FXトレーダーにとって「ポジポジ病」は避けて通れない課題の一つ。
取引を繰り返すたびに、なぜか常にポジションを持ちたくなり、冷静な判断が難しくなってしまう。
この「ポジポジ病」が原因で、退場を余儀なくされたトレーダーは少なくありません。
「ポジポジ病は治らない」という意見も多く、実際ある日突然治るようなものではないです。
これは実体験として断言できるレベル。
しかし、効果的な改善方法は存在します。
本記事ではポジポジ病の原因とその克服方法を詳しく解説し、冷静で計画的な取引を実現するための具体的なアプローチをご紹介します。
ポジポジ病が治らない時の改善方法7選
経験上、ポジポジ病には即効性のある改善策は存在しません。
小さな意識、行動の変化が結果的にポジポジ病の改善に繋がっていきます。
それ相応の覚悟と精神力の強さが必要です。
▼トレードルールの作成と遵守
ポジポジ病の改善には明確なトレードルールを作成し、それに従うことが重要です。
このルールには取引のエントリーとエグジットの条件、リスク管理のルール、資金管理のルールなどが含まれます。
トレードは1日〇回までと決めてしまうのもありだと思います。
リスク管理であれば、1回の取引で失うことのできる金額を設定しておくことが重要です。
資金の一部しかリスクにさらさないことで、冷静な判断がしやすくなります。
これらマイルールに従うことさえできれば、無駄にポジションを取ることはなくなります。
しかし、結局は精神力の強さが問われる方法なので、トレードルールを破ってし待ったら何の意味もありません。
▼トレード日誌の活用
トレード日誌に自分の取引の記録を残すことで、客観的に自分の取引パターンを見直すことができます。
これにより、無駄な取引を減らす手助けになります。
ただ、毎回トレードを記録するなんて正直言ってめちゃくちゃめんどくさいですよね、わかります。
トレード日誌は試したことがありますが、結局三日坊主に終わってしまった経験がありますね。
トレードルールと同じく継続力がものを言う改善策です。
▼感情の管理
トレード中の感情(恐怖、欲望、興奮など)をコントロールすることが重要です。
瞑想やマインドフルネス、リラクゼーション技術を活用することで、冷静な判断ができるようになります。
リラクゼーション音楽をかけながらトレードしたら、意外とトレード欲がなくなっていいかもしれません。
▼トレードについて知識を深める
マーケットやトレード手法に関する知識を継続的に学ぶことも重要です。
知識が増えることで自信を持って取引を行えるようになり、無駄な取引を減らすことができます。
▼メンターやコミュニティの活用
経験豊富なトレーダーからのアドバイスや、トレーディングコミュニティでの情報交換を活用することで、自分のトレード方法を改善することができます。
ポジポジ病という同じ悩みを持つトレーダー同士で交流し、悩みを共有することで気持ちも楽になるでしょう。
▼デモトレードで経験を積む
実際の資金を使わずにデモアカウントで取引を行い、トレードの精度を上げ無駄な取引をしない訓練を積むことも有効です。
▼休憩を取る
取引の間に定期的に休憩を取ることで、冷静な判断力を維持することができます。
トレードの間に運動をしてみたり、コーヒータイムを挟んだりして気持ちをリフレッシュさせましょう。
そもそもですが、自分で行うだけがトレードではありません。
ポジポジ病になって疲れてしまうくらいであれば、自動売買を検討してみても良いと思います。
最近は「XANK」のように利用者からの評判上々の自動売買ツールもあるんですね。
個人的に試してみましたが、3か月で602万円の利益を実現してくれ、実力は認める他ないなと思っているところです。
ポジポジ病になってしまう原因
そもそもなぜポジポジ病になってしまうのか?
