ヘリウムマイニングは専用のマイニング端末を無料レンタルし、自宅に設置するだけで毎月数万円得られると話題になっています。
報酬としてもらえるHelium(HNT)はすでにバイナンスなどの大手取引所にも上場している仮想通貨なので、怪しい仮想通貨が配布される心配はありません。
とはいえ「無料で月数万円稼げる」と聞くと、そんな美味い話があるわけないとも思いますよね。
事実「ヘリウムマイニングは怪しい」という意見があるのもたしか。
果たしてヘリウムマイニングは怪しい案件なのか?それとも真っ当な稼げる案件なのか?真実に迫ります。
ヘリウムマイニングとは
ヘリウムマイニングとは仮想通貨のHelium(HNT)をマイニングできるサービスです。
マイニングを簡単に言うと、ブロックチェーンの維持に貢献し、報酬として仮想通貨をもらうこと。
ビットコインをマイニングしようと思ったら、専用の機器を数十万円かけて揃える必要がありますが、ヘリウムマイニングならば無料レンタルできる機器を自宅のコンセントに差すだけでマイニング可能。
すでにアメリカやヨーロッパでは多くの人がヘリウムマイニングに参加し、報酬を受け取っています。
海外に遅れて注目が集まり始め、日本でもヘリウムマイニングの予約が殺到しているとのこと。
Helium(HNT)はブロックチェーン技術を活用したIoT(モノのインターネット)ネットワークを提供する企業です。
イメージとしては電波塔(マイニング端末)を世界中に設置することで、ヘリウムのネットワークを拡大させようというものです。
次にヘリウムマイニングに参加するメリットに触れていきたいと思います。
ヘリウムマイニングのメリット
ヘリウムマイニングに参加するメリットは主に次の4つです。
▼Helium(HNT)は信頼のある仮想通貨
ヘリウムマイニングの報酬としてもらえるHelium(HNT)は、仮想通貨の時価総額ランキング40位(2021年11月現在)です。
時価総額が上位ということは、それだけ多くの人に取引されている証拠。
また、すでに世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスに上場済みです。
仮想通貨の怪しいマイニング案件では、報酬としてもらえる仮想通貨が独自に発行した通貨であることも少なくありません。
その点、時価総額ランキング上位の信頼できる仮想通貨を報酬でもらえるのはメリットです。
▼初期費用はほぼ無料
ヘリウムマイニング最大の魅力と言えるのが、マイニングに利用する端末(ホットスポット)を無料でレンタルできるところです。
ヘリウムマイニングではiHub.Globalという会社が無料でマイニング端末を貸し出してくれます。
海外発送の送料は自己負担(数千円)となるようですが、初期費用を抑えてマイニングを開始可能です。
※マイニング端末の利用にかかる毎月の電気代は別途必要
▼参加者が増えるほど報酬が増える
ヘリウムマイニングはマイニング端末(ホットスポット)が分散してまんべんなく存在しているほど、より多くのマイニングを行えます。
携帯電話会社の基地局をイメージするとわかりやすいかもしれません。
下記はdocomoの基地局を示したマップです。
ご覧のように周囲にまんべんなく分散して基地局があるほど、安定した通信が可能になります。
ヘリウムマイニングも、周囲にマイニング端末が多いほど、より強いネットワークでマイニングできます。
強いネットワークでマイニングすることで、結果的に報酬が多くなる仕組みです。
▼紹介者を出すと報酬が増える
ヘリウムマイニングは紹介報酬制度を採用し、<知人や友人を紹介するほど報酬が増える仕組みです。
ヘリウムマイニングは紹介すると最低20%の利益が自分に還元されます。
紹介者を増やすほど、還元される額も多くなります。
例えば自分が紹介したAさんがヘリウムマイニングで毎月10,000円の利益を得ていると仮定します。
その時Aさんが受け取る10,000円の20%、2,000円が自分に毎月入ってくる仕組み。
ただ、ヘリウムマイニングの紹介報酬制度は直紹介のみなので注意しましょう。
