
その名の通り、元機関投資家という肩書きを持つ堀江氏。
証券会社のトレーダー(ディーラー)として10年間結果を残してきたとのこと。
これまでの経験と知識を生かした分かりやすい動画解説に定評があり、初心者層からの評判は上々です。
そんな堀江氏は情報配信の他に有料商材の販売も行っています。
果たして有料商材を購入する価値はあるのか、トレーダーとしての実力は本物なのか。
元機関投資家を名乗るにふさわしい人物かどうか丸裸にしていきます。
元機関投資家 堀江の経歴
堀江氏のブログによると経歴、活動内容は下記の通りです。
・大学院の博士課程で会計学と金融経済学の研究
・証券会社の自己売買部門でトレーダー(ディーラー)として10年間勤務
・トレーダーの活動とともに投資教育にも注力
・2021年12月にナスダックの下落トレンド転換をいち早く見抜く
中でも特筆すべきは証券会社でトレーダー(ディーラー)として10年間勤務したことでしょう。
堀江氏が在籍していたのは自己売買部門というもので、会社の利益を目的としたトレードを行う部門。
各トレーダーにはそれぞれ厳しいノルマが与えられ、トレードで結果が出せなければ問答無用でクビが切られる世界とのこと。
そんな厳しい世界で10年間結果を残し続けてきたことが真実であるならば、堀江氏のトレーダーとしての実力はたしかだと思われます。
ちなみに堀江氏はyoutube動画内で証券会社でトレーダーをしていた時の1年間の成績表を公開しています。

不鮮明な部分もありますが、1年間の合計損益が1億円を超えていることは確認できました。
具体的な証券会社の名前は明らかにしていないようですが、守秘義務があったりするのでしょうか。
証券会社を明らかにしてくれたら信ぴょう性も増すのに…と思っちゃいます。
元機関投資家 堀江の有料商材
元機関投資家 堀江氏は現在、トレーダーというよりも商材屋としての印象が強いように思います。
今は3つの商材を主に販売しているようです。
どの有料商材も不思議なほどに高評価ばかりでした。
▼マンツーマン講座
投資で本気の資産形成をするために必要な知識と技術を個別指導してくれます。
具体的な内容は下記の通り。
・高値と安値の意味
・価格が上がる時に必ず起きること
・価格が下がる時に必ず起きること
・ポジションをとる合理的なポイントについて
・価格の上がり方と下がり方の違いについて・
・どうなったら上昇終了、下落終了なのか
・価格が止まるポイントについて
・利食いと損切りのポイントについて
・損切りの重要性
・金融商品ごとの値動きの特性
・スイングトレードのやり方
・中長期投資のやり方
・デイトレードのやり方
ざっと見てみると、主に初心者に向けた講座内容のようですね。
利用者からの評判は上々で5つ星評価。

「他にはない価値のある講座」「基礎から応用まで全て学べる」と、賞賛の嵐でした。
価格は1回60分の講座で12,500円。
複数回受講することが前提らしいので、3回受けたら37,500円かかることになります。
▼動画授業とサポート
「投資に興味はあるけれど、何から始めれば良いか分からない」「投資経験はあるが利益が出ていない」方に向けた動画授業のようです。
商材は「元機関投資家トレーダーが本物のプロの投資を教えます」という強気なネーミング。
内容は5時間の動画授業を見た後、より実践的な動画で学習していきます。
60日間のサポートがついているため、動画従業を見てわからない点は都度堀江氏に質問できるのでしょう。
具体的なカリキュラムは下記の通りです。
<カリキュラム>
第0章 営業マンに騙されるな!
第1章 株って何?
第2章 発行市場と流通市場
第3章 株の売買制度
第4章 株の売買制度その2
第5章 始値の決め方(板寄せ方式の説明)
第6章 株の注文方法と種類
第7章 ファンダメンタル分析とテクニカル分析
第8章 ファンダメンタル分析
第9章 勝ち組のテクニカル分析
第10章 勝ち組のテクニカル分析その2
こちらの商材も利用者からの評価は高く、5点満点中4.9点でした。

「質問に対する対応が丁寧だった」「説得力がありわかりやすい」と大絶賛です。
商材の価格は25,000円ですが、60日間サポートの延長を希望する場合は追加料金が必要になります。
▼有料メルマガ
有料メルマガは元機関投資家 堀江氏が2023年4月に配信開始したばかりの新しい有料商材です。
堀江氏がナスダックやNYダウなどの米国株指数のエントリー、損切り、利確タイミングなどを動画配信してくれます。
短期売買だけではなく、中長期投資で利益を狙う人に向けたトレードポイントの解説もあるようです。

