キュービテックは月利25%という利回りがある投資案件です。
もしも本当に高利回りがずっと続くなら投資してみたいですよね。
詳しく調べてみると、投資詐欺の可能性が浮上してきました。
なぜ詐欺だと言われるのか、理由はいくつもあります。
①仮想通貨×MLMは99%が詐欺だった
②日本の法律を無視している
③国内法人がなく、海外法人のみ
④リアルな投資実態が見えない
このように怪しい部分がいくつも見つかりました。
そもそもキュービテックは画面上では月利25%を実現できています。今のところは稼げる投資案件なのでしょうね。
今回の記事では、キュービテックの実態を調査し、危険な投資なのかどうか検証していきます。
キュービテックとは何か
キュービテックとは、仮想通貨を預けておくだけで資産運用してくれるサービスです。
仮想通貨の運用は投資の専門家が行うのではなく、量子技術という最先端のテクノロジーを活用して自動的に行われています。
量子技術というのは人工知能(AI)などに続く次世代の技術で、スーパーコンピューターの計算速度を超える可能性を持っています。
まだGoogleやIBMといった世界的に有名なIT企業でさえ研究段階なので、本当に実用化できているのなら物凄いサービスと言えるでしょう。
それほどの技術を持っているのなら、月利25%を実現できていたとしても可笑しくありませんね。
詐欺だと言われる理由は4つあり
冒頭で取り上げた詐欺だと言われる理由を1つ1つ解説していきます。
①仮想通貨×MLMは99%が詐欺だった
今までMLM(≒マルチ商法)を採用した仮想通貨の投資案件は99%が詐欺でした。
最終的には投資家から集めた資金を全て持ち逃げしています。
例えば、プラストークンは世界で3000億円も集めた詐欺事件として有名で、運営者は飛んでいます。
中国でごく一部の運営者が逮捕されたとニュースになっていますが、投資家に1円すら戻ってくる気配すらありません。
このプラストークンと同じような仕組みを採用しているので、キュービテックも非常に怪しいと言えます。
②日本の法律を無視している
MLM(≒マルチ商法)の仕組みを採用しているビジネスは多くの法律で規制されています。
基本的に契約前に概要書面を渡す必す必要があります。
この概要書面では特定商取引法で定められており、運営者情報や商品説明、リスクの解説などが記載されています。
しかし、キュービテックでは契約時に概要書面を渡す素振りすらありません。
明らかに法律を犯しており、違法行為です。
③国内法人がなく、海外法人のみ
日本で本格的な営業活動が行われているのに国内に法人はなく、海外法人しかありません。
節税対策の為に海外法人を置いていると主張している人もいますが、国内法人を使っても十分な節税は可能です。
国内法人を設立しない最大の理由は、身元を辿られないようにする為でしょう。
あとはネット上でコミュニケーションを取っておけば、リアルに足跡が付かないので、逃げやすくなります。
もしやましい気持ちがないのなら、正々堂々と国内法人を設立して営業活動を行えばいいだけですから。
④リアルな投資実態が見えない
キュービテックの公式サイトを調べてみも何の仮想通貨で運用を行っているのか記載されていません。
月利25%の利回りを実現する為には、ハイリスクな仮想通貨トレードを行う必要があります。
下手をしたら短期的に大きな損失を被ってしまう可能性すらあります。
それなのに何に投資しているのかすら分からなかったら、実際にどのぐらいのリスクがあるのか把握できないです。
もしかしたら本当は投資しておらず、ポンジスキームだったというオチになりかねません。
投資家なら預け先がどのような投資を行っているのか、きちんと確認しておきましょう。
今後は合法的に運営されている投資会社を活用して、堅実に資産を増やしていくと良いかもしれません。
キュービテックの投資プラン
キュービテックの投資プランは大きく分けて2種類あります。
1つ目:デジタルライセンス
2つ目:トレーディングロボット
デジタルライセンス
デジタルライセンスは株式投資の投資信託と同じ仕組みです。
キュービテックに仮想通貨を預けておくと、自動的に運用してくれます。
投資する金額によって8種類のプランに分かれています。
①ブロンズ(投資金額100USDT)
②ブロンズ+(投資金額500USDT)
③シルバー(投資金額1,000USDT)
④シルバー+(投資金額5,000USDT)
⑤ゴールド(投資金額10,000USDT)
⑥ゴールド+(投資金額25,000USDT)
⑦プラチナ(投資金額50,000USDT)
⑧プラチナ+(投資金額100,000USDT)
それぞれ月利25%は同じなので、投資金だけが違っています。
※USDTはステーブルコインと呼ばれており、ほぼ米ドルと同じ価値を持っています。
トレーディングロボット
トレーディングロボットでは、バイナンスまたはビットフィネックスで自動取引ができるツールを提供しています。
下記の2種類の投資プランが確認できましたが、公式サイトには違いについて記載されていませんでした。
①Trend Robot(390ドル)
②Fiat Robot(390ドル)
こちらはデジタルライセンスと違って、面倒な設定などが必要となります。
バイナンスまたはビットフィネックスの口座開設が必須なので、アカウントを持っていないと作業が面倒になるかもしれません。
キュービテックの入出金の手数料
・出金手数料は2.5%
・入金手数料は無料
キュービテックの出金制限
キュービテックでは、1週間ごとに出金できる上限があります。
出金できる金額の上限は契約した投資パッケージと同じです。
例えば、2000ドル分の仮想通貨をキュービテックに入金し、1000ドルのシルバープランに契約すると、自由に出金できる金額は1週間で1000ドルのみ。
1か月後にシルバープランの運用益を含めて全て出金する場合、3週間かかってしまいます。
このような出金制限があるので、出金タイミングを考えてから入金を考えた方が良いでしょう。
キュービテックまとめ
今のところ月利25%を実現できているのかもしれませんが、運営が飛ぶ可能性を否定しきれませんでした。
少なくてもキュービテックに仮想通貨を預けて運用を行うデジタルライセンスには高いリスクがあります。
今すぐ焦って始める必要はなく、詐欺じゃないと確証を持ててから利用しても遅くはないでしょう。
今後もキュービテックの動向を追っていき、投資実態を探っていきたいと思います。
キュービテックの基本情報
名称 | キュービテック |
---|---|
サービス内容 | 仮想通貨の運用 |
サイトURL | https://www.qubittech.ai/ |
所在地 | Harju maakond, Tallinn Kesklinna linnaosa, Roosikrantsi tn 2-1275, 10119 |
キュービテックのデジタルライセンス料は、解約または150%の利益配当後
に戻るのかなあ。知っている方、教えてください。