Aさんが知人のBさんを紹介したとしても、Bさんの利益が自分に還元されることはありません。
次にヘリウムマイニングのデメリットも同様にまとめておきます。
ヘリウムマイニングのデメリット
ヘリウムマイニングのデメリットは次の3つです。
▼予約できない可能性もある
ヘリウムマイニングは他のマイニング端末(ホットスポット)を周囲300メートル以内に設置できないという決まりがあります。
つまり、自分の家から300メートル以内でマイニング予約している人がいれば、自分は申し込むことはできません。
下記のマップがヘリウムマイニングの予約状況を示しています。
一目でわかるように首都圏を中心に予約は順調に埋まっているようです。
紹介報酬がもらえるということも相まって、急速に日本中に広まっている最中と言えるでしょう。
▼大きく稼げるまでに時間がかかる
メリットのところでも触れましたが、ヘリウムマイニングは参加者が増えるほどマイニング報酬が増える仕組みです。
つまり、周囲にまんべんなくマイニング端末が設置されるまでは、大きな利益は期待できません。
予約は殺到していますが、今日本で稼働しているヘリウムマイニング端末は首都圏のわずか。
月数万円単位で稼げるようになるには少々時間が必要かもしれません。
▼Helium(HNT)が暴落する可能性
Helium(HNT)が暴落する可能性もゼロではありません。
時価総額ランキング上位なのでそこまで価格が不安定になる可能性はありませんが、ボラティリティが大きいのが仮想通貨です。
ある日いきなりHelium(HNT)の価格が半分になることも考えられます。
Helium(HNT)の価格が暴落してしまえば、せっかくヘリウムマイニングで増やしたマイニング報酬も半分になってしまいます。
報酬を仮想通貨でもらう以上、価格変動リスクがあるのは仕方ないでしょう。
ヘリウムマイニングが怪しいと言われる理由
ヘリウムマイニングに「怪しい」という声が上がっていることも事実です。
▼紹介報酬制度がある
紹介報酬制度があると「マルチ商法」というイメージが強く、怪しいと感じてしまう方もいるでしょう。
「紹介したいから良いことしか言ってないんじゃないか」とも思いますよね。
それも一理あるかもしれません。
ヘリウムマイニングはまだ日本で注目が集まり始めたばかりなので、まだ明らかになっていないデメリットがある可能性も。
ただ、紹介報酬制度がある=怪しいではありません。
紹介報酬制度を導入するのはアメリカでは一般的なマーケティング手法なので、怪しいとまでは言えないでしょう。
▼個人情報に不安
ヘリウムマイニングは、マイニング端末を自宅のインターネット環境に接続する必要があります。
そのため、マイニング端末から個人情報を抜かれるのではないかという不安な声も上がっているようです。
これに対し公式は「100%安全で個人情報が抜かれることはない」と回答しています。
後はこの回答を信じられるかどうかが問題ですね。
ヘリウムマイニングは日本での実績がほぼ確認できません。
それを踏まえると、すでにユーザーから高評価を集めている「FXAIパートナーズ」を比較検討してみてもいいのかもしれません。
ヘリウムマイニングの登録方法
ヘリウムマイニングに登録するには、まず公式サイトにアクセスし、「JOIN IHUB GROBAL」をクリックします。
次に登録前に動画を見るように促されるので、一度動画に目を通しましょう。
動画を見終わったら「YES, SIGN ME UP」選択。
次にアカウントタイプを選択します。
アカウントタイプは「Customer」「Affiliate」の2種類あり、Affiliateタイプだと知人や友人を紹介することで紹介報酬を得られるようになります。
アカウントタイプを選択したら、個人情報を入力します。
・氏名
・メールアドレス
・電話番号
・任意のユーザー名
・国
・任意のパスワード
・パスワードの確認
全て入力したら利用規約を読み、「REGISTER AND AGREE TO TERMS OF SERVICE」にチェック。
この時、すでに300メートル以内に他のマイニング端末が予約されている場合、エラーとなり予約不可になるようです。