メルマガにはAとBの2つコースがあり、Bの場合は随時売買シグナルの配信もしてくれるとのこと。
◆郵便振替・銀行振込ご利用の場合
【Aコース】
月額
16,500円(税込
半年契約
89,100円(税込
年契約
158,400円(税込
【Bコース】
月額
33,000円(税込
半年契約
178,200円(税込
年契約
316,800円(税込
どの商材も高評価ばかりなので、購入者は総じて稼げるようになっているのでしょうか。
実際に購入した方は口コミを寄せていただけると幸いです。
メルマガ商材の実績を調査
堀江氏は4月24日~5月26日までのメルマガ商材の実績を公開しています。
メルマガ商材はまだサービスが始まったばかりのため、サービス開始直後の実績は非常に重要です。
早速結果をお伝えしますが、Aコース(スイングのみ)の場合、290pips~390pips。
Bコース(スイング+デイトレ)の場合、480pips~760pips。

1か月の実績としては文句なしではないでしょうか。
それぞれのトレード勝率は下記の通り。

スイングトレードに関しては負け越してはいますが、「損切りは素早く行い、利益を大きく伸ばすことを徹底」したとのこと。
トレードの基本を忠実に守ったからこそ、トレード勝率の割に大きな値幅を獲れているのでしょう。
もちろん安定して結果を出すことが重要なので、また新たな実績が判明したら随時更新していきます。
相場予測は外すこともしばしば
元機関投資家という肩書を持つ堀江氏と言えども、相場の動きを百発百中で当てられるわけではなさそうです。
例えば、堀江氏のyoutubeチャンネル「堀江の投資塾」に「ナスダック100は全く底打ちしていません!注目銘柄大公開!!」という動画を上げたのが2022年10月21日。
この動画内では今買うと高値掴みすると警告しています。
その時期のナスダックのチャートを見てみると、動画を上げた後多少の下落はあったものの、サポートを確認した後日足で上昇トレンドへ転じています。

