アバランチ(AVAX)は、イーサリアムに取って代わろうとする「イーサリアムキラー」として注目されています。
一体アバランチ(AVAX)は何が凄いのか?調査を進めると、将来性バツグンの5つの理由が明らかに。
本記事ではアバランチ(AVAX)の今後の価格動向、高騰に期待できるタイミング、日本上場の可能性まで徹底解説しています。
興味があればぜひ参考にしてください。
仮想通貨アバランチ(AVAX)とは
アバランチ(AVAX)はDeFi(分散型金融)の開発支援・スケーラビリティ問題を解決するために開発されている仮想通貨です。
イーサリアムの送金詰まりに伴うガス代高騰をスケーラビリティ問題と言い、ユーザーの利便性を損なう事態となっています。
アバランチ(AVAX)はスケーラビリティ問題の解決と、仮想通貨トレンドとなっているDeFiの成長を支える柱として注目が集まっています。
そんなアバランチ(AVAX)の主な特徴は次の5つです。
▼高い処理能力を実現
アバランチ(AVAX)は、イーサリアムをはるかに上回る処理能力を実現しています。
イーサリアムが処理できる取引数は1秒間に14~15件と言われていますが、アバランチ(AVAX)はイーサリアムのおよそ320倍の取引処理が可能です。
同じくスケーラビリティ問題の解決を目指すポルカドット(DOT)と比較しても、アバランチ(AVAX)の処理能力が勝っています。
高い処理能力を実現できれば送金詰まりが起きる心配もなく、安いガス代でブロックチェーンを利用できます。
ちなみに2021年10月現在、アバランチのガス代は1取引あたり数円~数十円程度なので、手数料負けすることもありません。
▼DeFiの成長をサポート
アバランチ(AVAX)は「Avalanche Rush」というインセンティブプログラムを発表し、参加したユーザーやプロジェクトに対し合計197億円の報酬を用意。
DeFiの成長をサポートすると共に、イーサリアムチェーンからDeFiユーザーを奪うことを狙っています。
イーサリアムのスケーラビリティ問題が浮き彫りになっている今、DeFiプロジェクトはガス代が安く利便性の高い他チェーンに移行する流れが生まれているのが現状です。
結果として「Avalanche Rush」は成功し、多くのユーザーと資金流入を獲得しました。
▼誰でもNFTを作成できる
アバランチ(AVAX)は専用のウォレットを利用することで、DeFi同様トレンドになっているNFTを簡単に発行可能。
NFTはブロックチェーンを利用し写真やイラストなどのデータを1つ2つ識別し、唯一無二の価値を証明できる仕組みです。
アバランチ(AVAX)で作成したNFTをマーケットプレイスで売買して利益を得ることもできます。
▼イーサリアムと互換性が高い
アバランチ(AVAX)はイーサリアムのEVMという開発ツールに完全対応しています。
つまり、イーサリアム上のプロジェクトはスムーズにアバランチ(AVAX)へ移行可能です。
実際イーサリアム上のDeFiプロジェクトが、アバランチ(AVAX)へ移行しているケースは多数あります。
▼AVAXは価格が上がりやすい
アバランチの基軸通貨AVAXは利用される度に、バーン(焼却)される仕組みです。
バーン(焼却)とは仮想通貨を市場から消滅させることで、結果として流通枚数が減り希少価値が高まります。
つまり、アバランチが利用されるほどAVAXの希少価値が高まり価格が上がりやすい仕組み。
今後の価格動向と高騰のきっかけ
アバランチ(AVAX)は上述のように将来性が高く、今後も高騰する可能性が高いと思われます。
そして、今後アバランチ(AVAX)の高騰に期待できそうな出来事は次の2つです。
▼DeFi分野の成長
アバランチ(AVAX)はDeFiの成長をサポートする役割があるため、市場が成長するほど注目度を増し、AVAXの高騰に繋がりやすいです。
2020年に注目が集まり始めたDEFi市場は、2021年現在も急激に成長を続けています。
下記のグラフはDeFi市場への資金流入数を示したもの。
※DeFi Llamaより引用
右肩上がりにDeFi市場が拡大しているのが一目瞭然ですね。
アバランチの成長はDeFi市場の成長に比例するともいえるでしょう。
