副業アカデミーは株式投資、FX、仮想通貨、不動産投資、輸入販売など副業全般を学べる日本初の副業専門スクールです。
現役で活躍している一流講師から副業のノウハウを学べると謳っています。
テレビや雑誌などのメディアにも取り上げられ優良スクールのように思えますが、副業アカデミーを調べれば調べるほど、怪しいところばかりが見えてきてしまいました。
今回は人気を集めている副業アカデミーの闇に迫っていきたいと思います。
副業アカデミーとは
副業アカデミーとは実践的な副業スキルを身に着けることを目的としたスクール。
2017年の設立以来、のべ2,500名以上が受講しています。
2018年の働き方改革の一環として副業を推進する企業も現れるようになり、副業アカデミーも注目を集めるようになりました。
テレビや雑誌・ラジオなどのメディアにも多数取り上げられています。
副業アカデミーの学長を務めているのが、小林 昌裕氏。
2009年にサラリーマンをしながら不動産投資を始める。区分マンション・新築アパート・中古マンション・都内シェアハウスなど計67室を運営。年間の家賃収入は3000万円となり、2014年にサラリーマンを卒業。2017年に「副業アカデミー」を設立。
という経歴の持ち主です。
一見すると至極真っ当なスクールのように思いますが、実は副業アカデミーに対して「怪しい」という声は絶えないようです。
その根底にあるのが、学長である小林 昌裕氏に対する怪しいという意見。
副業アカデミーと小林 昌の評判・口コミ
学長の小林 昌裕氏はこれまでにネットワークビジネス、民泊など手広くビジネスを行っていたようです。
副業やお金に関する著書もいくつか出版しています。
しかし、小林 昌裕氏の著書に対して、極めてグレーなことをしていたのでは?という意見も。
▼評判①
『どなた様かも書かれてます通り、民泊は現状、一部の地域で許可を得た物件以外は違法であると思います。偶さか、不動産業界おりますが、斯様な本で模倣された方が、賃貸物件を民泊として転貸するケースが多数あり、対応に苦慮しております。本の中ではクリーンではない(グレーである)というニュアンスも読み取れなくはないですが、通常読む限りでは模倣(違法行為)を助長するようなものであり、発行元様も含め、対応されるべきではないでしょうか?』
小林 昌裕氏自身グレーな行為だという認識があったかどうかは定かではありませんが、本にまでしてしまうと勘違いして手を出してしまう人が出てくる可能性もありそうですよね。
▼評判②
『プレミアムというコースに入会すると業者紹介サービスがありますが、紹介されるのは全て三為業者。その三為業者から物件を買うと副業アカデミーにマージンが入る仕組みです。物件購入にあたって受講者(初心者がほとんど)は完全なる利害関係者である副業アカデミー講師にアドバイスも貰うというありえない仕組みです。』
簡単に言うと、副業アカデミーの利益に繋がるような業者ばかり紹介されるとのこと。
あたかも受講者のためを思って紹介してくれているように見えても、実は自分たちの利益に繋がることをしているだけというからくりがあるのでしょう。
さらに小林 昌裕氏は副業収入が1億円を超えて会社にバレて首になったことで有名な「小玉歩氏」の弟子的存在だったようです。
小玉歩氏が展開するスクールの生徒という立場で動画出演している様子が確認できています。
小玉歩氏はマルチ商法や情報商材などでも有名ですが、決して評判の良い人物というわけでもありません。
そんな小玉歩氏のスクールに参加していたともなれば、小林 昌裕氏も同じタイプの人なのかな?とも感じてしまいます。
また、Googleレビューに寄せられている副業アカデミーの口コミに違和感を覚える部分がありました。
副業アカデミーレビューの闇
副業アカデミーのGoogleレビューを見てみると、5点満点中4.6点という高評価。
「対応が丁寧」「質の高い学校」など高評価が並んでいますが、レビューを眺めていて少し違和感を覚えてしまいました。
実は満点評価をしている21人のユーザーの内12人のユーザーが、これまで投稿した口コミが副業アカデミーに対する1件のみなのです。
初めてGoogleレビューに口コミを投稿したくなるほど、副業アカデミーが素晴らしかったということでしょうか。
それも21人中12人というかなりの確率で。
講師陣の実力が不透明
副業アカデミーに所属している講師陣はどれも現役で活躍している一流講師とのことですが、具体的にどのくらい凄い人たちなのか実績は示されていません。
▼株式投資講座:山下 勁
