CSTOトークンを検証!
現在は先行販売が行われ、2018年12月からICOが実施される「CSTOトークン」。こちらはネットワークビジネスによって販売が行われており、リアルに紹介者がいないと購入できないトークンになっています。
なぜリアルの販売のみに限定されており、ネット上での販売が行われていないのか? 非常に怪しいですよね。
その他にもCSTOトークンには問題点が2つあります。
・運営チームの信用度「0」
・プロジェクト自体に将来性があるのか
今回の記事では、CSTOトークンの問題点を洗い出し、何が駄目なのか検証してあります。
CSTOトークンはネットワークビジネスで販売
CSTOトークンは、ネットワークビジネスで販売されていると言われています。その購入者が新しい購入者にCSTOトークンを紹介すると、紹介者に報酬が支払われる仕組みです。ネットワークビジネスは下記のような仕組みになっています。
販売された利益の一部が紹介者の報酬となり、その紹介者に紹介した人にも報酬となります。ネットワークビジネスによる紹介以外にも、CSTOトークンを購入する方法があるのか調査していますが、今のところ見つかっていません。
もしかしたら、ネットワークビジネスの首謀者とCSTOトークンの運営陣に繋がりがあり、ネットワークビジネスで独占的に販売しているのでしょうか? もし繋がりがないのなら、ネット上からでも購入できてもいいはずです。
ICOは投資と同じで、情報の信憑性が非常に大切です。情報源となる販売元(ネットワークビジネスの中心人物)やCSTOトークンの運営者に信頼できる情報がなければ、投資のリスクを判断する材料がないということになります。
つまり現状は投資判断を行う情報がない為、現時点では投資の対象にすらならないICOなのです。
運営者の詳細がなく不安
ICOが着実に行われ、取引所に上場できたとしても、プロジェクトが順調に進まなければ、CSTOトークンの価値は高まらないでしょう。
プロジェクトが成功するか否かを判断する材料の1つに、運営メンバーの実力(経歴)があります。彼らが過去に実績を積み上げていれば、その経験を利用することでプロジェクトの成功確率が高くなるかもしれません。
そこで公式サイトに載っている運営チームを調べてみましたが、名前と顔写真があるだけで彼らがどんな経歴を持ち、プロジェクトを推進できる能力があるのか分かる情報は載っていませんでした。
そこで彼らの名前をGoogleで検索してみましたが、本人は見つかりませんでした。せめて経歴が載せられているリンクトインか、本人のTwitterなどがあれば、彼らの人となりが分かりますよね。
これらの情報がないとICOを成功に導く力があるのか不安になりますよね。何か経歴などを伏せておきたい理由でもあるのでしょうか?
ICOで資金調達を行い、その皆さんから頂いたお金でプロジェクトを進めていくのですから、少なくとも創業者の経歴などは載せて欲しいですね。
ハイリスクなプロジェクト
CSTOトークンの運営元は、急成長が見込めるプロジェクトに投資ができるプラットフォームを構築しようと試みています。ブロックチェーン技術を利用することで、人を介さないでシステム上だけで投資が完結するシステムを目指しているようです。
このプラットフォームは2019年1月公開だと公式のロードマップにありますが、なぜか「CSTO活用例」が公式サイトに載っていました。明らかな矛盾があります。
もしかしたら、2018年9月にプラットフォームのテストが行われていたので、その時点の活用かもしれません。
実際に活用例で紹介されている投資案件は、タイのホテルでした。
こちらの投資案件「ファンリゾートチェンマン」を調べてみた所、世界的なホテル予約サイトである「Booking.com」にありました。
もう1件の高級革製品のメンテナンスや転売、リースを行う「TRGウィーケア」も調べてみましたが、見つかりませんでした。
CSTOトークンが上場後に価値が高まるには、質の高い投資案件のレパートリーを増やす必要があります。ただ今の2件を確認しても、どちらも大手企業の競合ひしめく市場なので、本当に成長してリターンが見込めるのか疑問が残ります。
投資判断を行う為の情報が少ないため、活用例を見ても将来性が何も感じられませんでした。
CSTOトークンまとめ
・販売手法がネットワークビジネスで怪しい
・運営チームの信用度「0」
・プロジェクト自体に将来性があるのか不安
CSTOの基本情報
名称 | CSTO |
---|---|
危険度 | |
カテゴリ | 投資 |
期間 | 2018年2月~ |
運営会社 | 不明 |
サイトURL | https://capitalst.io/ |
プロジェクトの進捗助教が全く分からないが、とりあえず上場ゴールは成功だったようだ。