KCEXは怪しい?KYC認証不要の仮想通貨取引所の評判や注意点

KCEXの安全性の問題

海外仮想通貨取引所「KCEX」は、国内の取引所に比べると安全性に懸念のある点が多く見られます。

特に、以下の5つは利用する際のリスクとして覚えておくべき点です。

  • 日本の金融庁に登録していない
  • 公式サイトに会社の情報を記載していない
  • 口座凍結が報告されている
  • システムトラブルが起こっている
  • PoRが実施されていない

これら5つの注意点について紹介します。

日本の金融庁に登録していない

KCEXは日本の金融庁に登録しておらず、適切に資産を管理していない恐れが。日本の資金決済法では、暗号資産交換業者は金融庁に登録する事が義務付けられており、ユーザーの資産を保護するための様々な施策を行わなくてはなりません。

とりわけ重要なのが、顧客資産の分別管理義務です。分別管理とは、顧客資産と会社資産を分けて管理すること。分別管理を行っている業者であれば、会社が倒産した場合でも預けていた仮想通貨が返ってくる可能性は高いです。

しかし、KCEXのような未登録業者では分別管理を行っていない可能性が高く、倒産と共に資産が失われてしまうかも。また、預けた資産を勝手に会社の事業へ流用される恐れもあります。

このように、資産保護の観点で問題があるため、国内の取引所に比べると利用するリスクは高いと考えるべき。ちなみに、KCEXはアメリカの金融サービス事業者(MSB)として登録されています。


KCEXはアメリカのMSBに登録

しかし、MSB登録はマネーロンダリング防止規制や巨額の取引があった際の報告義務を課すもので、顧客資産の保全が義務付けられているわけではありません。

アメリカでMSB登録を行っているからといって必ずしも安全では無い、という点に注意が必要です。

公式サイトに会社の情報を記載していない

現在、KCEXは公式サイトで自社の情報を公開していません。会社の名称・所在地・連絡先などは、公式サイトを探しても見つけられませんでした。

一応、Google Playのアプリダウンロードページには、サポート情報として会社の名称・住所・電話番号が記載されています。


KCEXの会社概要

この会社情報にも不審な点が。この情報によれば、住所はセーシェル共和国のマヘ島にあるようです。

しかし、電話番号の最初の「65」はシンガポールのもの。住所と電話番号が食い違っています。

住所を検索してみると、同じ住所を持つ企業がたくさんヒットするので、セーシェル共和国の住所はバーチャルオフィスと思われます。

運営会社として記載されている「KCEX FINTECH LIMITED」という会社は、ペーパーカンパニーでしょう。

このように、KCEXがどこでどのように運営されているか、公開情報を見る限り非常に曖昧です。

情報をひた隠しにする企業が、トラブルが起こった時に適切に対応してくれるとは思えません。最悪の場合、ユーザーの資産を盗んで雲隠れしてしまう恐れも。

そのため、会社情報を公開していないKCEXは信頼性が低いと言わざるを得ないでしょう。

口座凍結が報告されている

実際、KCEXでは口座が凍結されるトラブルが報告されています。

特に、「リスク管理」と称して出金を拒否する事例がSNSなどの投稿で多数。

リスク管理と聞くともっともらしい印象がありますが、実態は具体的な理由の説明も無く、恣意的に口座を凍結しているのと同じようなもの。

KCEXは運営実態さえハッキリしていない企業で、一度口座を凍結させられると資産が戻ってくる可能性は低いです。

身に覚えの無い事で、ある日突然資金を失うリスクがある、という事はKCEXを利用する前に押さえておくべき。

システムトラブルが起こっている

口座凍結以外にも、KCEXはシステムに関するトラブルが報告されています。

「トレードツールにバグがある」「なぜか送金ができない」といった、システムの不具合と思われる事象が見られます。

ログインエラー程度のバグであれば大きな問題にならないかもしれませんが、トレードツールの不具合や送金エラーは、状況によっては大きな損失や資産の消失をもたらす恐れが。

もし、KCEX側の問題で損失を被っても、ある日突然口座凍結するような運営体制ですから、まともな保証が受けられると思えません。

実際、利用規約にも「KCEXは、本サービスの適用性、誤りや欠落がないこと、継続性、正確性、信頼性、または特定の目的への適合性について、明示的または黙示的な保証は一切行いません」と明確に記載。


