ジャスミーコイン(JASMY)は、国産でありながらバイナンスに上場した初の仮想通貨。
ソニーの関係者が開発に複数絡んでいることが、ジャスミーコインの人気に火をつけた要因です。
ここ最近は価格停滞が続くジャスミーコインですが、一攫千金を狙う投資家からは未だに高い人気を誇っています。
果たしてこれから先ジャスミーコインに未来はあるのか?それともこのまま終わってしまうのか?
実は今後長い目で見ればジャスミーコインは化ける可能性を秘めています。
今回はバイナンスに上場したジャスミーコインの将来性と今後の価格動向を含め、ポテンシャルに迫ります。
ジャスミーコイン(JMY)とは
仮想通貨ジャスミーコインは個人情報を個人が安全に管理できる「データの民主化」を目指すジャスミー株式会社が発行する仮想通貨です。
ジャスミー株式会社が問題視しているのは、私たちの個人情報が企業によって管理されている点。
例えば、GoogleやAmazonのような世界的大企業はユーザーの個人情報を収集し、それを収益へと繋げています。
ジャスミー株式会社はそんな状況に一石を投じるべく、ブロックチェーン技術を活用し個人で個人情報を安全に管理できるように開発を進めています。
そんな仮想通貨ジャスミーの特徴は次の3つです。
▼ジャスミーエコシステムの構築
ジャスミー株式会社は最終的にデータの取引が行える市場(ジャスミーエコシステム)を作ろうとしています。
簡単に言うと、今まで無料で提供していた個人情報に価値を付け、個人情報を提供するかどうか自分で決められるというものです。
このジャスミーエコシステム上で基軸通貨となるのが、ジャスミーコイン(JMY)になります。
ちなみにホワイトペーパーにはジャスミーコインについて
不特定多数の個人・企業が、スマートフォンや、PCなどのデジタルデバイ
スからトークンを移転させることができ、様々な役務、サービスなどの価値交換の
証明発行や代価弁済としても使用できます。よって使用目的を限定することなく、
より多くの人に広く利用されるトークンを想定しています。
と記載されています。
▼セキュアナレッジコミュニケーター(SKC)
セキュアナレッジコミュニケーター(SKC)は、個人情報を自分で管理可能にするジャスミーエコシステムを支える機能です。
ざっくり言うと、SKCは自分の個人情報をスマホやブロックチェーン上に分散管理できるようにする技術です。
これによって個人情報を企業に渡すのではなく、自分で個人情報を渡すかどうかの意思決定が可能になります。
▼スマートガーディアン(SG)
スマートガーディアン(SG)は安全に本人のみがブロックチェーンに接続できるようになる仕組み。
スマートガーディアンという名前の通り、個人情報などのデータを安全に管理・保管できるようになります。
以上のようにジャスミーコインの特徴をまとめると、個人情報などのデータを自分で安全に管理しつつ、データのやり取りを通して対価を得られる仕組みを作ろうとしているのです。
次にジャスミーコインは将来性に期待できるのかどうか、そのポテンシャルに迫ります。
ジャスミーコインの将来性
ジャスミーコインは将来性が高く、今後高騰に期待できる仮想通貨です。
その理由は主に次の5つです。
▼急速に取引所上場が進んでいる
ジャスミーコインは2021年2月の初上場を皮切りに、海外取引所へ相次いで上場しています。
10月には日本初上場となるビットポイント(BITPoint)での取り扱い開始。
11月には世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスへの上場も果たし、勢いがとどまることを知りません。
多くの取引所へ上場することで流動性を高められ、より多くの人に知ってもらうマーケティング効果も期待できます。
また、ジャスミーコインの保有者は上場に伴って増加傾向です。
多くの人がジャスミーコインを目にするきっかけが増えれば、保有者が増える可能性も高まります。
今後バイナンス以外の大手取引所に上場する可能性もあるでしょう。
▼開発メンバーにSONY関係者が多数
ジャスミーコインの開発を手掛ける株式会社ジャスミーの創業者はSONYの元社長安藤国威氏です。
その他、株式会社ジャスミーの役員にもSONY関係者が名を連ねています。
※株式会社ジャスミーより引用
SONYといえば、日本が世界に誇る電気メーカー。