『大学在学中の20歳のときに、株式投資を始める。23歳で1,200万円の原資を3,200万円に増やし、25歳のときには独自のテクニカル分析手法を完成させる。2016年の株式投資による利益は1億円超。現在は「副業アカデミー」で株式投資の講師を務める。』
▼FX講座:野田 尚吾
『2010年にFXトレードを始め株式運用会社の業務に携わる。2012年RED HOUND合同会社設立(代表社員)。2015年FXコミュニティを開始。リアルトレードを始めて1ヶ月目で70%の利益を出す。一回の取引で700pipsの利益の会員も輩出。』
▼物販講座:黒川 喜寛
『2002年副業としてサイトアフィリエイトを開始。 その後転勤を機に転売の一種である「国内せどり」を始める。古本せどりから始まり現在は、電脳せどりに移行し、利益を稼ぎ出す体制を構築している。』
▼仮想通貨講座:鹿 剛
『仮想通貨取引所・マイニングファームの設立、新規ICO準備などに従事する傍ら、デジタル通貨アカデミーを運営。その他、上場支援・海外進出などのコンサルティングを行っている。』
紹介文を読む限り、「何となく詳しそうだな」という印象は受けますが、本当に実績のある凄い人なのかどうかはわかりませんでした。
FX講座の野田 尚吾氏と仮想通貨講座の鹿 剛氏について調べてみましたが、副業アカデミー以外ではほぼ情報が確認できず。
お金を払って学ぶ以上、実績のある凄い人に教えて欲しいと個人的に思ってしまうので、やや不安が残ります。
FXトレーダーであれば「Aki」のように証券会社が提供するサービスを利用してトレード実績を公開することも出来るはずです。
副業アカデミーの有料講座内容
副業アカデミーの受講料はコースによって異なりますが、どのコースも申込金として100,000円が必要になります。
FXコースの場合、
シルバー:月々29,000円
ゴールド:月々29,000円
プラチナ:月々9,800円
シルバーは主に初心者向けの学習カリキュラムです。
シルバー→ゴールド→プラチナの順番で学習内容もより実践的なものになっていきます。
「ジャパントレーダーズアカデミー(JTA)」のように、入会金だけで50万円以上するスクールもありますが、月3万円も高額の部類と言ってもいいのではないでしょうか。
最近はYouTubeでも株式投資やFXについて学べる時代です。
当サイトには「有名FXトレーダー」をまとめた記事もあるので、興味があれば参考にしてみてもいいでしょう。
副業アカデミー的危険な副業三選
副業アカデミーのyoutubeチャンネルでは、手を出したら危険な副業トップ3を紹介する動画が人気を集めています。
▼一位:新築ワンルーム物件投資
新築ワンルーム物件投資とは住宅ローンを組み、新築のワンルーム物件を購入。
ローンを支払い終わった後には、毎月家賃という安定した収入が得られるというものです。
ただし、ローンを支払い終わるのは当然数十年後の話。
それまでは毎月支払い続けなければなりません。
毎月の収入を増やしたいと始めた副業のはずなのに、逆にお金が減るという事態になりかねませんね。
▼二位:FXの自動売買ツール
自動売買ツールはその名の通り、自分の代わりに自動で売買をしてくれるツール。
トレードにあまり時間を割けない兼業トレーダーを中心に人気を集めています。
ただ、小林氏は自動売買ツールに頼りすぎると、自分のトレードスキルが身につかない点を問題視しているようです。
勝てていた自動売買ツールが相場に通用しなくなってしまった時、手元に何も残らないと小林氏は語っています。
▼三位:バイナリーオプション
バイナリーオプションはハイアンドローを当てるトレード方法。
例えば、今から30分後のドル円価格が今の価格より高くなっていると思えば、ハイの方に資金を賭けます。
見事予想が当たれば資金を増やすことができます。
しかし、とてもギャンブル性のあるトレード方法のため、「バイナリーオプションはやめとけ!」と言われがち。
あの有名な与沢翼氏もバイナリーオプションだけは100%おすすめしないと語っています。
副業アカデミーのまとめ
副業アカデミーは株式投資、FX、不動産投資など「自由なライフスタイル」を手にするための副業について学べるスクール。
働き方改革の影響で人気を集めているようですが、学長の小林 昌裕氏を中心に「怪しい」という声は絶えないようです。
個人的には高い受講料を支払ってまで、受講する価値があるのかは疑問が残ります。
それに最近は「FXAIパートナーズ」のような1か月に700万円の利益を出したサービスも登場し、投資で稼ぐこと自体のハードルは下がっているように感じます。
閑古鳥が鳴きすぎて悪い評判さえ広まっていないようだが良く5年も持ち堪えたな。コロナ給付金で何とか生き残ってる零細個人事業主の集まりかw