KCEXの利用規約

こういった記載自体は珍しいものではなく、一般的にどの取引所も書いているもの。

もちろん、システムトラブルが多数報告されているのに放置したり、それによって損失を被ったユーザーが広範囲に渡ったりする場合には、法的な責任が問われる場合もあります。

しかし、KCEXの責任で被害が拡大した場合でも、運営実態の不明な会社に法的な責任を追及するには、時間の面でもお金の面でも相当な負担が。

そのため、システムトラブルが起こって損失を被っても実質的に為す術が無く、ユーザーが背負い込むリスクは一般的な取引所よりも大きいと考えられます。

PoRが実施されていない

KCEXの公式サイトでは、「PoRを実施している」という明確な記述が見られません。

PoRは「Proof of Reserve」の略で、ユーザーから預かっている資産と同等の資産を実際に保有している事を証明する仕組み。ユーザーの資産と同じ額を取引所が持っている事を明確に示してくれるので、安心して利用できます。

PoRは、放漫財政・ずさんな資金管理の果てに破綻に陥ったFTXの事例を教訓として、近年その重要性を増している取り組み。そのため、PoRを実施していないKCEXは、他の取引所と比べて透明性が低いという評価にならざるを得ません。

事実、KCEXでは具体的な理由もなく口座が凍結されるトラブルが起こっており、これは「もしかすると資金が不足しているのでは……?」という疑いを持たれかねない行動です。

多くのユーザーが疑惑を抱くと、取り付け騒ぎになって一挙に破綻へ追い込まれる恐れも。現在は大きな騒ぎとなっていませんが、今後そのような事態に発展するリスクはゼロではないため、注意が必要です。

KCEXのメリット

問題点も指摘されているKCEXですが、利用するメリットも確かにあります。例えば、以下の5つは代表的なメリットです。

  • 取り扱っている仮想通貨の種類が多い
  • 手数料が安い
  • KYC認証不要で利用できる
  • レバレッジ最大125倍で先物取引ができる
  • 分離マージンとクロスマージンが選べる

ここでは、上記のメリットについて解説します。

取り扱っている仮想通貨の種類が多い

KCEXは取り扱っている仮想通貨が非常に多い取引所です。

現物取引では500種類以上、先物取引では150種類以上の通貨ペアを取引可能。幅広い通貨を売買できるため、利益を得るチャンスが豊富にあります。

ただし、取扱い通貨が多いという事は、詐欺的な怪しいコインも多いということ。実際、KCEXには過去に「詐欺が疑われる怪しい仮想通貨が上場していた」という口コミもあります。

500種類もあれば怪しい仮想通貨が上場していても不思議はありません。そのため、取引する前に対象の仮想通貨について、ホワイトペーパーなどで情報を確認しておくように。

手数料が安い

KCEXが人気である大きな理由は、手数料の安さ。

KCEXの手数料は現物取引は無料、先物取引でも最大0.01%と低水準です。

特に、先物取引での手数料が安い事は、売買を繰り返す短期トレーダーにとっては魅力的。

ただし、買値と売値の価格差(スプレッド)は当然あるため、これが実質的な手数料となります。

それでも、取引手数料が無料というのは、トレーダーにとって大きな魅力で間違いない。

KYC認証不要で利用できる

KCEXは、KYC認証(本人確認)不要で利用できます。

企業が運営している中央集権型の取引所(CEX)は、マネーロンダリング防止などの目的でKYC認証を行っているのが一般的です。しかし、KYC認証にはパスポートや運転免許証などの個人情報を渡さなくてはならず、抵抗のある人も多いでしょう。

KCEXであれば、KYC認証なしで取引や出金ができるため、海外業者に個人情報を渡したくない人でも気兼ねなく利用できます。

また、KYC認証なしだと1日あたりの出金額に制限が掛けられますが、上限は30BTC(約5億円)なので一般的なトレーダーにとっては十分な金額です。

ただし、KYC認証なしの取引所はマネーロンダリングに利用される事があり、仮にKCEXが捜査対象になると資金の引き出しがストップするといったトラブルに巻き込まれる懸念はあります。