▼イーサリアムからの資金流入
DeFiプロジェクトの多くはイーサリアム上で稼働していますが、今後互換性の高いアバランチへイーサリアムから移行するプロジェクトが増える可能性も考えられます。
例えば、元々イーサリアム上で稼働していたAAVEやSushiswapは、すでにアバランチ上でも利用できるようになっています。
ユーザーはイーサリアムよりもアバランチを利用した方が圧倒的に手数料を抑えられるので、プロジェクトがアバランチに移行すれば資金もアバランチに流れ込むことに。
今後イーサリアムからアバランチに移行するプロジェクトが増えるほど、AVAXの高騰にも期待できそうです。
ただし、短期で爆発するというよりは、中長期でじわじわ上げていくようなイメージでしょう。
仮想通貨に関しては1か月で5倍に高騰するものも珍しくないため、物足りなさを感じる方もいると思います。
そういった方は「FXAIパートナーズ」のような短期かつ不安定相場でもハイリターンが狙えると話題のサービスが参考になるかもしれません。
これまでの価格推移と高騰要因
アバランチ(AVAX)の今後を占う意味でも、これまでの価格動向と要因も抑えておきましょう。
アバランチ(AVAX)のチャート画像を見てみると、過去に2度大きな高騰が起きました。
下記にどのようなことが要因だったのかまとめておきます。
▼2021年2月
アバランチ(AVAX)は2月に大手仮想通貨取引所へ上場し、年始から約15倍に高騰しました。
大手上場という期待感と共に買いが多く集まったと考えられます。
また、2020年末からビットコインが最高値更新を続け、仮想通貨市場全体が盛り上がったことも要因の一つだと考えられます。
アルトコインはビットコインの価格変動に影響される性質があるので、ビットコインや市場全体のニュースもチェックしておくといいでしょう。
▼2021年8月
アバランチ(AVAX)の「Avalanche Rush」が8月18日に発表され、AVAXの高騰に繋がっています。
「Avalanche Rush」の内容はDeFiプラットフォーム「Aave」と「Curve」のユーザーに対し報酬を用意し、新規ユーザーの獲得を狙うものです。
結果として8月中旬からアバランチチェーンの資金流入は急激に増加。
資金流入の増加に伴ってAVAXは8月だけで5倍以上に高騰しています。
新規ユーザー獲得に向けたプログラムは今後も予定されているようなので、発表された際にはAVAXの高騰に期待できるかもしれません。
アバランチ(AVAX)の買い方
アバランチ(AVAX)は2021年10月現在、日本の取引所には上場しておらず国内で購入できません。
したがって海外の仮想通貨取引所を利用して購入する必要があります。
おすすめの取引所は、アバランチ(AVAX)が最も多く取引されているバイナンスです。
今回は一例としてバイナンスでの買い方についてご紹介します。
>>バイナンスの使い方を登録・入金・取引方法から応用まで解説
▼国内取引所で仮想通貨を購入
バイナンスへ入金するための仮想通貨を国内取引所で購入します。
GMOコインやDMMビットコインは送金手数料が無料のため、おすすめの取引所です。
それ以外の取引所をご利用の方は送金手数料の安いリップル(XRP)がおすすめです。
ビットコインを送金する場合数千円の送金手数料が必要ですが、リップルならばわずか数十円の送金手数料で送金可能。
▼国内取引所からバイナンスへ入金
まずバイナンスの入金アドレスを取得します。
バイナンスのメニューから「ウォレット[Wallet)」→「フィアットと現物(Fiat and Spot)」を選択。
フィアットと現物の上部から「入金」を選択しましょう。
続いて入金したい仮想通貨を選択します。
今回はリップル(XRP)を例に解説していきます。
仮想通貨を選択すると、QRコードまたは入金アドレスとMEMOが表示されるのでコピーします。
入金アドレスを間違えると資産を失ってしまう可能性もあるため、手動入力ではなくコピーアンドペーストで入力するようにしてください。
▼入金した仮想通貨をコンバート
バイナンスでAVAXを購入できるのはBNB、BTC、BUSD、USDTペアです。
