最近ちょこちょこ話題になっている万有引力FX。
手法考案者の清水一喜氏いわく、「好きな時、好きなだけ稼げる手法」だとか。
何とも胡散臭さのある謳い文句ですが、実は完璧にマスターできればあながち嘘ではないことが判明しました。
ただ、万有引力FXの極意を授かるには高額スクールへの参加が条件なんです。
今回は万有引力FXの中身とは何なのかに迫り、スクールに参加する価値はあるかを明らかにします。
清水一喜の万有引力FXとは
万有引力FXはトレーダーの清水一喜が手掛けたFX手法です。
万有引力FXの謳い文句は「勝率が極めて高いくせに、リスクリワードもバカでかい」というもの。
2021年と2022年の平均月利は30%らしいので、本当であれば再現性のある手法だと言えそうです。
それに万有引力FXを用いたトレードでは、たったの2か所を確認するだけでいいとのこと。
簡単かつ安定して稼げる、万有引力FXはそんな理想的な手法?
よくありがちな胡散臭いFX商材なんじゃないかと思ってしまいますが、肝心の中身はどうなのか。
万有引力FXのヒミツに迫っていきましょう。
清水一喜万有引力FXの中身
万有引力FXの中身は、移動平均線とストキャスティクスのインジケーターをもとに売買判断を行う仕組みです。
ストキャスティクスは買われすぎ、売られすぎを示すインジケーター。
万有引力FXでは短期、中期、長期の3本のストキャスティクスを表示させます。
勘の良い方はお気づきかもしれませんが、要はストキャスティクスの3本の位置によってエントリー判断を行うのがミソ。
万有引力FXと独自の名前が付いてはいますが、蓋を開ければ王道系の手法がもとになっているようですね。
まあ細かいエントリー判断には、清水一喜氏なりのルールがあるのだと思われますが。
もう少し詳しく万有引力FXの中身を見ていきましょう。
▼マルチタイムフレーム分析
マルチタイムフレーム分析は複数時間足のチャートを利用し、相場の大局を把握する方法です。
基本的には上位足→短期足の順番にチャートを確認していきます。
例えば、下のように5分足、15分足、1時間足のチャートを表示させます。
この時ざっくりと値動きに線を引くと、大局がどちらに動こうとしているのか把握しやすいのでおすすめです。
▼ストキャスの乖離を狙う
万有引力FXではマルチタイムフレーム分析を踏まえ、各時間足でのストキャスティクスの位置でエントリー判断を行うようです。
万有引力FXではいくつかエントリータイプがあるらしく、例えば乖離タイプではストキャスティクスの短中期と長期の乖離を狙ってエントリーを行います。
ロウソク足と移動平均線にも言えることですが、極端な乖離が生まれると乖離を埋めようとする力が働きます。
この乖離を埋める性質を利用してトレードするのが乖離タイプといわれるもの。
まず基本とする時間足で短期・中期と長期ストキャスティクスに乖離があるかどうか探します(赤丸)。
今回の場合短中期と長期の下方向に乖離があるため、ショートでのエントリーを狙っていきます。
具体的なエントリータイミングは、下位足で行うのが万有引力FX流。
15分足の直近トレンドラインを割った(緑丸)、かつ短中期ストキャスティクスが長期ストキャスティクスを下に抜けたタイミング(青丸)でエントリーをします。
万有引力FXのヒミツが王道系手法であることはわかりましたが、肝心なのは実際稼げるかどうか。
清水一喜 万有引力FXの評判
万有引力FX実践者の口コミ・評判を調べてみましたが、使いこなせれば稼げる可能性はありそうです。
実際に万有引力FXを使った方自体の口コミが少なかったのですが、「損した」などのネガティブな内容はほぼ見当たりませんでしたね。
▼評判①
12/1(木) USDJPY
【乖離タイプ_M15】エントリー根拠:
・M15で乖離タイプ
★HFT(コレ大事!!)懸念点:
・すでに結構落ちててMAゴールドと赤青が乖離している。結果:勝ち +104pips
Twitterより引用
▼評判②
万有引力FXだと、良くも悪くも「早すぎ」なことがありますよね。私も、以前はSLをタイトにしていたので、早々に刈られた後でもっとキレイなサインを作って伸びて行った、なんてことが日常茶飯事でした😅。今は、大きな流れの方向にだけ、更に敢えてストップを遠めに置いて、放置するようにしています。
Twitterより引用
唯一見つかったややネガティブな内容は、万有引力FXがダマしのような値動きに弱いとのこと。
これは万有引力FXの弱点というよりは、ストキャスティクスの弱点でもあります。
ストキャスティクスはそもそも価格に対して敏感に反応するインジケーターです。
その代わり敏感すぎるがゆえにダマしに合う可能性もあるんですね。
万有引力FXはストキャスティクスがメインのインジケーターのため、ダマしを回避できるかどうかは個人の力量に左右されると思っておいた方が良いでしょう。
手間を省いて稼ぎたい方は、「XANK」のような自動売買システムを検討してみてもいいかもしれません。
個人的にXANKを試してみましたが、3か月で602万円の利益を実現してくれました。
清水一喜 万有引力FXの実績は不明
万有引力FXの商品ページの中には、これまでの実績として2021年と2022年のトレード成績が自慢げに載せられています。
勝率は75.9%、収益率731.5%という素晴らしい成績です。
でもちょっとおかしいと思いませんか?
そうなんです、これって自作の表なんですよ。
何とでも書けてしまうのでなんの信ぴょう性もありません。
せめてMT4などのトレードツールや利用しているFX会社の画像でしょう。
この画像だけで「万有引力FXってやっぱり凄いんだ」と判断してしまうのは危険だと思います。
万有引力FXは無料ではない
万有引力FXを清水一喜氏から学ぶには、「90日間完全マスタースクール」に入会する必要があります。
このスクールへの参加費は298,000円。
FX業界には「Daily FX」や「ジャパントレーダーズアカデミー」など高額スクールがありますが、それに比べると若干お得な価格設定です。
とはいえ、そうポンポン出せる金額でもありませんよね。
30万円もあれば旅行にだって行けますし、美味しいものたらふく食べてもお釣りがきますもん。
298,000円払ってでも万有引力FXを学びたいと思えるかどうかは、個人差があると思います。
清水一喜の経歴
清水一喜氏は1966年東京都生まれ。
・学校卒業後はデザイン事務所に就職しグラフィックデザイナーとして6年務める。
・イベント会社に転職しデザイナーとして6年務める。
・2000年に独立しフリーのデザイナーとして活動。
・2010年FXを始める。
・2019年に万有引力FXが体系化され、稼ぎたい時に稼げるようになる。
・2021年万有引力FXを伝授するスクールの募集開始。
という経歴の持ち主。
2010年からFXを始めたというのはわかったのですが、2019年に万有引力FXが体系化されるまでの空白期間は謎。
この空白期間にFXで実績を残したわけでもなさそうです。
それに「清水一喜」とGoogle検索をかけてみても、万有引力FXに関する記事がほとんど。
ただ、幻冬舎で連載記事を持っていることから、FXに関する知識があるのは間違いなさそうです。
万有引力FXは使いこなせるかどうかが問題
清水一喜氏が確立した万有引力FXは、移動平均線とストキャスティクスが土台の王道系手法。
“王道”だからこそ、使いこなせればFXで稼げるようになる可能性は高いと思われます。
ただし、清水一喜氏から万有引力FXの極意を学ぶためには、298,000円もするスクールに参加する必要があります。
正直298,000円払う価値があるかどうかは微妙…。
移動平均線とストキャスティクスを利用した手法を独学で学び、自分のものにした方が約30万円を投資金に回せるのでお得かもしれません。
万有引力FXのスクールに参加したところで、結局は自分が身に着けられるかどうかですしね。
ふむ