KCEXはアメリカのMSBに登録しているため、そうそう起こらないと思いますが、KYC認証なしの取引所にはこういったリスクもあると覚えておいてください。

レバレッジ最大125倍で先物取引ができる

KCEXの先物取引では、レバレッジ最大125倍での取引が可能です。

レバレッジ125倍というのは、100万円分の仮想通貨を口座に預ければ、単純計算で1億2500万円分の取引ができるということ。

日本における仮想通貨CFDはレバレッジ最大2倍までに制限され、それに比べると資金効率の良いトレードができるでしょう。

ただし、ハイレバレッジの取引は少ない証拠金で大きな利益が得られる一方、損失も大きくなります。

そのため、自分のリスク許容度に応じて適切なレバレッジ倍率で取引するように。

分離マージンとクロスマージンが選べる

先物取引のリスクを管理できる機能として、KCEXでは「分離マージン」と「クロスマージン」を選択できるように。

分離マージンというのは、ポジションごとに担保とする証拠金額を割り当て、その範囲内でレバレッジ取引を行う方法。

値動きの荒い通貨は証拠金を少なく割り当て、安定した通貨は証拠金を多く割り当てて取引するなど、柔軟にリスクを調節できます。

一方、クロスマージンは口座の資金すべて証拠金として使う方法で、1つの通貨が下落しても別の通貨が高騰していれば損失が相殺されるため、ポジションを長く保有し続けられます。

状況に応じて2つの方法を適切に選ぶ事で、自分に合ったリスク管理ができるでしょう。

KCEXの注意点

口座凍結トラブルなどが起こっているKCEXでは、日本の取引所で意識しない事にも注意を向けなくてはなりません。

例えば、利用に際して以下3つの点は必ず意識してください。

  • 大きな額の仮想通貨を入金しない
  • 取引したい仮想通貨の情報を調べる
  • 何があっても自己責任で解決する

これらの注意点について解説します。

大きな額の仮想通貨を入金しない

KCEXには大きな額の仮想通貨を入金しない方が安心です。

KCEXでは「リスク管理のため」などと称して口座を凍結する事象が報告されており、身に覚えの無い事で資金が引き出せなくなる恐れが。

このような不測の事態への対処として有効なのが、取引に必要な最低限の額しか入金しない事です。少ない金額のみ口座に預けておけば、いざ凍結されても損失を最小限に止められます。