SONYはプレイステーションなどの世界的人気ゲームを開発したこともあり、海外からの知名度も高い企業です。
そんなSONYの元社長が仮想通貨を発行したとなれば、プロジェクトの信頼も厚いでしょう。
▼社会の需要にマッチ
ジャスミーコインはIoT(Internet of Things)とブロックチェーンを融合させたプラットフォームの開発を進めています。
IoT(Internet of Things)は「モノのインターネット」とも言われ、最近注目が集まっている分野。
例えば、エアコンや照明などはインターネットに接続できるように進化しており、リモコンがなくともスマホ一つで電源を入れたり調整が可能になっています。
今後流通や小売業など電化製品以外でもIoT化が期待される一方で、問題視されているのが個人情報の安全性です。
モノとインターネットが繋がるほど、個人情報流出の可能性も高まってしまいます。
ジャスミーはそんな社会のニーズに対し、個人情報を個人が管理することで応えようとしています。
▼web3.0銘柄
「web3.0銘柄」とは、GoogleやAmazonなどの大企業からの脱却を目指す仮想通貨プロジェクトの総称です。
企業がユーザーの検索履歴などの個人情報を持っていることを問題視し、利用者自身がデータや個人情報を管理しようという取り組みを行っています。
web3,0は次の仮想通貨トレンドの最有力とも言われており、2021年から関心が高まっている分野です。
ジャスミーコインもこのweb3.0銘柄であり、web3.0銘柄の中でも有望アルトコインと言われています。
▼メタバースに参入
WEB3.0と同じく、仮想通貨トレンドになっているのがメタバース分野です。
ジャスミーコインは2022年2月にメタバースファンドの組成を発表し、メタバースへの参入を正式に発表しました。
直近ではバイナンスによって、ジャスミーメタバース2.0が7月15日に開始されるとの動画を公開。
本格的にジャスミーコインのメタバース事業が進み始めれば、メタバース関連銘柄としても注目される可能性がありそうですね。
以上のようにジャスミーコイン自体は将来性のあるプロジェクトですが、今後高騰するかどうかは条件を満たせるか否かに大きく左右されます。
ジャスミーコインはいくらまで上がる?
今後ジャスミーコインの価格を左右するポイントは次の3つです。
ジャスミーコインは過去に500円を超えたこともあるため、長期で見ればポテンシャル的に500円に再び到達できる可能性を秘めています。
▼web3.0の盛り上がり
ジャスミーコインは大手のIT企業からの脱却を目指すweb3.0銘柄の1つです。
メタバースに注目が集まりメタバース銘柄が高騰したように、web3.0に世間からの注目が集まるほどweb3.0銘柄の高騰にも期待が持てます。
具体的にはニュースやテレビ、雑誌で多く取り上げられるようになるなどWEB3.0にスポットライトが当たるかどうかが重要。
その点でいえば、6月に政府がWEB3をデジタル制作の基本方針に組み込むなど、話題として取り上げられることも増えてきました。
この流れが世界各国に広がれば、WEB3.0銘柄としてジャスミーコインの知名度が上がることも十分考えられますね。
▼国内の複数取引所に上場
ジャスミーコインは2021年10月26日にビットポイントに上場し、国内初の取り扱い開始となりました。
一度国内取引所に上場したとなれば、他の国内取引所でも取り扱いが開始される可能性もあるでしょう。
例えば、コインチェックやビットフライヤー、GMOコインなどの利用者が多い取引所に今後上場すれば、ジャスミーコインの高騰に直結する可能性は高くなると思われます。
▼プロジェクトの進捗
ジャスミーのプラットフォームは現在実証実験の段階ですが、実用化にこぎつければジャスミーコインが高騰する可能性は高いといえます。
直近ではジャスミーが日本旅行との実証実験の検討を開始しています。
ただ、ジャスミーの目指す「データの民主化」がいつ実現可能なのかは未知数です。
今後数年ではなく、もしかすると数十年単位で必要になることも視野に入れておく必要があるでしょう。
仮想通貨では1か月で5倍以上に高騰するアルトコインも珍しくはないため、比べると見劣りしてしまう部分はありますよね。
ジャスミーコインに物足りなさを感じる方は、「XANK」のような利用者からの評判上々の投資サービスを検討してみてもいいと思います。
