SNSや情報商材業界で物議が飛び交っている松宮義仁氏。
その活動内容と、多くの人々が被害を受けたとされる実態について紹介していきます。
「確実に儲かる」といった誇大広告で注目を集めたビジネスモデルや、仮想通貨プロジェクトの失敗、そして被害者の声を通じてこの問題の深刻さを浮き彫りにしていきましょう。
松宮義仁(マツベイビー)の概要
松宮義仁氏は情報商材業界でかなり存在感を放つ人物です。
彼が展開するビジネスモデルは、多くの人々の関心を引きつけると同時に、様々な問題を引き起こしてきました。
ここでは、松宮義仁氏の経歴や主な活動内容を紐解きながら、その実態に迫ってみましょう。
誇大広告と情報商材販売
松宮義仁氏は過去に
- 転売ビジネス
- SNS現金化
- 仮想通貨投資
など、様々なテーマの情報商材を展開。これらの商材に共通するのは、「絶対に儲かる」という強烈なキャッチコピーです。
特に注目を集めたのが「フリーダムライフクラブ(FLC)」と呼ばれるプロジェクトで、「3万円が3000万円に確実になる」という驚異的な利益率を謳っていました。
また、「巨大利権継承クラブ」という別プロジェクトでは、30万円の入会金で「年収3000万円を保証する」と宣伝。
これらの商材は、短期間で莫大な利益を得られるという夢のような話で多くの人を引き付けましたが、実際にはその約束が果たされることはありませんでした。
松宮義仁氏は自身を「Facebookを日本に定着させた立役者」と称し、SNSを活用した収益化方法を教える塾も運営。
しかし、この塾の内容にも多くの苦情が寄せられ、実用性のない情報が提供されていたとの報告もかなり上がっています。
さらに、松宮義仁氏の信頼性に大きな疑問を投げかける出来事として、東京国税局から3億3000万円もの申告漏れを指摘され、1億円以上の追徴課税を受けたことが明らかになっています。
これらの事実は、松宮義仁氏のビジネスモデルの透明性や信頼性に深刻な疑念を投げかけるものと言えるでしょう。
松宮義仁(マツベイビー)の仮想通貨プロジェクト「NAGEZENI(NZE)」
松宮義仁氏は情報商材販売に留まらず、2016年頃から仮想通貨に注目し始め立ち上げたのが「NAGEZENI(NZE)」というプロジェクトです。
このプロジェクトは、多くの投資家の期待を集めましたが、結果的に大きな問題を引き起こすことになりました。その経緯と影響について、詳しく見ていきましょう。
ICOでの誇大広告とその結果
「NAGEZENI(NZE)」は松宮義仁氏によって「最低でも30倍値上がりが確定するコイン」と謳い、2018年11月に仮想通貨取引所に上場されましたが、その経過は投資家たちの期待を大きく裏切るものでした。
上場前、NZEは10円から18円で販売されていましたが、上場直後に価格は1円前後まで下落。2019年5月には取引所から上場廃止となってしまいました。この結果、多くの投資家が大きな損失を被ることに…
松宮義仁氏は当初、NZEのICO(初期仮想通貨公開)購入者に対して「2019年5月末に全額返金する」と約束していました。
しかし、この約束も果たされず多くの被害者から苦情が。「最低でも30倍値上がりが確定する」という松宮義仁氏の豪語と、実際の結果との間には著しい乖離がありました。
このような過度に楽観的な見通しを示す広告は、多くの人々を誤解させ、結果として大きな経済的損失をもたらしました。非常に悪質の手口ですね。
松宮義仁(マツベイビー)のSNS活動とその不透明性
松宮義仁氏はビジネス展開においてSNSを積極的に活用してきましたが、その活動内容や対応には不透明な部分が多く、批判の的となっています。
ここでは、松宮義仁氏のSNS活動の実態と、それに対する疑問の声を詳しく見ていきましょう。
SNSアカウントの状況と批判への対応
松宮義仁氏はInstagramやFacebookなど、複数のSNSプラットフォームで活動していましたが、気になるのは現在のInstagram(アカウント名:yoshihitomatsumiya)の状況です。
3611人ものフォロワーを抱えているにもかかわらず、最後の投稿が2016年1月10日で止まっています。
一方、Facebookでの活動にも問題が指摘されています。
松宮義仁氏の投稿に対して批判的なコメントが寄せられることがありますが、それらのコメントがすぐに削除されているという声が複数上がっており、怪しさ全開ですよね。
このような行動は、SNSを通じてビジネスを宣伝する一方で、批判や問題提起を封じ込めようとしているかのような印象を強く受けます。
SNSは双方向のコミュニケーションツールであり、批判的な意見も含めて、オープンな対話の場となることが普通ですが、松宮義仁氏のSNS運用はそのような期待に応えているとは言い難い状況です。