登録可能な場合、登録したメールアドレス宛に確認メールが届いているので、「Verify Email Address」をクリックし承認しましょう。
以上でヘリウムマイニングの登録は完了なので、登録したメールアドレスとパスワードでログインしてください。
ヘリウムマイニングにログイン後、「Reserve your Free Hotspot」を選択するとマイニング端末の予約に移れます。
マイニング端末の予約には、端末配送先の住所を入力する必要があります。
配送先住所を入力し、注意事項を確認したら「Reserve Hotspot」を選択すると予約完了です。
※現在半導体の供給不足により、マイニング端末の発送に時間を要しているようです。
無事に予約できても、手元に届くまでに数か月はかかるかもしれません。
Helium(HNT) 今後も価格高騰の可能性あり
仮想通貨Helium(HNT)は2021年に入ってから35倍以上に高騰。
そして、Helium(HNT)は今後も中長期的な高騰に期待できるほど将来性が高いです。
その理由は次の2つです。
▼IoT分野の成長性
IoT(モノのインターネット)は現在、急速に生活の一部になってきています。
例えば、エアコンやスマートスピーカーなどの家電は、インターネットに接続することで、スマホ一つで操作可能に。
現在目立っているのは家電が中心ですが、物流や小売業でもIoT活用の流れは加速しています。
IT専門調査会社IDC Japanによれば今後IoTの市場規模は右肩上がりに拡大していくと予測しています。
※IDCより引用
IoTが世の中に拡大するほど、ネットワーク環境も必要になります。
そこで活躍するのがHelium(HNT)が提供するネットワークです。
▼着実にネットワークを広げている
世界で見ると、アメリカやヨーロッパを中心にヘリウムのネットワークは着実に拡大しています。
日本でもヘリウムマイニングに予約が殺到していることを踏まえると、日本中にヘリウムネットワークが拡大する可能性もあるかもしれません。
10月には5Gキャリア会社との提携を発表しているので、キャリアと協力しヘリウムネットワークの拡大は加速する可能性もあるでしょう。
受け取ったヘリウムをさらに運用
ヘリウムマイニングの報酬として受け取ったHelium(HNT)は、ステーキング運用することで効率的に稼げます。
ステーキングとは仮想通貨を保有・預入することで報酬を得る仕組み。
世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスでは、年利5~7%でHelium(HNT)のステーキングが可能です。
バイナンスでステーキングを行う場合、バイナンスにHelium(HNT)を一定期間預け入れることで報酬を得られます。
まだバイナンスの口座を開設していない方は、「バイナンスの使い方」の記事を参考に開設しておくといいでしょう。
▼バイナンスでステーキングする方法
バイナンスでステーキングするにはメニューから「ファイナンス」-「バイナンスアーニング」を選択。
次に「バイナンスアーニング」から「定期ステーキング」を選択します。
「定期ステーキング」の画面に来たら検索窓に「HNT」と入力すればHelium(HNT)の絞り込みが可能です。
Helium(HNT)が表示されたら、ステーキングする期間を選択します。
基本的にステーキング期間中は売却や送金ができないので注意しましょう。
期間を選択後、「今すぐステーク」を選択すると、ステーキングする数量の入力を求められます。
最小ステーキング数1HNT以上を入力し、確定すればステーキング開始。
ステーキング期間終了後は、自動的にウォレットに戻ります。
ヘリウムマイニングのまとめ
ヘリウムマイニングが初期費用はマイニング端末の送料と電気代のみ。
他のマイニング案件ではプランを購入する必要があることを踏まえると、初期費用を抑えてマイニングできます。
海外の方の中にはすでに月2~5万円の利益を得ている方もいるとか。
怪しいという声も聞かれますが、稼げる可能性はあると思われます。