当時ただのサラリーマンだったひろぴーが、なぜ億トレーダーの仲間入りを果たせたのか?
基本的なトレード手法は低勝率・低レバレッジのスイングトレードですが、そこにはひろぴー独自の考え方が存在しているようです。
今回はひろぴーのトレード手法を丸裸にし、誰にでも再現できるように実践的な使い方まで紹介していきます。
ひろぴーとは
ひろぴーはFXと仮想通貨によって脱サラを達成した億トレーダーです。
トレーダーとして活躍する一方で、会社経営者・コラムニスト・ラジオパーソナリティという複数の肩書も。
本名は加藤 宏幸ですが、多くの人から“ひろぴー”の愛称で親しまれています。
また、SNSのフォロワーは約3万人でインフルエンサーとしても活躍しています。
そんなひろぴーの経歴や活動についてさらに深掘りしていきましょう。
ひろぴーの経歴・実績
ひろぴーが投資を始めたのは、2005年の大学生の頃のようです。
2005年に大学生であれば、2022年現在は35~37歳あたりだと推測できます。
当時はホリエモンのライブドアが全盛期で、ライブドアの株を買っていたとのこと。
その後サラリーマンとの兼業トレーダーとして2010年8月にFXトレードを始め、2013年にはアベノミクスの影響もあり資産が急激に増え始めたようです。
ちょうどこのタイミングからFX会社に呼ばれるようになり、インタビューを受けたりメディアへの露出が増えていきます。
2014年には顔出しトレードバトルに参加し、7か月のパフォーマンスが約42%という好成績を残しています。
2014年には仮想通貨投資もスタートさせ、リップル(XRP)を70万枚購入したようですが、後に盗難されたとか。
2015年には会社を退職し専業トレーダーに転身しています。
その後はコラムの執筆を開始したり、著書「ひろぴーのローソク足波動トレード」や「Billion trader」を発売。
仮想通貨トレードに本格参入し現在に至ります。
時系列で簡単にまとめると、ひろぴーの経歴は下記の通りです。
2005年:大学生で株を始める
2010年:サラリーマンと兼業でFXを始める
2013年:資産が増えメディアへの露出が増える
2014年:トレードバトルに参加・仮想通貨を始める
2015年:専業トレーダーへ転身し現在に至る
次にひろぴーはどんな方法で財を成してきたのか、肝となるトレード手法に迫っていきたいと思います。
ひろぴーのトレード手法
ひろぴーが軸としているトレード手法は主に次の6つです。
▼スイングトレードが基本戦略
ひろぴーはサラリーマンとの兼業でFXトレードを始めたこともあり、無理のないトレードが可能なスイングトレードが基本になっているようです。
スイングトレードは数分でトレードを繰り返すスキャルピング、1日単位でトレードをするデイトレードよりも長い期間でトレードを行う手法。
週足で長期の流れを読み、日足・4時間足でさらに細かい環境認識を行うスタイルです。
4時間足でのスイングトレードならば、1日に6本しかローソク足は進まず、チャートに張り付いて一喜一憂する必要はありません。
スイングトレードは時間のない兼業トレーダーならではの投資手法と言えますね。
▼低レバレッジのトレード
ひろぴーはレバレッジを基本的に1倍、最大でも3倍までに抑えているとのこと。
FXは1000倍を超えるようなレバレッジをかけられる点が魅力の1つですが、ひろぴーは極めて損失リスクを限定したトレードを行っていることがわかります。
特にスイングトレードの場合、証拠金ギリギリにレバレッジをかけてしまうと、短期の値動きでロスカットされる可能性も高まります。
そのため、ひろぴーは低レバレッジで中期の幅広い値幅を狙っていくスタイルを確立したのでしょう。
▼ボラティリティの高い通貨ペア
ひろぴーはスイングトレードで拾い利幅を狙うためには、ボラティリティの高い通貨ペア選択が必須だと言っています。
その上で判断材料としているのが、下記の点です。
・世界各国の国策・思惑
・ヘッジファンドと同じ方向にポジションを取る
・ポジションの傾きを計算して、押し目・戻りのチャンスを導き出す
やはり1つの通貨ペアだけをずっとトレードするわけではなく、その時によって最適な通貨ペアを選択するようにしているようです。
兼業トレーダーには中々難易度は高そうですよね。
だったら「XANK」のような評判の良い自動売買を使った方が楽そうです。
個人的にXANKを試してみましたが、3か月で602万円の利益を実現してくれ、実力は認める他ないなと思っているところです。
▼低勝率を意識
ひろぴーのトレードスタイルは低勝率型と言われています。
例え小さく損切りを繰り返したとしても、たった1度のトレードで大きな利益を取れたらそれで十分と考えているようです。
また、負けトレードに慣れておくことで、メンタルコントロールもできるようになるとか。
たしかにスイングトレードの場合、短期の損益に一喜一憂しないメンタル力が利幅を伸ばすコツでもありますね。