BTC以外の仮想通貨で入金した方は、バイナンスのコンバート機能で、トレード可能な仮想通貨へ交換しましょう。
コンバートは0.1%の手数料が必要ですが、手軽に仮想通貨同士を交換できます。
コンバートするには「トレード」から「コンバート」を選択します。
次に交換元となる仮想通貨を上に、交換先となる仮想通貨を下に選択しましょう。
後はどちらかの数量を入力すれば、もう一方の数量は自動的に反映されます。
「コンバージョンプレビュー」を押すと、確認画面で現在の交換レートが表示されます。
問題なければ決定を押すと、無事にコンバートが行われます。
▼バイナンスでAVAX購入
「マーケット」-「AVAXを検索」-「トレードペア選択」-「トレード開始」の順番に選択すると注文画面に移ります。
注文方法を「リミット」「マーケット」から選択し注文を出していきます。
「リミット」は指値注文のことで、自分が指定した価格になったら注文が発注されます。
望んだ価格で購入できるメリットがある一方、指定した価格によっては注文が発注されるまでに時間が必要です。
注文画面に購入したい価格と数量を入力し注文を出しましょう。
「マーケット」は成行注文のことで、現在の市場価格で即時注文が出されます。
すぐに注文が出せるメリットはありますが、望んだ価格で注文が出せない可能性もあります。
マーケット注文の場合は購入したいAVAXの数量だけを入力すれば問題ありません。
アバランチ(AVAX)はステーキングもおすすめ
アバランチ(AVAX)はバイナンスでステーキング可能です。
ステーキングは仮想通貨を一定期間保有しているだけで、金利を得られる仕組み。
バイナンスでは最大年利13%でステーキングできるので、中長期的に保有するのであればおすすめです。
※定期ステーキング中は売買や送金は不可
バイナンスでのステーキング方法は下記の通りです。
▼バイナンスのステーキング方法
まず「ファイナンス」-「バイナンスアーニング」-「定期ステーキング」と進みます。
「定期ステーキング」の検索窓に「AVAX」と入力すると、アバランチ(AVAX)のステーキング項目が表示されます。
後はステーキングする期間を「30日間」「60日間」「90日間」から選択し、「今すぐステーク」からステーキングする数量を選択したら完了です。
ステーキングの報酬は毎日配布されるので、確認しましょう。
アバランチ(AVAX)が日本に上場する可能性
アバランチ(AVAX)が今後日本の取引所に上場する可能性は、今の時点ではそれほど高くありません。
その理由として挙げられるのが、「DeFiの成長をサポートする立場」だからです。
DeFiはハイリターンが期待できる分野ですが、それ相応のリスクもあります。
「ユーザーの不利益にならない」ことが国内上場基準の1つと言われているので、DeFiプラットフォームを目指すアバランチ(AVAX)はやや厳しいかもしれません。
もちろんすでに大手取引所に上場済みで時価総額ランキング上位なので、今後アバランチ(AVAX)の活用事例が増えていけば国内上場の可能性は高まると思われます。
アバランチ(AVAX)のまとめ
アバランチ(AVAX)は、DeFi(分散型金融)の開発プラットフォーム、そしてスケーラビリティ問題を解決するために開発された仮想通貨。
高い処理能力を誇り、イーサリアムに比べ格段に安い手数料を実現しています。
アバランチの利用プロジェクト、ユーザーは着実に増えているので、今後も高騰に期待できるアルトコインといえます。
現在国内取引所では取り扱っていないので、興味があれば海外取引所を利用して購入しましょう。
アバランチ(AVAX)の基本情報
名称 | アバランチ(AVAX) |
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人気度 | |
時価総額 | 16位 |
取引所 | アバランチ(AVAX) バイナンス、コインベース、FTX、Huobi Global |
発行元 | AVA Labs |
アバランチが今後しっかりゴールを達成するには、サブネットが必要となります。そして、それが今後できるという話が既に出ています。サブネットができれば用途が増えて面白くなるはずです。