GMOコインは、GMOインターネットグループが運営する仮想通貨取引所です。セキュリティ対策や使いやすさに定評があり、幅広い層のユーザーから支持されています。
この記事では、GMOコインの魅力と特徴を詳しく解説します。
GMOコインの信頼性
GMOコインを運営するGMOインターネット株式会社は、1991年の設立以来、ドメイン登録やホスティングなどのインターネット関連事業で長年の実績を積み重ねてきました。この信頼性を基盤に、多くのユーザーから支持を集めています。
また、金融庁から正式に認可された暗号資産交換業者として登録されており、日本国内で利用できる取引所の一つ。セキュリティ対策にも力を入れ、ユーザー資産の保護や不正アクセス防止に取り組んでいます。
GMOコインのメリット
GMOコインには、他の仮想通貨取引所と比べていくつかのメリットがあります。ここでは、その主な特徴について詳しく見ていきましょう。
手数料が安い
GMOコインの大きな魅力の一つは、手数料の安さ。特に、日本円や仮想通貨の入出金手数料が無料である点です。
頻繁に取引を行うユーザーにとって、この無料サービスは有利ですね。
さらに、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要銘柄については、取引手数料がマイナスになることもあります。つまり、取引を行うたびに手数料を受け取れる場合があるのです。
このような仕組みは、日本国内でも珍しく、特にアクティブトレーダーにとってメリットとなるでしょう。
豊富な取扱銘柄
GMOコインでは、26種類以上の仮想通貨銘柄を取り扱っています。
ビットコインやイーサリアムといった主要銘柄に加え、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ステラルーメン(XLM)など、多様なアルトコインにも対応。この豊富なラインナップにより、市場動向や個々の投資戦略に応じてポートフォリオを組むことができます。
初心者にも使いやすい設計
GMOコインのスマートフォン向けアプリは、使いやすさに定評があります。仮想通貨取引だけでなく、外国為替FXも同じアプリ内で管理できるため、一つのプラットフォームで複数の商品を取引できる点が魅力です。
GMOコインのデメリット
GMOコインにもメリットだけでなく、デメリットがあります。ここでは、利用時に気を付けたいポイントについて解説します。
最低出金額が高く少額投資家には不便
GMOコインでは、日本円出金時の最低出金額が1万円からとなっています。この制限は、小額投資家や少額しか口座残高がないユーザーにとって不便に感じるかもしれません。
他社では最低出金額が設定されていない場合もあるため、この点はデメリットと言えるでしょう。
取引所形式で注文成立しづらい場合がある
GMOコインでは、「販売所形式」と「取引所形式」の2つの形式で仮想通貨売買が可能ですが、一部ユーザーから「取引所形式では注文が成立しづらい」という声も上がっています。
特にマイナー銘柄の場合、市場参加者自体が少ない時間帯には売買注文が成立しないことがあります。これは板(オーダーブック)が薄いためであり注意が必要です。
GMOコインの口コミと評判
実際にGMOコインを利用しているユーザーからは、どのような評判が寄せられているのでしょうか。ここでは、良い口コミやネガティブな声を見ていきましょう。
良い評判:手数料無料と使いやすさ
多くのユーザーから好評を得ている主な点は、「手数料の安さ」、「取扱銘柄の豊富さ」、「入金の即時反映」です。他社と比較しても魅力的であり、多くのトレーダーから支持されています。
また、日本円だけでなく仮想通貨の入出金も手数料が無料であるポイントも高いですね。
悪い評判:チャート機能や注文成立率
一方で、一部ユーザーからネガティブの声が上がっているのは、「キャンペーンの少なさ」、「チャートの使いにくさ」、「日本円でしか仮想通貨を購入できない」点などです。特に、チャート機能については、PC版と比べてスマホ版の操作性や表示機能面で劣っているとの意見があります。
また、「取引所形式では注文成立しづらい」と感じるユーザーもいるようです。これらの改善点については、今後の対応が期待されますね。
GMOコインの口座開設方法
GMOコインの口座開設はシンプルで、すぐに開設できます。ここでは、口座開設方法をステップごとに解説します。
ステップ1: メールアドレス登録
まず、公式サイトまたはアプリからメールアドレス登録を行います。その後、送信される確認メール内のリンクから次のステップへ進みます。
ステップ2: 必要情報入力&本人確認書類提出
次に、氏名や生年月日などの必要情報を入力し、運転免許証等の本人確認書類を提出。「かんたん本人確認」機能を利用すれば、最短10分程度で完了します。
ステップ3: 口座開設コードの受け取り
