オーリーはyoutubeで活躍するFXトレーダー。
一撃一億円達成の動画を投稿したかと思えば、7000万円のロスカットを食らうなどエンターテイメント要素の強い人物です。
それにオーリーの評判は決して絶賛の嵐ではなく、「デモトレード疑惑」が浮上するなどアンチも一定数いる模様。
たしかに億トレーダーである証拠はなく、自称しているだけの可能性も捨てきれません。
そんなオーリーの評判とトレーダーとしての実力、手法まで徹底的に調べてみました。
FXトレーダーオーリーとは
オーリーは主にyoutubeで活躍しているFXトレーダーです。
高校卒業後に大学には進学せずに20歳という若さで起業した経歴の持ち主。
「お金持ち」への憧れが強いことから、投資で稼ぐことに興味を持ったようです。
そんなオーリーがyoutubeで情報発信しているのは主に次の3つ。
・相場の展望・予測
・トレードの損益
・トレード手法
過去に人気youtuberのラファエルとトレードバトルを行うなど、精力的にyoutube活動を行っていたオーリーですが、2022年現在の投稿頻度は週に1度ほど。
チャンネル登録者数は10万人と人気を集めていただけに、寂しい思いをされている方も少なくないようです。
いきなり投稿頻度が少なくなったことで「オーリーが消えた」とも言われていますが、公式ブログは毎日のように更新されていることから、現在は公式ブログに活動の拠点を移しているようです。
そんなFXトレーダーオーリーですが、稼いでいるトレーダーなのかと言えば際どいと言わざるを得ません。
億トレーダーは嘘?本当?
「億トレーダー」を自称しているオーリーですが、結論を言ってしまうとFXトレードでトータルで億稼げているのか不明です。
オーリーのyoutube動画では、自身のトレード爆益が度々公開されています。
わずか1日で6800万円を超える利益を叩き出すという何とも羨ましい結果を残しています。
「FXで一攫千金を狙いたい」と考えている人たちから憧れを集めていることが、オーリー人気の理由なのでしょう。
ここまで聞くと、オーリーは凄腕トレーダー?と感じるかもしれませんが、現実は違います。
オーリーは爆益の一方で-7500万円ロスカットされたなど、損失にフォーカスした動画も多数投稿。
利益のでかさもさることながら、損失のでかさも常軌を逸していますね。
オーリーの動画はリスク管理の重要さを教えてくれているようにも思います。
また、オーリーに関しては度々「デモトレードじゃないか?」という疑いの声が挙がっています。
オーリーのFX実績にデモ疑惑浮上
オーリーはデモトレードの疑いをかけられていますが、現時点ではどちらとも言えません。
オーリーがデモトレードの疑いをかけられるきっかけとなったのは、「一撃一億円を達成した」という動画。
この動画内で取引ツールMT4のクレジット欄が0になっていることが確認できます。
通常クレジットには、FX業者が行っている入金ボーナスが反映されるもの。
オーリーが利用しているXMというFX業者においても入金ボーナスは実施されているため、入金ボーナスがないのはおかしいという意見があるようです。
つまり、「クレジットが0=最初から入金していないデモ口座」なのではないかという意見ですね。
ただし、クレジットが0だからといってデモ口座と決まったわけでもなく、今は憶測の範囲にとどまっています。
それに仮にデモトレードだとしても、1億円の利益を得られるのであれば、トレーダーとしての腕前はたしかとの見方もできます。
オーリーのFXトレード手法
FXトレーダーオーリーが多用する手法は「グランビルの法則」と「投機筋を利用したトレード」です。
▼グランビルの法則
グランビルの法則は、移動平均線とローソク足の位置から売買タイミングを判断する手法。
グランビルの法則には下記の8パターンが存在しています。
1.上向き、または横ばいの移動平均線を価格が下から上へ抜けた場合、買いサイン
2.上向きの移動平均線を価格が一時抜けた後、再度上抜けた場合、買いサイン
3.上向きの移動平均線の近くまで価格が下落し、移動平均線を下抜けることなく再度上昇した場合、買いサイン
4.価格が下向きの移動平均線の下に大きく乖離した場合、買いサイン
5.横ばいまたは下抜きの移動平均線を価格が下に抜けた場合、売りサイン
6.下向きの移動平均線を価格が一時抜けた後、再度下抜けた場合、売りサイン
7.下向きの移動平均線の近くまで価格が上昇し、移動平均線を上抜けることなく再度下落した場合、売りサイン
8.価格が上向きの移動平均線の上に大きく乖離した場合、売りサイン