KCEXではレバレッジ最大125倍で取引できるため、少ない資金でも大きなポジションを保有し利益を上げる事は可能。

その他、利益が出たらこまめに出金するなど、凍結リスクを常に念頭に置きながら行動する事が大切です。

取引したい仮想通貨の情報を調べる

KCEXでは500種類以上の仮想通貨を取り扱っていますが、中には詐欺的なものも混じっています。

怪しい仮想通貨を取引しないよう、事前にその通貨の情報を調べる事が大切です。

例えば、ホワイトペーパーを読んだり、Etherscanでホルダー数を見て適度に分散されているか確認したり調査をしてください。

また、GoogleやSNSなどで検索して不審な噂が流れていないか確認する事も重要です。

株式を買う前に会社の財務情報などを調べるのと同じように、仮想通貨に対しても投資する前の情報収集を忘れずに行ってください。

何があっても自己責任で解決する

日本の金融庁に登録していないKCEXでは、どのようなトラブルが起こっても自己責任で解決する必要が。

例えば、明確な理由が無く口座が凍結されても、日本の行政が処分するなどの対処をしてくれる事はありません。

また、KCEXを相手取って裁判する事なども個人の力では難しいでしょう。

そのため、口座が凍結されても自己責任と考え、先に挙げたような事前の予防策を取っておく事が大切です。

ちなみに、口座凍結されるようなKCEXを利用するくらいなら、「ASAP」などの投資ファンドが断然おすすめ。無料で利用可能なので、興味がある方はぜひ。

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KCEXの評判

KCEXの評判はSNSなどでたくさん見られます。

ここでは、良い評判と悪い評判に分けて主なものを紹介します。

悪い評判1:詐欺的なコインが過去に上場していた

KCEXには500種類以上の仮想通貨が上場していますが、中には詐欺的なコインも混じっています。

SNSでは、「GODL」や「CRT」といった怪しい仮想通貨がKCEXで上場廃止されたという投稿が見つかりました。

上場廃止にしているところを見ると、KCEXはきちんと対処しているようですが、現在上場している仮想通貨の中に詐欺的なものが混じっていないとは限りません。

KCEXには500種類以上の仮想通貨が上場しているため、全てを精査して怪しいものだけを廃止にする事は運営側としても難しいと思われます。

そのため、今ある上場コインにも危険なものが混じっているという前提で利用した方が良いでしょう。

悪い評判2:「リスク管理」を理由として出金停止になる

KCEXの口座凍結・出金停止トラブルは、「リスク管理」を名目として為される事が多いです。リスク管理という言葉は、ユーザーの動きに不審な点があったため、口座凍結という判断に至った事を示すものでしょう。

もちろん、規約に違反し口座凍結される事はあり得ること。しかし、口座凍結されたユーザーが全て規約に違反するような行為をしたわけでなく、全く身に覚えの無い人もいるように見受けられます。

口コミの中には、「リスク管理の名目で顧客資産を盗んでいるのでは?」という意見さえ見られるほど。KCEXを利用すると、ある日突然資産を失うかも、という事は肝に銘じておいた方が良いでしょう。

悪い評判3:ボーナスが反映されない

KCEXは新規登録者にボーナスを付与するキャンペーンを実施していますが、それが「反映されない」という口コミも見つかりました。

100USDT相当の仮想通貨入金で5USDT、2000USDT相当の先物取引で2USDTが貰えるなど、金額は控えめですが条件の緩い入金ボーナスが受け取れます。

しかし、それも受け取れなければ何の意味もありません。

入金が遅れているだけという可能性もありますが、このようなトラブルが報告されている事は注目すべき。

良い評判1:マイナーコインが上場している

怪しい仮想通貨も上場していたKCEXですが、多くのマイナーコインを取引できると高く評価されています。

SNSでは新規上場のニュースがいくつも流れており、仮想通貨コミュニティのメンバーから感謝の言葉も述べられているようです。

頻繁に新しい仮想通貨が上場する事は、取引所に活気を与えてくれます。

もちろん、上場後すぐに暴落するような詐欺的な仮想通貨もありますが、一攫千金を狙う人にとって魅力的である事は確か。

良い評判2:取引コンペが人気

KCEXでは先物取引のコンペを毎日実施しており、人気イベントとなっています。

2025年9月時点での報酬総額は1日あたり2万USDT、累計参加者数は10万人と盛況です。

賞金金額は1位で1800USDT、2位で1300USDT、3位で1000USDTと豪華。

自分の実力を試すうってつけの機会で、トレードを続けるモチベーションを保つ意味でも良いイベントです。

KCEXの概要

KCEXを運営しているのは「KCEX FINTECH LIMITED」という企業。

  • 会社名称:KCEX FINTECH LIMITED
  • 所在地:セーシェル共和国Suite 23, 1* Floor, Eden Plaza,Eden Island, Mahe, Seychelles
  • 代表:不明
  • 設立年:2021年
  • 電話番号:65-8621-5548
  • メールアドレス:[email protected]

KCEX FINTECH LIMITEDは、2021年に設立されたセーシェル共和国に拠点を置く企業。

住所等の情報はGoogle Playのアプリサポート情報に記載されていますが、公式サイトに記述が無く、現在まで同じ企業が運営しているか不明。

電話番号もシンガポールのもので、ペーパーカンパニーと思われます。

また、KCEXはCEOの名前も公表しておらず、どのような人物・集団が運営しているか分かりません。非常に怪しい印象の強い取引所です。

手数料

KCEXは手数料が安いと人気の取引所です。取引手数料は以下の通り。

  • 現物取引(メイカー手数料):0%
  • 現物取引(テイカー手数料):0%
  • 先物取引(メイカー手数料):0%
  • 先物取引(テイカー手数料):0.01%