本人確認が完了すると、GMOコインから「口座開設コード」が送付されます。このコードをログイン後に入力することで、口座開設が正式に完了。
通常、本人確認完了から数日以内にコードが届きますが、「かんたん本人確認」を利用した場合は、より迅速に手続きが進むこともあります。
ステップ4: 取引開始
口座開設が完了したら、日本円を入金し、すぐに仮想通貨の取引を始めることができます。入金方法も銀行振込やコンビニ入金、クイック入金など多様で、自分のライフスタイルに合った方法を選べる点も便利です。
特にクイック入金は即時反映されるため、急な相場変動にも対応できるでしょう。
GMOコインの使い方
GMOコインは、初心者にも使いやすい設計となっています。
日本円の入金方法
GMOコインで仮想通貨を購入するためには、まず日本円を入金する必要があります。入金は、銀行振込、クイック入金、コンビニ入金の3つの方法で可能です。
銀行振込は、GMOコイン指定の銀行口座へ振り込む方法です。振込手数料はユーザー負担となりますが、比較的高額な入金を行う際には推奨されます。
クイック入金は、インターネットバンキングやコンビニ決済を利用して即時入金できるサービスです。手数料は掛かりますが、すぐに取引を開始したい場合には便利です。
コンビニ入金は、全国の主要なコンビニエンスストアから入金できる方法です。手軽さが魅力ですが、こちらも手数料が発生します。
仮想通貨の購入方法
日本円の入金が完了したら、次に仮想通貨を購入。GMOコインでは、「販売所形式」と「取引所形式」の2つの購入方法があります。
販売所形式では、GMOコイン自体が売り手となり、ユーザーは提示された価格で即時購入可能。スプレッド(買値と売値の差)が広くなる傾向がありますが、その分注文成立率は高く、初心者には最適な方法です。
取引所形式では、他のユーザーとの間で売買を行います。スプレッドは狭くなるため実質的な手数料負担は少なくなりますが、市場参加者とのマッチング次第で注文が成立しない場合もあります。
仮想通貨の送金・受け取り
GMOコインでは、自分のウォレットに保管している仮想通貨を他のウォレットへ送金することも可能です。
また、他人から仮想通貨を受け取る際にも専用アドレスを使用して簡単に受け取れます。送金時にはネットワーク手数料(マイナー手数料)が発生するため、その点も考慮しておく必要があります。
GMOコインの安全性
仮想通貨市場では、過去に多くのハッキング事件や不正アクセスによる資産流出事件が発生しています。そのため、安全性やセキュリティ対策は取引所選びで重要なポイントと言えるでしょう。
GMOコインでは、この点について対策を講じています。
二段階認証(2FA)の導入
GMOコインでは、不正アクセス防止策として「二段階認証(2FA)」を導入。ログイン時や出金時など重要な操作を行う際に、通常のパスワード入力だけでなくスマートフォンアプリなどによる追加認証が必要となります。
この二段階認証によって、不正ログインや資産流出リスクを低減させています。
SSL暗号化通信
GMOコインでは、すべての通信データをSSL暗号化技術で保護しています。この技術はオンラインバンキングなどでも採用されているものであり、第三者による通信内容の盗聴や改ざんを防ぐ役割を果たします。
これにより、ユーザー情報や資産データが外部から不正アクセスされるリスクを抑えています。
顧客資産と会社資産の分別管理
GMOコインでは、顧客資産と会社資産を分別管理しています。具体的には、「コールドウォレット」と呼ばれるオフライン環境で顧客資産を保管し、不正アクセスによるハッキングリスクから守っています。
また、一部資産については「ホットウォレット」で管理されていますが、この場合でも多重セキュリティ対策が施されています。
GMOコインまとめ:誰におすすめか?
GMOコインは、初心者から上級者まで対応できる仮想通貨取引所です。特に、以下のようなユーザーにはおすすめと言えるでしょう。
- 低手数料で多くの銘柄取引を行いたい方
- スマートフォンアプリ中心で取引したい方
- セキュリティ面を重視する方
一方で、小額投資家や頻繁な出金予定があるユーザーの場合、一部制約について事前に理解しておくことが大切です。
GMOコインの基本情報
名称 | GMOコイン |
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販売形式 | 販売所 |
運営会社 | GMOコイン株式会社 |
設立日 | 2016年10月01日 |
所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス |
資本金 | 37.58億円 |
サイトURL | https://coin.z.com/jp/ |
GMOコインは8月15日に取引所をオープンするそうですね。どんな取引所になるのか楽しみです!!