「参加者全員誰もが1億円の世界へ」という謳い文句で宣伝している高速錬金マシン神威。
なかなかに香ばしい商材ではありますが、調べてみると香ばしいどころの騒ぎではありませんでした。
高速錬金マシン神威を利用すれば本当に稼げるのか?
そんな率直な疑問の答えを探るべく、徹底的に調査を行ってみました。
武田勇吾の神威とは
武田勇吾の神威はスキル、経験、年齢一切不問、さらに何の努力をすることもなく1億円の世界へと行けるらしいバイナリーオプションの自動売買ツールです。
別名高速錬金マシン神威というようですね。
神威はスマホ1台、ボタンを押すだけで運用できるらしくその実力は勝率90%、日利2%を実現するとのこと。
3か月で602万円の利益を実現してくれた自動売買ツール「XANK」といい勝負ですね。
商品ページにはスマホをタップするだけで「52,780円」「69,165円」「152,975円」などと高速錬金マシン神威の実績が紹介されていました。
ここまで見ると高速錬金マシン神威は中々使えそうなツールのようですが、詳しく調べてみると怪しい点が次々と明らかになってきたんです。
神威が怪しいと言われる理由
神威の怪しい点は次の3つ。
▼開発者武田勇吾の素性が不明
高速錬金マシン神威の開発者は武田勇吾という人物。
プロフィールを見てみると、金融系システム開発の専門家として大手証券会社や金融業界でAIシステムを提供してきたとのこと。
さぞ有名な方なのだろうと検索してみたのですが、武田勇吾という名前を検索してみても出てくるのは高速錬金マシン神威の情報ばかり。
金融システムの開発に携わっていた事実、大手証券会社に勤めていた事実は確認できませんでした。
なぜ情報が出てこないのか?
可能性として考えられるのは武田勇吾という名前が偽名、またはそもそも大手証券会社に勤めていた経験などないという2つくらいでしょうか。
真実はわかりませんが、いずれにしても武田勇吾という人物の実績は確認できませんでした。
▼インタビュー大森に悪評あり
武田勇吾の動画にインタビュアーとして登場している大森淳弘という人物。
実はただのインタビュアーではなく、自身で情報商材を売り出した過去のある立派な情報商材屋さんなんです。
大森淳弘は在宅オンラインビジネス歴10年の専門家を名乗っています。
あらゆる分野の稼ぎ方に精通しているらしく、これまで10億円以上稼いできたと同時に3000人以上に稼ぎ方を指導した経験があるとのこと。
しかし、調べた限り大森淳弘が関わる情報商材は、ほとんどが稼げない、怪しいと言われるものばかりでした、
例えば、大森淳弘が開発したらしいプライベートバンクシステムという商材。
自動売買ツールでほったらかしで億を目指せる業界初の手法らしいのですが、残念ながら稼げたという口コミ・評判は確認できず。
むしろ怪しい・詐欺と言った強烈な言葉ばかりが並んでいました。
大森淳弘がこれまでに関わってきた案件の多くにそういったネガティブな評判が並んでいるのが現実です。
それを踏まえると大森淳弘が関わっている高速錬金マシン神威も危ない香りがしますね。
今回はインタビュアーという立場ではありますが、実は本当の仕掛け人は大森淳弘自身なんじゃないかと睨んでいます。
▼実績の作りが雑過ぎる
神威の商品ページを見てみると、稼げている証拠として全取引履歴が公開されていました。
この表だけを見るとたしかに稼げているのは間違いなさそう。
もちろん本物の履歴ならばの話です。
若干それっぽく寄せて作ってはいるようですが、実績としてのせられている表はエクセルで作ったように見えます。
エクセルならば実績をどうとでも作れてしまうので、信ぴょう性の欠片もありません…。
この実績を鵜吞みにし「本当に稼げるんだ!」とはならないように気を付けましょう。
神威は高額ツールだった
神威を利用するにはもちろん無料とはいきません。
神威を受け取るためには、プレミアムメンバーシップ会員になる必要があります。
その金額は198,000円。
金額的には高いのですが、情報商材の相場で見たら平均的くらいでしょうか。
神威では全額返金保証を謡っているのですが、稼げなかったから気軽に返金できるというわけではなさそうです。
返金条件は次の通り。
・サービス提供期間終了後から7日以内に申請
・サービス期間中である半年間は返金保証対象外
・運営者とのやり取り画像履歴、実践証拠履歴がわかる資料などを準備
・サポート期間中に大会を申し出た場合は返金保証外
簡単にまとめると、返金保証を受ける場合はサービス期間終了後に、実際に神威を実践して稼げなかったという証拠を揃えて申請する必要があるわけですね。
中には返金保証を謡っておきながら「言われた通りにやってないからダメ」と返金をしてくれないケースもあるので注意です。
武田勇吾 神威の販売会社
武田勇吾の高速錬金マシン神威の販売会社は株式会社ワンダーリアリティという企業。
代表取締役は田中康裕と記載されていました。
会社名をGoogleで検索してみたのですが、関連キーワードに「詐欺」という穏やかではない言葉が…。
火のない所に煙は立たぬと言いますが、実際どうなんでしょうね。
ちなみに株式会社ワンダーリアリティは高速錬金マシン神威だけではなく、NOBUの全自動インサイダーロボという情報商材を販売している会社でもあります。
こちらも怪しいと話題になっている商材ではありますね。
高速錬金マシン神威は使うの怖そう
開発者 武田勇吾が誰でも1億円の世界にいけると豪語している高速錬金マシン神威。
わずかワンタップで富を築けると謡っていますが、実績が雑すぎる、開発者がウソの経歴を語っている可能性など怪しい点が目立ちます。
約20万円と高額な費用を払ってまで利用する価値があるかどうかは正直微妙ですね。
個人的には相当な覚悟を持って利用しなければ後悔しそうと思ってしまいます。