IOSTはIOSTは格闘家の朝倉未来氏が投資し、500万円を4000万円に増やしたとして話題になった仮想通貨です。
2021年11月現在IOSTの価格は6円前後ですが、100円を超えるのでは?という期待の声も。
時価総額ランキングは100位以下にもかかわらず、日本人にコアなファンが多く人気が集まっています。
そんなIOSTのどこに注目が集まっているのか、今後の価格動向や将来性を徹底的に深掘りします。
仮想通貨IOSTとは
IOSTは「IOST財団」が開発する取引処理能力に長けた仮想通貨です。
発行枚数は900億枚、2021年11月現在時価総額ランキングは120位。
IOSTが目指すのは、IOST上にDeFiやゲーム、取引所などのサービスを展開し、プラットフォームとして多くの人に利用されることです。
例えるなら、様々なアトラクションを抱える仮想通貨テーマパークのようなもの。
そんなIOSTに注目が集まるのはライバルより優れた技術があり、他を圧倒するポテンシャルを秘めているからです。
次にIOSTの主な特徴を紹介します。
①イーサリアムよりも130倍の処理速度
②システム開発が容易
③IOSTを利用したサービスの増加
③次世代技術を採用
①イーサリアムの130倍の処理速度
IOSTは取引処理を分割・並行して行うことを可能にする効率分散型シャーディング(EDS)という技術を採用しています。
効率分散型シャーディングによってIOSTは高い処理能力を実現。
イーサリアムが毎秒15件の取引が行えるのに対し、IOSTは毎秒2000件を超える取引の処理が可能と言われているのです。
イーサリアムはDeFiなどの需要が増えて処理能力がキャパオーバーしやすくなっており、時期によっては送金が遅延し、取引手数料が高止まりする時があります。
需要が増している中で処理能力の低さは問題となるので、処理能力が圧倒的に高いIOSTが選ばれる結果となります。
②誰でもシステム開発が可能
IOSTは日本でも多くのエンジニアやプログラマーが使うJavaScriptというプログラム言語で開発が行えます。
ブロックチェーン開発を行う時、いつも使っているプログラム言語で代用できないと、新しいプログラム言語を覚えるのに時間とかかるので、導入コストが巨額になります。
イーサリアムはSolidityという馴染みのない開発言語を利用するので、IOSTに比べ開発ハードルは高めです。
IOSTの開発ハードルの低さは、それだけ実用化に繋がりやすいということを意味しています。
③次世代型マイニング方式PoBを採用
ビットコインの取引承認方法を「PoW(プルーフオブワーク)」と言い、電力を大きく消費する点がデメリットとされてきました。
IOSTが採用している「PoB」は「PoW」のデメリットを解決する方法として誕生。
「PoB」はネットワークセキュリティを損なうことなく、高速なトランザクションを可能にしています。
さらにPoBは長期間ネットワークに貢献を続けていると、それだけリターンが大きくなります。
つまりステーキング(≒マイニング)を行う投資家にとっては、他の仮想通貨よりも長期で保有するメリットが大きくなるのです。
IOSTの格付けから見る将来性
世界には仮想通貨プロジェクトの格付け・評価を行っている機関がいくつもあります。
格付け機関ではプロジェクト内容、技術、価格パフォーマンス、応用性など様々な観点から評価します。
今回は大手3社のIOSTに対する評価をご紹介しましょう。
▼Weiss Crypto Ratings
アメリカの大手格付け機関では、IOSTの評価を15段階中下から6番目としています。
IOSTの技術面が評価されておらず、厳しい格付けになっています。
ちなみにイーサリアムはB+と、Weiss Crypto Rating内で最も高い評価を受けています。
▼TokenInsight
TokenInsightのIOST評価は9段階評価の上から5番目でした。
プロジェクトとしての将来性は評価されていますが、その他エコシステムやチームの評価が伸び悩んでいます。
▼CCID