現物取引はメイカー・テイカー注文ともに手数料無料、先物取引もメイカー注文は無料、テイカー注文が0.01%と非常に低い水準となっています。

その他の手数料は以下の通り。

  • 入金手数料:無料(入金元の手数料のみ)
  • 出金手数料:仮想通貨によって異なる

入金手数料は無料ですが、国内取引所や自分のウォレットから送金する際の手数料やガス代が必要です。

出金手数料に関しては、仮想通貨によって異なるガス代が掛かります。

利用できる取引方法

KCEXで利用できる取引方法は以下の通り。

  • 現物取引:仮想通貨の現物を売買する方法
  • 先物取引:証拠金を担保として仮想通貨を売買する方法。レバレッジ最大125倍

KCEXでは、仮想通貨の現物取引と先物取引のみ対応。

現物取引は実際に保有している現物を売買する方法、先物取引は仮想通貨を担保にして最大125倍のレバレッジを掛けて取引する方法です。

コピートレードやステーキングといったサービスは提供していません。現物と先物のみとシンプルな取引所です。

サービスを最低限に絞り込む事で、安い取引手数料を実現していると思われます。

取り扱っている仮想通貨

KCEXでは現物取引は500種類以上、先物取引は150種類以上の通貨ペアに対応。

ビットコインイーサリアムだけでなく、国内の取引所では購入できないマイナーコインも購入可能。

将来、大きく値上がりする仮想通貨が眠っているかもしれず、一攫千金を狙っている人には魅力的です。

ただし、銘柄数が多い分、怪しい仮想通貨が混じっている可能性もあるため注意が必要です。

取引前にホワイトペーパーを確認するなど、詐欺コインか事前に調べるように。

KCEXの利用方法

最後に、KCEXの利用方法について解説します。

口座開設・ログイン

KCEXはKYC認証が不要で、口座開設は数分で完了します。開設手順は以下の通り。

  1. 新規登録ページで電話番号もしくはメールアドレスとパスワードを入力する
  2. 認証パズルを完成させる

KCEXの口座開設は、電話番号もしくはメールアドレスが必要です。


KCEXの登録画面

どちらか選んで記入した後、使いたいパスワードを入力し「新規登録」ボタンを押します。すると、認証パズルが表示されるので、それを完成させれば口座開設完了です。

ログインは、公式サイト右上の「ログイン」ボタンからログインページに遷移し、電話番号もしくはメールアドレスとパスワードを入力。


KCEXのログイン画面

ログイン後、入金や取引ができるようになります。

入金方法

KCEXへの入金は仮想通貨のみ行えます。入金手順は以下の通り。

  1. 公式サイトの「入金」ボタンを押す
  2. 入金したい仮想通貨とネットワークを選択する
  3. 「クリックしてアドレスを生成」ボタンを押して入金アドレスを確認する
  4. アドレスを使って別の取引所や自分のウォレットから送金する

まずは、ログインした状態で公式サイトの「入金」ボタンをクリック。


「KCEX」公式サイト

次に、入金手続きページで入金したい仮想通貨とそれに対応するネットワークを選択。ネットワークは入金元が使っているのと同じものを選んでください。

すると、「クリックしてアドレスを生成」というボタンが表示されるので、それをクリックして入金アドレスを確認・コピペ。

その後、別の取引所や自分のウォレットから入金アドレスを使って送金を済ませてください。

なお、誤った入金アドレスやネットワークで入金してしまうと、仮想通貨が永遠に失われてしまいます。

そのため、入金元で正しいネットワークを確認した上で、アドレスは必ずコピペするように。

出金方法

KCEXは出金も仮想通貨のみ対応しています。出金手順は以下の通り。

  1. ログイン後「ウォレット」メニューから「出金」ボタンを押す
  2. 出金したい仮想通貨とネットワーク、出金アドレス、出金額を選択する
  3. 電子メール確認コードを入力する

まずは「ウォレット」メニューの「出金」ボタンをクリックし、出金手続きページに移ります。

その後、出金したい仮想通貨・ネットワーク・出金アドレス・出金額を選択。出金アドレスは出金先の取引所や自分のウォレットで確認してください。

選択後、「確認」ボタンを押すと登録したメールアドレスに確認コードが送られてくるので、それを入力すれば出金完了です。

もし、アカウントのセキュリティで「Google Authenticator」の設定を行っているなら、アプリ認証も必要になるので所定の手続きを行ってください。

なお、入金時と同様にアドレスやネットワークを誤って入力すると、仮想通貨が失われてしまうので注意。

まとめ

KCEXは手数料が安いと人気の高い海外仮想通貨取引所です。レバレッジ最大125倍、KYC認証不要といったメリットがあり、ハイリスクハイリターンの取引を簡単に始められます。