8つのグランビルの法則の中でもオーリーが重要視しているのが4番と8番です。
4番と8番は移動平均線と大きく乖離したロウソク足の元に戻ろうとする性質を利用した逆張り手法。
乖離が大きくなるほど大きな値幅を狙えますが、どの程度の乖離が広がったら売買タイミングなのか読み取るのが難しい面もあります。
オーリーは移動平均線がどのくらいの乖離率が売買サインなのかまでは触れていないため、あまり再現性の高いトレード手法とは言えないかもしれません。
ちなみに有名FXトレーダーの中で「波乗りジョニー」も同じように、EMA(指数平滑移動平均線)との乖離を狙ったトレード手法を得意としています。
▼投機筋を利用したトレード
投機筋とはヘッジファンドや機関投資家を含む短期的な値動きを利用して利益を得ようとする投資家のことです。
オーリーは投機筋トレーダーを名乗っていることもあり、投機筋の思惑や動向を注視しています。
公式ブログでは投機筋チャートなるものを公開。
赤線がポンド円の価格、オレンジグラフが大口投資家、つまり投機筋のポジション保有量を示します。
真ん中の0を基準にポジション保有量が上にいくほど買いポジションが多く、反対に下にいくほど売りポジションが多くなります。
FXは大口投資家が相場を動かしているという事実があるだけに、FXの勝率を上げるならばその動向は無視できません。
その点オーリーが公開している投機筋チャートは一目で大口投資家の動向がわかるため、非常に有益です。
もっとオーリーのFXに対する考え方を知りたい方は、youtube動画を参考にしてみても良いでしょう。
オーリーのおすすめyoutube動画
オーリーのyoutubeチャンネルは登録者数10万人と、FXトレーダーの中でも多くの人気を集めています。
そんなオーリーの動画の中からおすすめの動画を独断と偏見で選び、3つ紹介していきます。
▼おすすめ動画①
おすすめの動画一つ目は、ストップ狩りに関する動画です。
オーリーがFX会社からストップ狩りを受けたことについて詳しく触れています。
ストップ狩りとは大口投資家の投資家が、意図的に個人投資家の損切りを発動させるトレード戦略です。
FXトレードで稼ぎたいと考えているのであれば、見ておいても損はない内容になっています。
▼おすすめ動画②
おすすめの動画2つ目は、一撃一億円を達成した際の様子を記録した動画です。
一億円を達成した手法についても語られています。
▼おすすめ動画③
3つ目の動画はオーリーがFXで1億円のロスカットを食らう際の様子を収めた動画です。
「こうはなりたくない」という反面教師として見る価値のある動画になっています。
最後にオーリーの評判も紹介しておきます。
オーリーの評判
オーリーの評判を調べてみると、賛否両論という印象です。
良い評判としては「有益な情報を提供してくれている」「勝てるようになった」との意見が見受けられます。
オーリーは「投機筋トレーダー」と名乗っていることもあり、投機筋の動向に関する動画を多数公開しています。
FXで勝つためには投機筋・大口投資家の動向を把握しておくのも重要です。
その意味ではオーリーは有益な情報を提供していると言えますね。
その一方で「初心者を嵌め込もうとしている」「借金がある」との評判も聞かれます。
借金がある=トレードで勝てていないということにはなりませんが、1億円稼いだことへの信ぴょう性は薄くなってしまいますよね。
「オーリーが消えた」と言われている理由に、借金が発覚したことも影響していると言われています。
また、オーリーは以前違う名義でFX塾を運営していた経歴もあるようです。
オーリーのFX塾は評判が悪い
オーリーの本名は奥田大輔といわれています。
その奥田大輔が運営していたFX塾が「AchieveFXアカデミー」。
入会金が50万円と超高額であるにも関わらず、FXトレードで勝てるようにはならなかったとのこと。
「AchieveFXアカデミー」に関しては集団訴訟にまで発展し、集団訴訟プラットフォームMatomaでは約500万円が請求されています。
やはり評判の悪い商品やサービスは淘汰され、評判の良いものが生き残るのは世の流れと言えるかもしれませんね。
最近は「XANK」のように利用者からの評判上々の自動売買ツールが人気を集めています。
私も試しに利用してみましたが、3か月で602万円の利益を実現してくれたため、実力は認める他なさそうです。
オーリーは赤字事業との損益通算ができるから海外FXを使ってると言ってるけど国内FXでも損益通算は可能だし、毎年数千万の赤字を損益通算する必要があるオーリーの事業とはなんだ?