中国の大手格付け機関CCIDでは、IOSTが上から4番目という高評価です。
IOSTの基礎的な技術力が高い評価を受けており、全仮想通貨中最も高い評価を受けています。
以上のように機関ごとに評価はバラバラですが、技術力は高い評価を受けている傾向にあるようです。
技術力の高さは開発を進めていく上でも重要な指標です。
高い技術力があれば、IOSTのブロックチェーンが企業や仮想通貨プロジェクトに採用される可能性も高まります。
結果的にIOSTの価格高騰に繋がる可能性もあるでしょう。
IOSTの現在とこれまでの価格推移
IOSTは2021年11月現在、5円前後を推移しています。
これまでの価格推移を見てみると、2018年の上場直後に大幅に高騰し最高値13.9円を記録。
それ以降は停滞が続き、2021年に入るまで0.5円前後を推移しています。
2021年に入ってからはIOSTチェーンでHUSDのサポートが開始、バイナンスでステーキング開始などの好材料が相次ぎ高騰。
ビットコインが高騰し仮想通貨市場全体が盛り上がっていたこともあり、IOSTは一時8円超えまで高騰しました。
IOSTの価格動向・今後の予想
仮想通貨の価格予想を行うCryptoNewsZによれば、IOSTの価格は2026年に20ドル(22.9円)を超える可能性があると予想しています。
現在価格は5円前後なので、5年後にIOSTは現在価格から4.5倍になっていると予想。
また、CryptoNewsZによれば、2026年にはIOSTが主要ブロックチェーンの1つになっているとの予測もしています。
アルトコインはビットコイン(BTC)の価格変動に左右されるのでビットコイン次第ではありますが、個人的にもIOSTが20円になる可能性は十分あると感じています。
IOSTの高騰に繋がりやすいタイミングは主に3つあります。
①エアドロップ発表
②プロジェクトの進展、サービス拡大
▼エアドロップ発表
IOSTは2021年2月17日にIOSTのエアドロップが発表されました。
内容は特定の取引所にてIOSTを保有すると、Donnieトークン(DON)がもらえるという内容です。
エアドロップに参加するためには、IOSTを保有し続ける必要があるので一定の売り圧を減らす効果があります。
実際にチャートを見てみると、エアドロップ発表後から一時2倍以上に高騰しているのが確認できます。
2021年中に二回目のエアドロップが開催される予定なので、発表されたタイミングで高騰が期待できるかもしれません。
ただ、エアドロップ終了後は売りが集中する可能性が高いので注意しましょう。
>>IOSTのエアドロップ最新情報-参加方法、稼げる可能性をまとめて紹介
▼プロジェクトの進展、サービス拡大
IOStは2021年に医療業界と手を組み、プロジェクトを進めています。
今はまだ検証段階ですが、今後正式に実装されるようなことになれば、IOST技術の有用性が認められ他の企業からの注目が集まることも考えられます。
そうなれば、IOSTの価格高騰に繋がる可能性も高いです。
いつまでも待っていられないという方は、「XANK」のような利用者からの評判上々の投資サービスを検討してみてもいいかもしれません。
個人的に試してみましたが、3か月で602万円の利益を実現してくれ、実力は認める他ないなと思っているところです。
IOSTが100円を超える条件
一部の投資家からはIOSTが100円を超えるという意見も出ています。
これからIOSTの価格が伸び、100円を超える為には3つの条件を満たす必要があります。
条件①発行上限に近づく
条件②ブロックチェーン開発競争に勝つ
条件③DeFiやNFTで実需を生む
これらの条件を満たせると、IOSTは大きく化ける可能性があります。
条件①発行上限に近づく
仮想通貨はマイニングやステーキングによって発行枚数が増えるので、それが売り圧力となります。
しかも発行上限がないと、永遠に一定の売り圧力がある状態が続きます。
しかし、発行枚数に上限がある仮想通貨は、最終的にその売り圧力がなくなりますよね。
実際には送金の失敗にセルフGOXする仮想通貨もあるので、事実上は市場に出回る枚数は発行上限を迎えてからは減少していきます。