しかし、KCEXでは明確な理由の無い口座凍結やシステムトラブルが多数報告されており、預けた資産が引き出せなくなるリスクが。

また、上場している仮想通貨には詐欺が疑われるものも見つかっています。手数料が安くシンプルで使いやすい取引所ですが、利用する際は入金額を最低限に抑えるなどの対策を取る事をおすすめします。

ちなみに、KCEXを利用するくらいなら、「ASAP」のような投資ファンドの方が断然おすすめ。無料で利用可能なので、興味がある方はぜひ。

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【どこの国?】BloFinの運営会社の実態

BloFinは安全上の問題点があります。特に注意すべきは、運営会社の情報がほとんど公開されていないこと。

BloFinの実態について、AIによる企業調査サービスを提供している「Athena Intelligence」社が簡単なデューデリジェンスレポートを公開。

それによると、BloFinに関連する法人登記など公的な記録は確認できないと言います。


BloFinは公的な記録がない

実際、BloFinの公式サイトには企業の名称・所在地・保有ライセンスなど重要な情報が一切記載されておらず、実態は謎に包まれている実情。

企業名に関しては、過去に公開した利用規約に「BLF Global Limited」という名称を記載していました。


※BloFinの運営会社(過去)

ところが、現在BloFinの公式サイトで見られる利用規約には、この会社名が消されています。

また、所在地も情報にブレがあり、例えばLinkedinのBloFin公式アカウントでは「マーシャル諸島に本部がある」という記載が見られます。


BloFinの住所①

一方で、スタートアップ企業に関する情報サイト「Tracxn」では、「ケイマン諸島のジョージタウンに拠点を置いている」と言います。


※BloFinの住所②

もっとも、マーシャル諸島であれ、ケイマン諸島であれ、具体的な住所は一切示されていません。

このように、BloFinの運営企業に関する情報は錯綜し、何が本当か分からない状態です。会社情報が分からないという事は、誰もその会社を監視する事ができないということ。

BloFinとトラブルが起こっても、まともなサポートが受けられると思えません。それどころか、預けた資産を持ち逃げされても、会社の拠点どころか会社名すら不明で、訴える事さえできない可能性が。

BloFinに関しては、日本のエンタメ企業RED MAKERが作った仮想通貨「REDX」が上場するなど、国内でも注目を集めつつあります。しかし、大きな問題を抱えているリスクの高い取引所という事は、覚えておいた方が良いでしょう。

BloFinの安全性に問題あり

運営企業の実態が不透明であること以外にも、BloFinには安全上の問題があります。主な問題点は以下の5つ。

  • 日本の金融庁に登録していない
  • 各国の金融ライセンスを保有していない
  • 出金トラブルが起こっている
  • 日本語に対応していない
  • 偽サイトが多い

これらの問題点について、解説します。

日本の金融庁に登録していない

BloFinは、日本の金融庁に登録していない未登録業者です。未登録業者は日本の行政による監督を受けないため、適切な運営が為されているか知る事ができません。

例えば、金融庁に登録している企業であれば、顧客資産と会社資産を分けて管理する分別管理の義務が定められています。しかし、BloFinのような未登録業者にそのような義務は無く、どのように顧客資産を管理しているかブラックボックスです。

BloFinは会社の名称や住所すら曖昧な企業ですから、恣意的に口座凍結する事はもちろん、最悪の場合は顧客資産を持ち逃げし雲隠れする可能性も十分考えられます。

口座がある日突然凍結されて資産が引き出せなくなっても、自己責任で解決しなくてはなりません。そのため、金融庁に登録している企業に比べると資産を失うリスクは高いと言えます。

各国の金融ライセンスを保有していない

BloFinは日本の金融庁だけでなく、海外の金融ライセンスも保有していません。

ネット上の記事には、BloFinがアメリカのMSB(マネーサービス事業者)に登録済みと書いているものもありますが、FINCENのサイトで検索しても「BLF Global Limited」の名称で登録している形跡はありません。

