東大生トレーダーたばてぃんの手法に再現性はあるのか検証

たばてぃんのサムネイル画像

たばてぃんはチャラチャラした見た目とは裏腹に、東大生という肩書を持っていたFXトレーダー。

トレードバトルでの優勝や、50万円の元手をFXで1000万円まで増やした経験もあるとのこと。

そんなたばてぃんのトレード手法とは何なのか?その手法に再現性はあるのか?

謎多き東大生トレーダーの実力に迫っていきます。

たばてぃん(田畑昇人)とは

たばてぃん(田畑昇人)は現役東大生トレーダーとして活躍していた人物。

チャラチャラした見た目でありながら東大生、さらにはFXで稼いでいるという唯一無二のキャラクターが受け、テレビにも出演したことがあります。

たばてぃんの画像

FXトレードに専念すべく、東大は中退してしまいますが、現役当時は学費をトレードで稼ぎ捻出していたとか。

また、たばてぃんはトレード、メディア露出以外にも、自身の本も出版しています。

たばてぃんが出版した「東大生が考えたスマートフォンFX」「武器としてのFX」はいずれも売上上々だったようです。

特に「東大生が考えたスマートフォンFX」に関しては10万部を超える大ヒットでした。

そんなたばてぃんはキャラクター人気だけではなく、FXトレードの腕前もたしかだったようです。

たばてぃんのFX経歴

たばてぃんがFXトレードを始めたのは大学3年生の頃。

50万円の元手を、わずか9か月で1000万円まで増やすことに成功しています。

また、ザイFXが主催したFXのトレードバトル「FX毎日バトル」において、たばてぃんは「ひろぴー」など有名トレーダーを抑えて見事優勝

FX毎日バトルでは2014年11月1日から2015年5月31日の7か月間で30万円をどこまで増やせるかを競いました。

たばてぃんは30万円の元手を最終的に51万円まで増やすことに成功しています。

ただ、最近は1か月で700万の利益を叩き出した「FXAIパートナーズ」のようなサービスも誕生しているため、短期で稼ぐハードルは下がっているように感じます。

たばてぃんに関しては50万円を1000万円にしたのもトレードバトルで優勝したのも、ノリで乗り越えたわけではなく、自分なりのトレード手法を確立したが故に実現できたようです。

たばてぃんのトレード手法

たばてぃんのトレードを支える手法は次の3つです。

▼窓埋めトレード
たばてぃんは窓埋めを利用したトレードを多用し、窓埋めトレードだけで1か月に200万円稼いだとも言われています。

窓とは週明けなどレートが急激に変動することによって、ローソク足同士に空間が生まれること。

ロウソク足はこの窓を埋めようとする性質があり、それを狙ったトレード手法が窓埋めトレードです。

例えば、下記のように下方向に窓が出現した場合、窓を埋めるように価格は上昇します。

窓埋めトレード

窓を開けて下落したのであれば、買いエントリーを狙うのが定石です。

▼VIX指数を活用
VIX指数は恐怖指数ともいわれ、アメリカ大手企業の株価平均を示すもの。

VIX指数の数値が大きいほど、投資家が市場に不安を感じていることを意味します。

通常VIX指数は10から20あたりを推移していますが、コロナショック時にはVIX指数は80を越え、多くの投資家が不安に襲われていたことがわかります。

たばてぃんはこのVIX指数の数値が高くなったタイミングに注目。

VIX指数の数値が高くなると、ボラティリティも大きくなる傾向にあります。

ボラティリティが大きくなったタイミングこそ稼ぎ時と判断し、たばてぃんはトレードを行うようです。

キャリア20年を超えるベテランFXトレーダー「羊飼い」も大相場こそ稼ぐチャンスと語っています。

▼取引時間帯
FXには取引が活発になる東京時間(9時から17時)、欧州時間(16時から翌2時)、ニューヨーク時間(21時から翌6時)があります。

たばてぃんは各時間ごとの値動きに特徴があることに注目。

・東京時間は大きなトレンドは出にくく、レンジ相場になりやすい
・欧州時間は投機筋が参入し大きなトレンドが出やすい
・経済指標も多くなり、急激なトレンド変化が起きやすい

以上の特徴を踏まえて、たばてぃんは欧州とニューヨーク時間の値動きが活発な時にトレードをすることが利益に繋がりやすいと考えているようです。

たしかに値動きがなければ当然利益も出しにくくなりますし、利益を追求するならば取引が活発な時を選ぶのがベストですよね。

また、たばてぃんは「トレーダーはポジションを持ち越したくない」という心理を生かし、市場が閉まる1~2時間前辺りからはトレーダーの決済タイミングに合わせて逆張りを狙うとのこと。