こうした不透明なSNS活動は、松宮義仁氏のビジネスモデル全体の信頼性にも影響を与えかねません。情報の公開と対話の姿勢が求められる現代のビジネス環境において、このような対応は時代に逆行していますよね。
松宮義仁(マツベイビー)被害者の声
松宮義仁氏のビジネスモデルに関して、多くの被害者からの声が寄せられています。
これらの口コミや評価は、松宮義仁氏の活動の実態を知る上で重要な情報源。被害者たちの悲痛な声をいくつか紹介します。
絶対に許せません。返金は返金依頼の用紙に記入した銀行に振り込まれると書かれていましたが、何度もやり取りをしても一向に実行されません。必ず返金すると言われた内容は全て記録に残していますが、これは明らかに詐欺です。一生懸命稼いで松宮さんを信じて入会したのに、このような結果になって本当に悔しいです。
本当に酷すぎて驚きます。他の情報商材と違って、『あなたは何もしなくていい。2年後資産が30倍』と言われていたのに、このありさまです。『投資は自己責任』では済まされない問題だと思います。105万円返してほしいです。
NZEは、ゴールドを2口(56万返金対象)の被害で、これとは別にICO勧誘会にてDXcashを20万分購入しましたが、これについても約束の配布がされていません。許すわけにはいきません。警察に被害届を出します。
アフィリが好きすぎて
これらの口コミは、松宮義仁氏のビジネスモデルに対する信頼性の低さを如実に示しています。
約束が守られないこと、誇大広告の実態、そして返金トラブルなど、多くの問題が指摘されており、その影響の大きさがうかがえます。
X(旧Twitter)上の評判
Xユーザーの間では、松宮義仁氏のビジネスに対する厳しい批判が数多く見られます。例えば、あるユーザーは次のように投稿。
「フリーダムライフクラブ」がどのようなものなのか、簡単にご説明すると、
100%稼げるなどの謳い文句で販売開始
売り方は今回と同様で、様々なパイプを持っている系
確実に年収3000万円になれるはずが、誰一人稼げていない
返金保証のはずが、一切返金には応じていない
弁護士が絡む返金騒動 pic.twitter.com/phg5zXhwgM
— 『天命』 (@34fjZfFGkdd4wfN) September 2, 2023
この投稿は、松宮義仁氏の誇大広告と現実のギャップを端的に表現しています。
「100%稼げる」という宣伝文句と、実際には誰も稼げていないという現実。さらに、返金保証が守られていないという指摘は、ビジネスの信頼性に深刻な疑問を投げかけるものです。
続いて、松宮義仁氏のビジネス手法について次のように分析しています。
といった具合です。情報商材詐欺の典型ともいえるオーソドックスな詐欺手法でした。
ちなみに「フリーダムライフクラブ」以外にも
仮想通貨バンククラブ
NAGEZENI
など、仮想通貨関連の情報商材や詐欺目的のICOに深く関与している人物になります。
— 『天命』 (@34fjZfFGkdd4wfN) September 2, 2023
この指摘は、松宮義仁氏の活動が単一のプロジェクトに限らず、複数の疑わしいビジネスに及んでいることを示唆しています。
さらに、松宮義仁氏と他の人物との関連性を指摘。
「松宮義仁(マツベイビー)」に騙された『I 氏』救いの詐欺師が佐藤由太だった。
松宮義仁と佐藤由太の繋がりも確認できた。
— 『天命』 (@34fjZfFGkdd4wfN) September 2, 2023
この投稿は、松宮義仁氏が他の疑わしい人物とも繋がりがある可能性を示唆。このような人的ネットワークの存在は、問題の根の深さを物語っているかもしれません。
X上の声は、松宮義仁氏のビジネスモデルに対する一般の人々の不信感や疑念を如実に表しています。
誇大広告、返金トラブル、複数の疑わしいプロジェクトへの関与、そして他の問題のある人物との繋がりなど、様々な角度から批判が寄せられていますね。
松宮義仁(マツベイビー)の現在と法的措置
松宮義仁氏をめぐる法的問題と現在の状況について、見ていきましょう。
税務問題と集団訴訟の動き
東京国税局の調査により、松宮義仁氏に3億3000万円の申告漏れが指摘され、1億円以上の追徴課税を受けたことが明らかになっています。
また、フリーダムライフクラブ(FLC)やNAGEZENIプロジェクトに関しては、被害者による集団訴訟の動きも出ているようです。
現在、松宮義仁氏は香港に在住しているという情報もあり、今後の法的手続きの進展が注目。
彼は「自分は塾のコンテンツホルダーに過ぎない」として、返金請求を販売元に丸投げするような対応を取っているとのことで、この姿勢が多くの被害者の反感を買っています。
まとめ
松宮義仁氏をめぐる一連の問題は、現代のビジネス環境における重要な課題を浮き彫りにしています。
誇大広告や過剰な収益保証を通じて多くの消費者を引きつけるビジネスモデルの危険性、それによって引き起こされる様々な問題について、真剣に考える必要があるでしょう。
松宮かねかえせぇ~