▼単純移動平均線を使った分析
テクニカル手法に関しては、SMA(単純移動平均線)を活用したエントリータイミングの判断を行っているようです。
SMAは一定期間の平均価格を線で繋いだもの。
ひろぴーが利用するのは7日間、25日間、50日間の3本のSMAです。
SMAを利用したトレードで意識しているのは、下記の点とのこと。
・7SMAにタッチしたタイミングでエントリー
・3つのSMA全てが同じ方向を向いていると尚良し
・7SMAの内側にローソク足が3つ来たら利確・損切
例えば、下記チャートのような下降トレンドでショートを狙う場合、エントリータイミングは上の赤丸、利確損切は下の赤丸にあたります。
エントリー、利確それぞれ詳しく見ていきましょう。
まずエントリータイミングは7SMAにローソク足が触れたタイミング、この時2本以上のSMAの向きが揃っていれば信頼性は増します。
赤丸でエントリー後、3本のSMAの向きが揃い下降トレンドの勢いが増します。
一方利確・損切タイミングは7SMAの内側にローソク足が3本出現したタイミング。
これがひろぴーのSMAを利用したトレード手法です。
▼RCI
ひろぴーはSMA(単純移動平均線)以外にもRCIというインジケーターを重宝しています。
RCIは「買われすぎ・売られすぎ」を判断するオシレーターの一種。
一般的には+-80で買われすぎ・売られすぎを意味します。
ひろぴーはRCI9(短期)、RCI26(中期)、RCI52(長期)の3本を利用しているようです。
RCIを利用したひろぴーのトレード手法は下記の通り。
・トレンド反転を狙ったエントリー
・RCI26には逆らわない
・RCI52は強いシグナル
例えばRCI9・RCI26・RCI52ともに-80付近にある時、売られすぎのシグナル。
短期のRCI9から上向きに方向転換し、RCI26も上向きになればトレンド転換のサインである可能性大です。
ひろぴーはそういったタイミングでトレンド転換を狙ったトレードを行っています。
現在はトレード手法を確立しているひろぴーですが、FXを始めた当初は勝つために試行錯誤を繰り返していたようです。
「もちぽよ」もRCIを愛用する人気トレーダーの1人です。
ひろぴーが勝つために意識したこと
ひろぴーがFXトレードに勝つために意識したことは主に次の3つ。
マネできそうな所は自分でも取り入れてみてもいいかもしれません。
▼トレードスタイルの変更
スキャルピングやデイトレードをメインで行っていたひろぴーでしたが、自分には合わないと判断しスイングトレードにトレードスタイルを変更。
生活リズムは人それぞれのため、自分がトレードしやすい環境を模索するのも大切なことです。
また、スイングトレードに変更することで必然的にトレード頻度が少なくなるため、損失を重ねる可能性も低くなります。
▼エントリーを指値に変更
ひろぴーは負けが続いていた頃は成行注文が多かったようですが、それを指値注文に変更しました。
スイングトレードにスタイルを変更したことにより、成行で無理に飛び乗ることが減り、指値でじっくりチャンスを伺えるようになったようです。
また、指値注文にすることで少しでも有利な価格でエントリーでき、結果的に収益へ繋がるようになったとのこと。
▼トレードノートをつける
ひろぴーはチャートを白黒で印刷しエントリーと利確タイミングに印をつけ、トレードノートをつけていたようです。
そして、週末に1週間のトレードを見返し反省をおこなっていました。
すると根拠のないトレード、無茶なトレードに気づけるようになり、大きな損失を減らせるようになったようです。
ノートを付けるのは実際面倒くさいものですが、自分がなぜこのタイミングでエントリーしたのか?今までのトレードを見返してみると得られるものも大きいでしょう。
「蜂屋すばる」も同じく、トレードノートを記録するようにしてから劇的に勝率が上がったと語っています。
ひろぴーの評判
匿名掲示板という性質上仕方がない部分はありますが、5ちゃんねるを見てみると「噓つき」と言った辛辣な言葉が並んでいました。
ただ、何を持って「噓つき」と言っているのか定かではなく、ただの妬みである可能性もあるでしょう。
Twitterに関しては悪評よりも肯定的な意見を多く確認できました。
“サラリーマンから億トレーダーへの転身”という肩書は、今兼業でFXトレードをしている人にとってはまさに憧れの象徴なのでしょうね。
ひろぴーのまとめ
ひろぴーは脱サラトレーダーとして人気を集める専業トレーダーです。
トレードだけではなく、本の出版やコラムの執筆、会社経営など多岐に渡って才能を発揮。
ひろぴーが基本的なトレード手法として掲げているのは低勝率と低レバレッジでのスイングトレード。
「勝率は低くとも1度のトレードで大きな利益を出せたらいい」という考えがあるようです。
当サイトには独断と偏見で「有名FXトレーダー神7」を選び紹介している記事もあるので、興味があればご覧になってみてください。