値動きから判断すると、堀江氏の予測は外れてしまったことになります。
もちろんyoutubeの再生回数を稼ぐため、多少言葉選びを強めたマイクパフォーマンスも入っているとは思いますが。
いずれにしても経済指標の結果を含め、チャートの動きを正確無比に当てられる人はいません。
元機関投資家といえども人間です。
動画の内容は判断材料の1つに留め、過剰に信じすぎない方が賢明かもしれません。
余談ですが、最近は凄腕トレーダーのトレードを再現してくれる自動売買システムが人気を集めています。
中でも「JAM」は利用者からの評判上々の自動売買システムです。
私も試しに使ってみましたが、わずか一週間で160万円の利益を実現してくれ、実力は認める他なさそうだと思っています。
元機関投資家 堀江の評判
元機関投資家 堀江氏が手掛ける商材の評判はどれも絶賛の嵐ですが、Twitterや5chを見てみると‘賛否両論’でした。
▼口コミ①
元機関投資家堀江さん
TwitterとYouTubeやってる。
勉強になるよ。
たしか今月本出すみたい。
凄い人ですが個人個人に
返事してたりします。
月足でのトレードの勉強におすすめです。
Twitterより引用
▼口コミ②
大御所はゴミのような決算だったと思うがww。なんでここまで爆上げしてるのか誰もまともに説明できてなくて怖い。夏のホラー。
とりあえずNOBU塾のNOBUちゃんと、元機関投資家の堀江氏は見事としか言いようがない。彼らはすごすぎ。もう自分の頭で考えることをやめたくなってきてるww
Twitterより引用
▼口コミ③
堀江の動画って、
利上げされれば、「いつか下がりますよ〜」
相場は上下するのだから、「いつか上がってから下がりますよ〜」って言っているだけ。
これからさらに利上げされれば、いつか下がるのは当たり前。
初心者向けの動画だと思ってたが、
堀江の動画で取引するなら中級者並みの判断も必要なので、
初心者はツミレバなどでしか対応できない。
初心者がレバナスなどのリスクの高い投資にて一括投資を行うと致命傷になる。
5chより引用
▼口コミ④
堀江とかNOBUとか全然当たんねーじゃん
終わってんな。
5chより引用
「NOBU塾」や「陳満咲杜(ちんまさと)」もそうですが、相場予測に関する情報配信をすると、予測の当たり外れで判断されがちです。
話全てを鵜吞みにしてトレードするのではなく、やはりトレードシナリオは自分の中に確立させておく必要があります。
情報の取捨選択をしつつ、有益な情報のみを取り込む意識が必要になりそうですね。
元機関投資家 堀江は参考にする価値あり
会社の利益のため、10年間トレーダーとしての結果を残し続けた元機関投資家 堀江氏。
投資初心者からの評判は上々ですが、経験者から見ると「なぜそれほどのトレーダーが商材を売ってるのだろう?」と疑問もあるようです。
収入の柱を築くという意味で、トレード以外で稼ぐのは決して悪ではありません。
堀江氏が分かりやすく丁寧な情報配信をしているのは事実なので、参考になりそうな所は取り入れる価値はあるでしょう。
堀江氏のYouTube免責事項事件について
長らくこの騒動を見てきたが、感情的な応酬が多すぎて、本質が見えなくなっているように思う。一度、開示されている客観的な情報だけを元に、全体の構造を整理してみたい。
1. 堀江氏が提示していた「学びの体系」
まず、過去の堀江氏のYouTube概要欄や、動画の最後で毎回告知されていたリンク先についてだ。そこには「ココナラ」の有料講座があり、彼のスタンスが驚くほど一貫して書かれている。
(※以下、ココナラ自己紹介文の要約)
自身を「機関投資家のプロップトレーダーを10年経験」「大学院博士課程でファイナンス専攻」と紹介。
講座の対象者を**【本気で相場で稼げるようになりたい方、真剣に資産運用をしたい方】**と明確に限定。
「勝ち組の入り口に立てるようになります!」と、体系的な知識の習得が前提であることを示唆。
これは、堀江氏が無料のYouTubeとは別に、**【本気で学ぶ意思がある人】**向けの有料(約2万円)の本格的な教育コースを常に用意し、告知し続けていたという動かせない事実だ。
確かに堀江氏は「忙しい人のためにYouTubeでも売買タイミングを教える」という趣旨の発言はしていた。だが、結果として**【真剣に学びたい】**有料会員への対応を優先するあまり、無料であるYouTubeでの詳細な説明が疎かになっていた、という可能性も考えられる。
2. 矛盾を抱える「被害」の主張
ここで、YouTube動画で数百万円単位以上の損失を出したとされる人々の行動について、一つの大きな疑問が浮かび上がる。
彼らが本当に「真剣に投資を学びたい」と思っていたのであれば、なぜ、常に宣伝されていた約2万円の**【本気の講座】**を購入し、まず徹底的に勉強しなかったのか?
無料のYouTube動画だけを断片的に見て、いきなりプロでもない人間が自己判断で大金を投じる。もしそれで損失が出た場合、その責任の所在はどこにあるのだろうか。それは「楽して儲けたい」という安易な期待が招いた結果であり、厳しい言い方になるが**【自己責任】**の範囲ではないのか?
もし彼らが「ココナラの講座など不要なほどの投資経験者だ」というのであれば、そもそも堀江氏の動画を参考にする必要すらないはずだ。
3. 全ての議論を集約させる、たった一つの「聖域」
様々な物議はあるが、結局のところ、YouTube動画での説明がどうだったか、という議論は二次的なものに過ぎない。
この問題の全ての是非は、たった一つの、そして誰もが触れない**「聖域」**に集約される。
それは、**【ココナラ(もしくは投資塾)の有料動画の中で、ロスカットを含めた投資リスクの説明が、具体的に行われていたかどうか】**だ。
もし、十分な説明が【あった】のなら。 堀江氏は「真剣に学ぶ者」に対しては責務を果たしていたことになる。有料講座を買わずに損失を出した人々の主張は、その正当性の大部分を失う。
もし、十分な説明が【なかった】のなら。 堀江氏は「元プロ」を名乗りながら、最も重要なリスク管理を教えていなかったことになり、その責任は極めて重い。
この「聖域」の中身が明らかにならない限り、我々が外野で何を言っても、全ては憶測の域を出ない。
堀江氏側がなぜこの決定的な証拠を公開しないのか。投資リスク説明不足を 批判する側がなぜこの講座の存在を無視するのか。
この核心部分がブラックボックスのままであることが、この騒動の本質だと私は思う。