実際、BloFinの利用規約に「アメリカでの利用を制限している」という記述が見つかります。


BloFinはアメリカでの利用を制限

BloFinの公式サイトには、アメリカはもちろん、他の国の金融ライセンスを保有している情報は見当たりません。ライセンスを保有しているのであれば、信頼性を高めて多くのユーザーを獲得できる情報だから、公開しないはずがない。

そのため、BloFinがどの国の金融ライセンスも保持していない事はほぼ確実です。

金融ライセンスを保有していない事は、どのような第三者機関から監視も受けず、やりたい放題に運営できてしまう事を意味。利用規約違反による出金停止を口実に顧客資産を盗む事もできてしまうため、非常に危険な状態と考えられます。

出金トラブルが起こっている

BloFinは実際に出金トラブルが報告されています。

取引で得た利益を引き出せない、入金したはずの仮想通貨が消えてしまった、といったトラブルが起こっています。

特に問題なのが「利益が引き出せない」という報告で、投稿者によると「入金した金額までの出金しか対応してもらえなかった」と言います。

これでは、いくらBloFinで利益を出しても意味がありません。口コミサイトでも同様の投稿が見られ、BloFinの悪評はかなり広まっているようです。

日本語に対応していない

日本人にとってネックとなるのが、日本語サポートを行っていない事です。

BloFinの公式サイトは全て英語表記となっており、ブラウザの翻訳機能も使えません。

利用規約やプライバシーポリシーといった一部ページでは翻訳機能が使えますが、それ以外は英語のみ。

もし、ユーザーに不利な事が書かれていても、英語表記のみだと気付かずに取引してしまい、思わぬトラブルを被ってしまうかも。

英語に自信のある人ならともかく、ほとんど読めない人はBloFinを利用しない方が賢明です。

偽サイトが多い

BloFinは偽サイトが多い事も問題。

URLやデザインを公式に寄せたフィッシングサイトが多数見つかっており、「明確な理由なく出金ができなくなる」「個人情報を入力させる」といった被害が報告されています。

この事について、BloFinの公式サイトでも注意喚起が為されています。


BloFinは偽サイトが多い

BloFinは詐欺業者に法的措置を含む積極的な対決姿勢を見せ、怪しいサイトを見かけたらカスタマーサポートに報告するようユーザーに呼び掛けています。

SNSなどで「おすすめの海外取引所」としてBloFinが紹介されているのを見かけても、安易にページを開くのは危険です。

BloFinを利用する際は、必ず公式サイト(https://blofin.com/)をブックマークしておくか、公式アプリを使って利用するように。

BloFinのメリット

複数の問題点があるBloFinですが、利用するメリットも確かにあります。主なメリットが以下の5つ。

  • 先物取引ができる通貨の種類が多い
  • ステーキングが利用できる
  • コピートレードが利用できる
  • セキュリティ対策に力を入れている
  • KYC認証なしで利用できる

これらのメリットについて、解説します。

先物取引ができる通貨の種類が多い

BloFinは先物取引に力を入れ、350以上の仮想通貨に対応。

先物取引はUSDTやUSDCを証拠金とする無期限取引や、ビットコインなどその他の仮想通貨を証拠金とするCoin-M取引が利用可能。

レバレッジは最大150倍と、国内取引所より資金効率よくトレードできます。

ただし、種類が豊富だからと言って優れているとは限りません。

例えば、流動性が低く値動きの荒い通貨でレバレッジを掛けすぎると、短時間で大きな損失をしてしまう可能性が。

選択肢が豊富なのは良い事ですが、先物取引に向いていない通貨も混じっているかも。という事は覚えておいた方が良いでしょう。

ステーキングが利用できる

BloFinは先物以外の取引もできます。中でも注目すべきは、ステーキングが利用できること。

ステーキングは、BloFinに仮想通貨を預ける事で利息(報酬)を得るもの。仮想通貨を手放さずに運用できます。

BloFinのステーキングサービスは「Earn」という名称で提供され、一定期間ロックして高利回りを得る「Fixed」と、いつでも自由に引き出せる「Flexible」の2タイプが利用可能。