個人的にXANKは試してみましたが、3か月で602万円の利益を実現してくれ、実力は認める他ないなと思っているところです。
ジャスミーコイン 今後の価格予想(~2025年)
ネットではジャスミーコインの価格予想を行っているサイトもあります。
あくまでも予測ですが、参考程度に紹介しておきます。
▼technewsleader
・2022年:8円
・2023年:11円
・2025年:25円
※technewsleaderより引用
▼priceprediction
・2022年:3.12円
・2023年:4.39円
・2025年:9円
※pricepredictionより引用
▼walletinvestor
・2022年:11円
・2023年:25円
・2025年:55円
※walletinvestorより引用
3サイト価格にバラつきはあるものの、今後2025年にかけてジャスミーコインの価格が高騰すると予測しています。
2022年4月現在、ジャスミーコインは2.1円を推移しているため、最大で4年で25倍に高騰するという予測です。
本当に2025年にかけて高騰すれば喜ばしい限りですが、何を根拠に予測しているのかは不明。
あくまでも参考の1つとして捉えておくといいでしょう。
ロードマップ
肝心のプロジェクト進捗についてですが、ジャスミーは今後開発を4期に分けて進めていくと公表しています。
ちなみに2022年7月現在は普及期に位置し、ジャスミーが目指す社会の実現はまだまだ遠い未来のようにも感じます。
▼第一期:普及期
地域・年齢・性別に関係なく、ジャスミープラットフォームのユーザー獲得を目指す期間
▼第二期:価値成長期
ユーザー数の増加、共有可能な個人データーの量と質を増加する。
プラットフォームに参加する企業の数を増やし、プラットフォームのサービス・商品を拡大。
氏名や住所だけでなく、買い物履歴・保険契約などの様々な個人情報は管理できるようになり、個人データの価値も上昇する。
▼第三期:エコシステム拡大期
個人が持つデータを提供することによって、対価として報酬がもらえるようになる。
人々が個人のデータが持つ価値に気づき始め、ジャスミーのエコシステムが拡大する。
▼第四期:データマーケットプライス確立期
個人情報をやり取りできる場所として、マーケットプライスが確立。
個人と企業間はもちろんのこと、企業同士でも戦略的なデータ取引を自由に行える環境になる。
あらゆる人・モノ・サービスがネットに繋がり、全ての個人データは個人へと主導権が戻される。
これまでの価格推移・チャート分析
仮想通貨ジャスミーの今後の価格動向を占う意味でも、これまでにどんな要因で値動きしてきたのか把握しておきましょう。
▼2021年2月~6月
ジャスミーコインは2021年1月に初めて取引所に上場。
2月16日にGate.ioに上場したことをきっかけに最高値となる500円の価格をつけました。
その後は上場時の過熱感が落ち着き、5分の1に下落。
一時高騰を見せた後に70分の1に下落しています。
この下落要因として考えられるのが、BTCの下落やgate.ioでの警告文です。
そもそもアルトコインはBTCの価格変動に影響される性質を持ち、BTCが下落すれば釣られて下落する可能性があります。
BTCが5月上旬から下落していることを踏まえると、ジャスミーコインも影響を受けたか可能性が高い。
また、ジャスミーコインの上場取引所の一つgate.ioでは日本人規制の影響で90日以内の出金を求める警告文が表示されます。
この警告に混乱したユーザーの売りが売りを呼んでいるとも考えられますね。
▼2021年10月~2022年1月
2021年5月の下落以降停滞が続いていましたが、10月上旬からジャスミーコインは再び高騰しています。
高騰の理由はコインベースを筆頭にした相次ぐ取引所上場です。
10月26日には日本の取引所ビットポイントに上場したこともあり、10月上旬からの1か月間で20倍以上に高騰しています。
11月22日には世界有数の仮想通貨取引所バイナンスに上場しました。
しかし、その後のジャスミーコインは高騰の反動からか、2022年1月現在まで下落が続いています。
2022年1月現在、ジャスミーコインは約5.3円前後で推移しています。
今は現物を握るよりも、空売り(ショート)を狙った方が稼げるような局面ですよね。
ジャスミーコインの買い方
ジャスミーコインは2021年10月に日本の取引所に上場し、日本でも購入できるようになりました。