欧州時間(16時から翌2時)であれば、16時から0時あたりまでは順張り、0時からは逆張りという使い分けをしているようです。

たばてぃん手法は本当に勝てるのか

たばてぃんの手法をマネすれば勝てるのかと言えば、やや厳しいように感じます。

▼窓埋めは必ず発生するわけではない
窓埋めトレード自体は再現性の高いトレード手法ですが、窓埋めが起きる確率は80%ほどだと言われています。

実際下記チャートのように窓埋めせずに価格が推移してしまうこともあります。

窓埋めトレード

窓埋めを過信してハイレバレッジでエントリーしていたら、最悪ロスカットされる可能性もあるわけです。

窓埋めは80%という非常に高い確率で起きるとはいえ、損切注文はあらかじめ設定しておいた方が安心でしょう。

▼VIX指数はあくまでも補助
VIX指数はFXトレードに活用できますが、具体的な手法としてトレードに落とし込むことは困難です。

例えば、VIX指数が高くなると、投資家はリスクを避ける思考へと変わります。

そうなれば、FXの中でも安定通貨と言われる円や米ドルが買われやすくなります。

「有事のドル買い」という言葉があるように、直近のウクライナ・ロシア問題で米ドルの需要が高まり、ドル円は約20年ぶりに131円台まで高騰。

VIX指数が高騰→リスクオフ思考→ドルが変われるまでは想定できますが、具体的なトレードチャンスの見極めは個人の力量に左右されてしまいます

▼決済時間に合わせた逆張りはリスクもありそう
下図のように市場オープン後は順張り、クローズ1~2時間前になったら逆張りが見事に刺さることもあります。

しかし、強烈なトレンドが発生している時には、トレンドが続いたままクローズ時間までいってしまうことも。

東京時間と欧州時間、欧州時間とニューヨーク時間はそれぞれ重なっている時間があるため、トレーダーの思惑が入り交じることになります。

そのため、決済時間を狙った逆張りはややリスクが高いような印象です。

たばてぃんは消えた?現在は?

2014年から2020年頃まで精力的に活動していたたばてぃんですが、2022年現在は消えたと言われています。

実際Twitterは2020年12月から更新が止まったまま

たばてぃんのツイート

なぜたばてぃんが突然消えたのか?3つの可能性が考えられそうです。

▼FXで稼げていなかった噓を隠すため
たばてぃんはFXトレードで稼げていなかったのではないかと噂されています。

何の前触れもなく消えてしまったのであれば、1000万円稼いだのも嘘だったのでは?と疑われてしまうのも仕方がないような気もします。

aki」のようにトレード履歴を公開しているトレーダーであれば、疑いの余地はありませんが。

ただ、たばてぃんの実績が嘘だった証拠もないため、あくまでも憶測に過ぎません。

▼アフィリエイトで安定して稼げている
たばてぃんは自身のブログ「田畑昇人のFXブログ」内でおすすめのFX会社を紹介しています。

たばてぃんの公式ブログ

おすすめしているFX会社はたばてぃんのアフィリエイトリンクになっており、ここから口座開設をしてくれる人が増えるほどたばてぃんの財布が潤う仕組みです。

著名なトレーダーであるほど、自身のブログにも多くの人が集まり、それだけアフィリエイト報酬も多くなります。

たばてぃんはテレビにも出演し知名度もあるため、今でもなお多くのアフィリエイト報酬を受け取っているのかもしれません。

▼就職して忙しい
たばてぃんがテレビに出演した当時は現役の東大生。

中退はしたものの、大企業に就職するという道もあったはずです。

もしかするとたばてぃんは今現在一般企業に就職し、サラリーマンとして働いている可能性もありそうですね。

ツイッターを更新しないのは、過去の自分と決別し新たな人生を歩み始めたと考えればつじつまが合います。

たばてぃん手法は使い手に左右される

たばてぃんの手法の内、窓埋めを利用したトレードは再現性の高い手法ですが、その他はマネすれば稼げるようになるわけではなく、使い手の力量に左右されそうです。

たばてぃんが50万円の元手を1000万円まで増やせたのは、資金管理やトレーダー心理の把握なども行っていたが故でしょう。

少しでも手間を省いて稼ぎたいと考えている方は、最新AI搭載のFXサービスが参考になるかもしれません。

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 利用者の声(口コミ)

すっかり消えてしまったねたばてぃん
正直あまり稼いでなかったんじゃない?

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