮想通貨でレンディング(貸仮想通貨)していたとしても、全て下落しているので含み損を抱えてしまっています。
ビットコインが下落始めた瞬間に途中解約しても、解約手数料が10%を取られてしまいます。
残念ながら、今のところ2020年2月17日からレンディング(貸仮想通貨)を始めた方は全員が損失を被っています。
レンディングに向いてる人・向いてない人とは
短期的に見ると、GMOコインのレンディング(貸仮想通貨)では含み損を出てしまいます。
しかし、長期的に仮想通貨の価格が上昇することを見込んでいるのなら、仮想通貨の枚数を増やせることはメリットです。
実際に、どういう投資家ならレンディング(貸仮想通貨)をやると得なのかまとめてみました。
▼レンディング(貸仮想通貨)に向てる人
→長期的に仮想通貨の価格上昇を見込んで、仮想通貨の枚数を増やしたい人
▼レンディング(貸仮想通貨)に向てない人
→短期的に仮想通貨で稼ぎたい人
上記のように、長期的に価格上昇することを期待するガチホ勢ならレンディング(貸仮想通貨)はおススメかもしれません。
GMOコインのレンディングのリスク
もちろんGMOコインのレンディング(貸仮想通貨)にも投資リスクがあります。
リスクを確認しないで始めてしまうと、後悔するかもしれません。
・価格下落で含み損を抱える
・途中解約は10%の手数料がかかる
・経営破綻で返金されない可能性
・FXの追証でレンディング強制解約
▼価格下落で含み損を抱える
当然ですが、レンディング(貸仮想通貨)の最中に仮想通貨が暴落する可能性があります。
いつの間にかに価格が半値に遭ってしまったら、レンディング(貸仮想通貨)で仮想通貨の枚数が増えても含み損は確実と言えるでしょう。
これからレンディング(貸仮想通貨)を始めようと思っているのなら、仮想通貨の価格がどうなるのか考え抜いた上で利用してください。
▼途中解約は10%の手数料がかかる
GMOコインでは満期を迎える前に、レンディング(貸仮想通貨)を辞めようとすると、途中解約の手数料が10%かかります。
前提として満期を迎えるまで途中解約は控えておきたいですが、万が一にもお金が必要にになるかもしれませんので知っておいて損はないでしょう。
▼経営破綻で返金されない可能性
今後、GMOコインが経営破綻してしまった場合、レンディング(貸仮想通貨)で預けた仮想通貨が返金されない可能性があります。
そもそも仮想通貨取引所では「分別管理」という法律で、自社の資産と投資家の資産を分けています。
きちんと資産は分別されているので、経営破綻したとしても返金できる財源は確実に残るです。
しかし、レンディング(貸仮想通貨)は「分別管理」の対象外なので、返金の義務は発生しません。
その為、GMOコインのさじ加減次第で経営破綻後に返金されない可能性があります。
▼FXの追証でレンディング強制解約
もしGMOコインでレバレッジ取引をしている最中に、レンディング(貸仮想通貨)を強制的にストップさせられてしまうリスクがあります。
もともとGMOコインのレンディング取引では限度額を超える損失を出してしまうと、追証を支払わなければなりません。
せっかくレンディング(貸仮想通貨)で仮想通貨を増やせても強制終了させられたら、時間が無駄になってしまいます。
GMOコインのレンディングの評判は?
GMOコインのレンディング(貸仮想通貨)に対する評判をまとめてみました。
実際は、どうなのかTwitterからツイートをピックアップしています。
GMOコインのレンディング開始。XRPは枠がすぐになくなった。https://t.co/f4Qsm6gNCY https://t.co/0QmJUyIsOR pic.twitter.com/dO5VJDZP6k
— DEG (@DEG_2020) February 12, 2020
2020年2月17日レンディングスタートのリップルの枠が締め切りよりも早くもいっぱいになっていたようです。
しかもリップルが一番早かったです。やっぱり日本人はリップルが好きなんですかね。
どうせ数年は売らない予定だし、全部レンディングしちゃおうかな😅⁉️
一応GMOなら安心だし。
新しい制度での最初の申込みが2/12(水)で、開始が2/17(月)からみたいですね💡
「貸仮想通貨」サービスをリニューアル~全7銘柄を最大年率5%で提供開始~ | GMOコイン https://t.co/Kki22KzMXZ
— JIN@兼業投資家(アッパーマス) (@shisan_toushi) February 8, 2020
数年は仮想通貨をガチホする予定の投資家は、GMOコインなら安心して預けられるとおっしゃっています。
https://twitter.com/Cecil8626964/status/1179386314346700802
ビットコインのレンディング先ランキングは、1位がGMOコインで2位がBlockfi。
そもそもBlockfiとはアメリカで仮想通貨レンディングサービスを展開する企業で、最大年利8.6%もあります。
たとえ年利が高くても国内のGMOコインの方が安全そうということでしょう。
GMOコインのレンディングの始め方
まず、GMOコインの口座を開設しておかないと、レンディング(貸仮想通貨)を始めることはできません。
口座開設は1週間から2週間はかかるので、前もって準備しておきましょう。
次に、GMOコインに貸し出したい仮想通貨を買っておくか、GMOコインに移しておきます。
毎月15日の朝6時から受付を開始します。15日が土日祝の場合は翌営業日からです。
▼レンディング(貸仮想通貨)の手順
GMOコインの管理画面を開いたら、メニューを押します。
メニューの中にある貸仮想通貨をクリック。
GMOコインでレンディング(貸仮想通貨)したい仮想通貨を選択します。
最後に、貸出期間と貸出数量を選択。
確認画面へ移って最終確認を行ったら、レンディング(貸仮想通貨)を始めることができます。
ただし、毎月15日の朝6時まで受付期間なので、それまでにキャンセルを行えば手数料は発生しません。
つまり受付期間の初日に申し込むと、仮想通貨を売ることもできず、レンディング(貸仮想通貨)もされていない状況が続いてしまいます。
本当にGMOコインでレンディング(貸仮想通貨)を始める際は、タイミングを吟味した上で申し込みましょう。
▼GMOコインのレンディング(貸仮想通貨)まとめ
GMOコインのレンディング(貸仮想通貨)で必ず覚えておきたい情報は下記の通りです。
・年利5%は国内最高
・タイミング次第で含み損を抱える
・対応通貨は7種類
・仮想通貨ガチホ勢にはおススメ
今後、サービス内容が変更したり、トラブルが発生したりしたら追記していきます。
GMOコインのレンディングの基本情報
名称 | GMOコインのレンディング |
---|---|
サービス内容 | 仮想通貨レンディング |
サイトURL | https://coin.z.com/jp/corp/product/info/lending/ |
運営会社 | GMOコイン |
所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス |