仮想通貨ICPはDFINITY財団が開発を進める「Internet Computer」が発行する仮想通貨。
Internet Computerは、大企業が独占するクラウドサービスに変革をもたらすことを目指しています。
2021年5月大手の取引所に一斉上場したICPは、わずか2日で時価総額ランキングトップ10入り。
しかしながら、上場以降ICPの価格は停滞したままです。
果たしてICP(Internet Computer)に将来性はあるのか?今回は今後の価格動向を明らかにしていきます。
仮想通貨ICPとは
仮想通貨ICPとは、DFINITY財団が開発を進める「Internet Computer」が発行する仮想通貨です。
ICPは2021年5月に初めて取引所に上場したばかりですが、瞬く間に時価総額上位へと昇り詰めています。
ICPが目指しているのは、GoogleやAmazonなどの大企業が独占している「クラウドサービスプラットフォーム」の革命です。
簡単にいえば、大企業に依存しているクラウドサービスを、ブロックチェーン上で行えるようにしようというもの。
クラウドサービスはappleのi cloudをイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。
クラウドサービスをブロックチェーンで実現できれば、企業から手数料を取られることはなく、個人情報を企業に渡す必要もなくなります。
ICPはクラウドサービスの利用者にとっても理想的な未来を実現しようとしているわけです。
実際ICPは取引所上場前から大きな注目を集め、ビットコインやイーサリアムに次ぐ主力ブロックチェーンになるともいわれています。
次にそんなICPの主な特徴について触れていきます。
ICP(Internet Computer)の特徴
ICPには主に3つの特徴があります。
▼高速スマートコントラクト
ICPは高速スマートコントラクトを搭載し、ネットで検索するのと同じくらいのスピード感でスマートコントラクトを実行可能。
スマートコントラクトは自動契約を意味します。
たとえば、お金を入れるという条件を満たした時に飲み物が出てくる自動販売機のようなものです。
ICPを利用すれば、ウェブ上でサービスを始めるにもICP上に情報をアップロードするだけで完結。
わざわざサーバーをレンタルしたりする手間を省けます。
▼容量無制限のクラウドサービス
ICPが目指すクラウドサービスは容量を気にせず、好きなだけ利用できます。
appleのicloudの場合、5Gまでは無料で利用できますが、それ以上の容量を利用する場合は有料です。
比較するとどちらが優れているかは一目瞭然でしょう。
▼ガバナンストークンICP
Internet Computerが発行するICPは、ガバナンストークンとしての役目を持っています。
簡単にいうと、ICPを保有していることでInternet Computer開発の方向性に投票することができます。
つまり、ICPを保有していることで、クラウドサービスの未来を大きく変えるような意見を出すことができるのです。
次にICPの将来性に期待されている背景に迫っていきます。
ICP(Internet Computer)の将来性
ICPは将来性バツグンのアルトコインの1つです。
その理由は次の3つ。
▼今後のビジョンが明確
ICP(Internet Computer)は今後数十年に渡るロードマップ(事業計画)を公表しています。
多くのプロジェクトが数年先のロードマップしか公表していないので、ICPの今後のビジョンがいかに明確になっているかがわかりますね。
それに今後のビジョンが明確になっていることで、開発側の熱意や野望を感じられます。
開発が途中で頓挫してしまうプロジェクトがある中で、熱意や野望を持って開発を進められるかどうかは非常に重要なところです。
▼クラウド分野は成長に期待できる
新型コロナの影響でテレワークが増えたことも影響し、今クラウドサービスへの需要は急拡大しています。
クラウドサービスの市場調査を行ったSynergy Research Groupによると、2016年から比べ2021年は約5倍以上の市場規模です。
また、Synergy Research Groupはクラウドサービスの市場規模が、中長期的に果てしなく成長するとも予測しています。
クラウドサービスに革命を起こそうとしているICP(Internet Computer)が注目されるのは自然の流れです。
▼web3.0銘柄
「WEB3.0」とはGoogleやAmazonなどの大企業から脱却しようと考えている仮想通貨プロジェクトの総称です。
企業がユーザーの検索履歴などの個人情報を活用していることを問題視し、利用者自身がデータや個人情報を管理しようという取り組みを行っています。
ICP以外だと「Basic Attention Token(BAT))」などがWEB3.0銘柄にあたります。
2021年から注目が集まり、次の仮想通貨トレンドになると言われているのがWEB3.0分野。
WEB3.0にスポットライトが当たるほど、ICPの知名度も上がり価格高騰に期待できます。
ICP 今後の価格動向
ICPは今後中長期、数年をかけて高騰する可能性が高いと考えられます。
そして、ICPの高騰に繋がると考えられるのが、次のような出来事です。
▼ICPを利用したサービス、プロジェクトの増加
ICPを利用したサービスはDeFiやSNS、ITサービスなどがあり、すでに提供が始まっています。
2021年11月現在ではまだICPを利用したサービスの数は少ないのですが、今後増えていく可能性も大いにあります。
もしICPを利用したサービスが増え人気に火がつけば、新規ユーザー獲得のチャンスになります。
ユーザーが増えることでICPの需要も高まり、価格高騰に期待が持てるでしょう。
▼実用化の進展
ICP(Internet Computer)が目指すクラウドサービス分散化をいかに進めていけるかもICPの価格に大きく影響します。
もちろんGoogleやAmazonに対抗するのも簡単なことではないでしょう。
ICPのロードマップは10年以上の期間で公表されているので、GoogleやAmazonの地位を脅かす存在になるのも10年以上の期間が必要になるかもしれません。
「そんなに待てない」という方は、爆上げ期待のアルトコイン情報を配信する「シンジケート」が参考になるかと思います。
50倍、80倍達成のアルトコイン情報を事前に配信していたとして利用者の間で話題になっているようです。
ICP 今後の価格予想一覧
ICP(Internet Computer)が今後いくらになるのか?価格予想を行っているサイトもあります。
参考までにいくつかご紹介しましょう。
▼CoinPrice Forecast
CoinPrice Forecastは2025年に124ドルに到達と予想
▼Digitalcoin
Digitalcoinは2025年に120ドルに到達と予想
どちらも4年後に現在価格のおよそ3倍に高騰すると予測しています。
ICPこれまでの価格動向と要因
ICP(Internet Computer)の今後を占う意味でも、過去の値動きも把握しておきましょう。
ICPは2021年5月にバイナンスやコインベースなど大手取引所へ上場。
上場直後に8倍まで高騰しましたが、その後急落し2022年5月現在まで停滞が続いている状況です。
この停滞の要因として考えられるのは、上場時の過熱感です。
ICPは上場後わずか2日で時価総額10位以内に入るほど、多くの買いが集まりました。
つまり、上場時に急騰しすぎた反動がきていると考えられます。
上場時に高値で掴んでしまった人たちが売り圧となり、ICPが高騰しずらい状況が続いているのです。
今は現物を握るよりも、空売り(ショート)を狙った方が稼げるような局面ですよね。
最近は仮想通貨市場が不安定になっている事情もあってか、「FXAIパートナーズ」のような下落時でもハイリターンが狙えるサービスが人気のようです。
不安定な相場こそ、稼ぎ時になることを踏まえると当然の流れかもしれません。
ICP(Internet Computer)の買い方
ICP(Internet Computer)は日本の仮想通貨取引所には上場していません。
ICPを購入するならば海外取引所の利用が必須です。
取引量が最も多くICPの購入におすすめなのはバイナンスです。
まだ口座をお持ちではない方は、下記記事を参考にバイナンスの口座開設を行いましょう。
>>バイナンスの登録から二段階認証、本人確認のやり方まで解説
▼国内取引所で仮想通貨を購入
まずバイナンスへ入金するための仮想通貨を国内取引所で購入します。
GMOコインやDMMビットコインは送金手数料が無料のため、おすすめの取引所です。