ビットポイントでの買い方がもっとも手軽ですが、販売所形式での取引となるのでスプレッド(買値と売値の差額)が広い傾向にあります。
少しでも手数料を抑えて購入したい方は、海外取引所の利用も視野に入れるといいでしょう。
海外の取引所であれば、取引高の最も多いバイナンスがおすすめです。
今回はバイナンスでジャスミーコイン(JMY)を購入する方法について紹介します。
まだバイナンスの口座をお持ちではない方は、「バイナンスの登録方法」の記事を参考に開設しておきましょう。
※口座開設自体は5分ほどで完了
▼国内取引所で仮想通貨を購入
まずバイナンスに送金するための仮想通貨を国内取引所で購入します。
購入する仮想通貨はビットコインではなく、リップルは送金手数料が安くおすすめです。
ビットコインの送金手数料が数千円かかるところを、リップルであれば数十円に抑えられます。
ただし、GMOコインやDMMビットコインであれば、ビットコインの送金手数料も無料です。
国内取引所で仮想通貨を購入したらバイナンスに送金しましょう。
▼国内取引所からバイナンスへ送金
入金アドレスを間違えると資産を失ってしまう可能性もあるため、手動入力ではなくコピーアンドペーストで入力するようにしてください。
▼入金した仮想通貨をコンバート
バイナンスでジャスミーコイン(JASMY)を購入できるのはBNB、BTC、BUSD、USDTペアです。
BTC以外の仮想通貨で入金した方は、バイナンスのコンバート機能でトレード可能な仮想通貨へ交換しましょう。
コンバートは0.1%の手数料が必要ですが、手軽に仮想通貨同士を交換できます。
コンバートするには「トレード」から「コンバート」を選択します。
次に交換元となる仮想通貨を上に、交換先となる仮想通貨を下に選択しましょう。
後はどちらかの数量を入力すれば、もう一方の数量は自動的に反映されます。
「コンバージョンプレビュー」を押すと、確認画面で現在の交換レートが表示されます。
問題なければ決定を押すと、無事にコンバートが行われます。
▼バイナンスでジャスミーコインを購入
交換したUSDTを用いてジャスミーコインを購入します。
メニューより「マーケット」を選択し検索窓に「jasmy」と入力、JASMY/USDTペアを選択。
トレード画面に移るので、右側の注文画面から注文を出します。
指値注文:購入希望価格を指定できる注文方法
成行注文:現在の市場価格で即時注文する方法
指値注文の場合は、「価格」に購入希望価格、「金額」に購入したい数量を入力します。
後は「購入」ボタンを押せば、ジャスミーコインの注文が完了します。
注文が約定したタイミングで購入完了になります。
ジャスミーコインの運用方法
ジャスミーコインはバイナンスでステーキング(セービング)による運用が可能です。
ざっくり言うと、ジャスミーコインを預け入れることで金利を得る仕組みです。
この運用方法はより多くのジャスミーコインを、より長く預けた方が多くの金利を得られます。
2022年1月現在、年利5%~35%で運用可能。
ステーキングするには、バイナンスのメニューより「収益」-「バイナンスアーニング」と進みます。
検索窓にjasmyと入力すると、利用可能な運用情報が表示されます。
後は運用したい数量や期間を設定すればステーキング完了です。
詳しいやり方はバイナンスのステーキング方法の記事をご覧ください。
ジャスミーコインは中長期目線
ジャスミーコインは日本の企業が手掛ける仮想通貨プロジェクトです。
ジャスミーが目指すエコシステムが実現できれば、個人情報の在り方が代わり、社会に大きな影響を与える可能性もあります。
とはいえ、現時点ではまだ発展途上で、今後いつ完成するかは未知数です。
ジャスミーに関しては中長期の長い目で見ていく必要があるでしょう。
ジャスミーコインの基本情報
名称 | ジャスミーコイン |
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危険度 | |
カテゴリ | テクノロジー |
期間 | 不明 |
運営会社 | ジャスミー株式会社 |
サイトURL | https://www.jasmy.co.jp |
どんなPJを出しても、価格に反映されていないっていうのはそういうことなんじゃないかと思いますね。価格の分析を見ても、結局右下がりなんでしょう?って感じです。ジャスミーには期待出来ません。