その結果、仮想通貨の希少性は高まり、価格が上がりやすい環境となります。
まだ発行上限を迎えるのは先ですが、長期的に見ればIOSTの希少性が高まるでしょう。
条件②ブロックチェーン開発競争に勝つ
IOSTの競合となる仮想通貨もブロックチェーンの開発を進め、利便性を高めています。
開発競争に負けると、IOSTが使われなくなり、価格が下がる可能性があります。
IOSTには同じ領域のシステム開発ができる類似プロジェクトがいくつもあります。
そのどれもがIOSTよりも時価総額が高いです。
・イーサリアム
・ポルカドット
・コスモス
上記の仮想通貨プロジェクトはすでに企業などに技術採用が進んでいるので、IOSTも実需を生むような開発が必要となるでしょう。
条件③DeFiやNFTで実需を生む
2020年からDeFiやNFT関連のプロジェクトを進め、ブロックチェーン開発を進めています。
これから利用者が増えるDeFi・NFTサービスを作れると、IOSTを保有するメリットが生まれ、価格が伸びていくと予想されます。
IOSTは2020年からDeFi分野への事業を優先的に進めていくと公表もしていますので、IOSTへの実需も生まれてくるかもしれませんね。
NFT分野ではすでにプラチナエッグ社と協力し、NFTマーケットプレイス「TOKENLINK」をリリースしています。
今はまだ日本国内に過ぎませんが、今後世界的にNFT事業を展開していく可能性もあるでしょう。
IOST投資で損しない取引所の選び方
IOSTは日本の取引所にも上場しており、コインチェックで購入可能です。
しかし、コインチェックは販売所形式のため、その分だけスプレッド(買値と売値の価格差)があります。
どのぐらい市場価格の平均があるのかというと、5%~15%ぐらいはありました。
仮に10万IOSTをコインチェックで売買する場合、買ってすぐ売ると約3万円の損失になります。
このスプレッドは価格変動が激しくなっているほど大きくなる傾向があります。
手数料を負担してでも楽にIOSTを購入したいという方以外は、海外取引所を利用した方がいいかもしれません。
海外取引所なら取引手数料は0.1%で、スプレッドは販売所のコインチェックより大幅に小さいです。
▼海外取引所バイナンスがおススメ
海外取引所を使うのなら、世界最大のバイナンスがベストでしょう。
バイナンスは200種類を超える仮想通貨の取り扱いがあり、IOSTの他にも投資できます。
さらにステーキングもできるので、長期保有しようとしている投資家にとっても有用です。
IOSTはバイナンスでステーキング可能
バイナンスではIOSTを保有しておくと数%のリターンが得られるステーキングが可能です。
株式投資における配当と考えてもらえると分かりやすいでしょう。
IOSTのステーキングはコインチェックで対応しておらず、海外取引所でしか使えません。
▼ステーキング利回り
バイナンスでIOSTのステーキングを行うと、最大年間54.49%の利回りとなります。※変動あり
ステーキング期間が短いと利回りは大きく、ステーキング期間が長いと利回りが低くなります。
また、最大300万IOSTまでしかステーキングできず、下限は100IOSTからステーキング可能です。
ステーキングの利回りは毎日支払われるので、いつでも利益を確認できます。
仮想通貨IOSTまとめ
IOSTは技術力があり将来性に期待されている一方で、ライバルと言える仮想通貨プロジェクトも複数あります。
最近ではSolana(SOL)というブロックチェーンに注目が集まり、イーサリアムキラーとの呼び声も高いです。
今後はいかに開発を進め、Solanaを含めライバルたちと差別化を図っていけるかが重要でしょう。
IOSTの基本情報
名称 | IOST |
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人気度 | |
時価総額 | 84位 |
取引所 | コインチェック バイナンス クーコイン |
発行元 | IOST財団 |
ありがとうございます。