ポジポジ病が治らないと嘆く前に、何が原因になっているのかを把握しておきましょう。
心当たりのある部分があるならば、まずはそこを改善する意識が重要です。
▼衝動的な性格
元々の性格が由来してポジポジ病になってしまっているケースもあります。
その場合、感情に基づく判断: 感情に流されやすく、冷静な判断を下すのが苦手。
長期的な結果よりも、すぐに得られる利益を優先しがちになるわけです。
▼過度の自信
自分のトレードスキルに過度の自信を持ち、無計画な取引をしてしまうケースもあります。
損失が出ても、自分の判断が正しいと信じてポジションを増やしてしまう。
▼焦燥感
早く利益を出したいという気持ちが強く、無計画な取引を繰り返してしまうケース。
他のトレーダーと自分を比較して焦りを感じ、無理な取引を行う。
▼過度のリスクテイク
高リスク高リターンの取引を好み、小さな利益を積み重ねることを嫌う。
リスク管理のルールを守らず、一度に多くのポジションを持ちがち。
▼知識不足
十分なマーケット知識やトレーディングスキルがないため、感情に頼った取引をする。
自己改善や学習に対して消極的で、同じミスを繰り返す。
▼過度の依存
取引を行うこと自体に依存し、ポジションを持っていないと不安になる。
常に市場に参加していたい: 取引をしないと気が済まない。
▼過去の成功体験
一時的な成功: 過去に短期間で大きな利益を得た経験があり、それを再現しようとする。
一度の成功体験に固執し、同じ手法で成功し続けると信じる。
ポジポジ病を治すには成功体験を積むのが一番
実体験から言うと、ポジポジ病を治すには小さな成功体験を積み、適度な自信をつけることが最も効果的でした。
1度の成功体験に固執するのではなく、より多く成功体験を積み重ねるイメージですね。
「やたらめったらポジションを持たなくても勝てる」という部分に実体験として気づくことが一番の近道です。
▼自信の形成
小さな成功体験を積み重ねることで、自分のトレーディング手法や判断に対する自信が生まれます。
自信があると焦ってポジションを取る必要がなくなり、冷静な判断ができるようになります。
成功体験が増えることで、トレードに対する不安が軽減され、安定したメンタル状態で取引に臨めるわけです。
▼ルールの強化
成功体験を積むことで、自分の立てたルールが効果的であることを実感できます。
これにより、トレードルールを守るモチベーションが高まり、計画的なトレードができるようになります。
小さな成功体験が積み重なると、ルールに従うことが習慣化し、自然とポジポジ病の予防になります。
▼リスク管理の重要性の実感
成功体験を積む中で、リスク管理がいかに重要かを体験を通じて理解できます。
損失を最小限に抑え、利益を確保することで、無駄な取引を避ける習慣が身に付きます。
適切なリスク管理を実践し成功体験を積むことで、リスクを取る際の許容度が高まり、冷静に取引できるようになります。
▼自己評価の向上
成功体験を分析することで、自分の強みや効果的な手法を特定し、今後のトレードに生かすことができます。
小さな成功を繰り返すことで、自分の成長を実感でき、トレードに対するポジティブな姿勢が養われます。
▼焦りの解消
成功体験を積むことで、焦ってポジションを取らなくても利益が得られることを実感でき、ポジポジ病の根本的な原因である焦りを解消できます。
成功体験を重ねることで、計画的な取引の重要性を理解し、焦らずに慎重な取引を行えるようになります。
有名トレーダーから学ぶトレードメンタル術
ポジポジ病を克服する上で、人気トレーダーたちのメンタル術も参考になります。
多くのトレーダーたちを魅了するトレーダーが、どんな心構えで相場に向き合っているのか。
取り入れられる部分は積極的に取り入れていきましょう。
人気トレーダーのメンタル術で共通しているのは、チャンスを待つ意識です。
自信を持ってトレードできる所だけ狙えば良いという心構えは人気トレーダーの共通項としてありそうですね。
▼漁師トレーダー
「漁師トレーダー」はFX系インフルエンサー。
漁師トレーダーは、再現性のあるトレードを重視。
単に一度の成功に満足せず、安定して勝てる手法を確立することが大切だと考えています。
そのために、水平線やダウ理論などのテクニカル分析を駆使し、相場の動きを的確に捉える努力を続けています。
無理にリスクを取らず、必要なときには潔く損切りを行い、次のチャンスを待つことを推奨しています。
▼CIS
CISは日本で最も有名な株式トレーダーの一人。
CISはリスク管理を非常に重要視しています。
彼は一度の取引で大きな損失を出さないよう、徹底的にリスクを管理。
具体的には、損失が一定の範囲を超えないようにストップロスを設定し、ポジションサイズを慎重に調整しています。
また、CISは市場の変動に対して冷静な判断を下すことを常に心がけています。
感情に左右されず、計画通りにトレードを進めることで、一貫した結果を得ることができます。
感情的になりやすい場面でも、自分のルールに従って取引を行うことを徹底しています。