それ以外の取引所をご利用の方は送金手数料の安いリップル(XRP)がおすすめです。
ビットコインを送金する場合数千円の送金手数料が必要ですが、リップルならばわずか数十円の送金手数料で送金可能。
▼国内取引所からバイナンスへ入金
まずバイナンスの入金アドレスを取得します。
バイナンスのメニューから「ウォレット[Wallet)」→「フィアットと現物(Fiat and Spot)」を選択。
フィアットと現物の上部から「入金」を選択しましょう。
続いて入金したい仮想通貨を選択します。
今回はリップル(XRP)を例に解説していきます。
仮想通貨を選択すると、QRコードまたは入金アドレスとMEMOが表示されるのでコピーします。
入金アドレスを間違えると資産を失ってしまう可能性もあるため、手動入力ではなくコピーアンドペーストで入力するようにしてください。
▼入金した仮想通貨をコンバート
バイナンスでICPを購入できるのはBNB、BTC、BUSD、USDTペアです。
BTC以外の仮想通貨で入金した方は、バイナンスのコンバート機能で、トレード可能な仮想通貨へ交換しましょう。
コンバートは0.1%の手数料が必要ですが、手軽に仮想通貨同士を交換できます。
コンバートするには「トレード」から「コンバート」を選択。
次に交換元となる仮想通貨を上に、交換先となる仮想通貨を下に選択しましょう。
後はどちらかの数量を入力すれば、もう一方の数量は自動的に反映されます。
「コンバージョンプレビュー」を押すと、確認画面で現在の交換レートが表示されます。
問題なければ決定を押すと、無事にコンバートが行われます。
▼バイナンスでICP購入
「マーケット」-「ICPを検索」-「トレードペア選択」-「トレード開始」の順番に選択すると注文画面に移ります。
注文方法を「リミット」「マーケット」から選択し注文を出していきます。
「リミット」は指値注文のことで、自分が指定した価格になったら注文が発注されます。
望んだ価格で購入できるメリットがある一方、指定した価格によっては注文が発注されるまでに時間が必要です。
注文画面に購入したい価格と数量を入力し、注文を出しましょう。
「マーケット」は成行注文のことで、現在の市場価格で即時注文が出されます。
すぐに注文が出せるメリットはありますが、望んだ価格で注文が出せない可能性もあります。
マーケット注文の場合は購入したいICPの数量だけを入力すれば問題ありません。
ICPをステーキング運用する方法
ICPはNetwork Nervous System (NNS)というウォレットでステーキング運用できます。
簡単にいえば、ウォレットにICPを預け入れることで、金利を得られます。
Network Nervous System (NNS)はICPの開発を行うDfinity財団がサポートする公式のウォレットです。
バイナンスでは2021年11月現在、ステーキングに比べ利回りの低いフレキシブルセービングであれば利用可能(年間利回り0.5%)。
今後バイナンスでステーキングに対応する可能性があるので、チェックしておきましょう。
ICPは中長期目線の仮想通貨
ICPは次の仮想通貨トレンドともいわれるWEB3.0関連の銘柄。
プロジェクト自体の将来性はありますが、上場前の期待が高すぎた結果、現在価格が上がりにくい状況になっています。
海外の価格予測サイトも4年で3倍になると予測していることから、中長期目線が必要なアルトコインでしょう。
“4年で3倍”に物足りなさを感じる方は、爆上げ期待のアルトコイン情報を配信する「シンジケート」が参考になるかもしれません。
Internet Computer(ICP)の基本情報
名称 | Internet Computer(ICP) |
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人気度 | |
時価総額 | 29位 |
取引所 | Internet Computer(ICP) バイナンス、Huobi、Kucoin |
発行元 | Dfinity財団 |
ICPはシード投資家が上場と同時に大量に売り払ったは誤り。
正解はSOLより遥かに優れているので、FTXが先物で価格崩壊を仕掛け出端を挫いた、が正解。
シード投資家大量売却云々は、SOL側のFUDであることがファクトチェックからも明らかになりつつある。
かなり将来性の高いコインであることは間違いないようだ。