銀行に例えればFixedは定期預金、Flexibleは普通預金のようなもので、資金を拘束するFixedの方が利回りが高くなっています。

ステーキングを利用する事で、眠らせていた仮想通貨を効率よく運用できるでしょう。

コピートレードが利用できる

BloFinはコピートレードも利用できます。

コピートレードは、他ユーザーの投資手法をコピーして自動運用してくれるサービス。

プロトレーダーの手法を簡単にマネできるため、初心者に人気です。

BloFinは、ROI(利益率)などの指標によってユーザーを順位付けしたリーダーボードが用意され、優れたトレーダーを一目で見つけられます。

ただし、コピートレードで得た利益の一部は、コピー元のユーザーに手数料として支払われなくてはならないので注意。

セキュリティ対策に力を入れている

出金トラブルが報告されているBloFinですが、セキュリティ対策には力を入れているようです。

例えば、BloFinはFireblocks社と提携し、顧客資産をハッキングされないコールドウォレットで保管していると言います。

また、顧客資産と同等の仮想通貨を保有している事を公開して示す「PoR(Proof of Reserve)」を実施し、確実に資産が守られているとアピール。


BloFinはPoRを実施

ただし、こういった施策を行っている一方で、出金トラブルなどが起こっているのは事実。

信用性を偽装するために口だけ言っている可能性があると、頭の片隅に置いておいた方が良いでしょう。

KYC認証なしで利用できる

BloFinはKYC認証(本人確認)なしで利用できます。

多くの仮想通貨取引所では、マネーロンダリング防止の観点から、出金時などにKYC認証が必須となる事が多いです。しかし、海外業者に個人情報を渡す事に抵抗のある人は多いでしょう。

その点、BloFinであればKYC認証なしで出金できるので、個人情報を渡さず安心して利用できます。ただし、KYC認証を全くしない状態だと、1日の出金額が2万USDT(約2万米ドル)に制限される点には注意が必要です。

また、KYC認証をしていない取引所は反社会的勢力が利用する事も多く、安全上の観点から閉鎖に追い込まれるなどの事態が起こる可能性もゼロではありません。それでも個人情報を渡さずに取引をしたい人にとっては、ありがたい取引所です。

BloFinの注意点

海外仮想通貨取引所であるBloFinを利用する際は、国内取引所で意識しない点にも注意を向けなくてはなりません。

例えば、以下のような点に気を付けて。

  • 大金を入金しない
  • 最低限の英語を理解できるようにする
  • 公式サイトのURLかどうかを確認する

これらの注意点について、見ていきましょう。

大金を入金しない

BloFinは大きな金額を入金しない方が良いです。

出金トラブルが報告されており、大金を入金してしまうと引き出せなくなった時、大きな損失を被ってしまいます。

また、BloFinは会社情報がハッキリしていないため、トラブルが起こった時に対処するのが困難です。

一度口座が凍結されてしまうと、二度とお金を取り戻す事ができないかも。

BloFinを利用するなら大金は入金せず、必要最低限の金額のみ入れましょう。

最低限の英語を理解できるようにする

BloFinは日本語に対応していない海外取引所です。

PCサイトやスマホアプリは基本的に英語のみ。苦手な人だと何が書いているか理解するのも一苦労です。

もし、BloFinを利用したいなら、最低限の英語を理解できるようにした方が良いでしょう。もしくは、翻訳アプリを活用も。

英語が理解できず思わぬトラブルに見舞われる事もあるため、十分注意してください。

公式サイトのURL確認する

BloFinを利用する際は、正規のURL(https://blofin.com/)か確認しましょう。BloFinの公式サイトにURLやデザインを似せた、偽のフィッシングサイトが多数発見されています。

そういった詐欺サイトを利用すると、お金が引き出せなくなるのはもちろん、クレジットカード番号やパスワードなどの個人情報を抜かれる恐れもあります。

また、アプリに関してもGoogle PlayやApp Storeなどから正規のものをダウンロードするようにしてください。

ちなみに、BloFinのように危険性がある取引所を利用するくらいなら、「ASAP」のような投資ファンドがおすすめ。無料で利用可能なので、興味がある方はぜひ。

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BloFinの評判

SNSでは、BloFinを利用している人から様々な評判が出ています。

ここでは、主な口コミを悪い評判と良い評判に分けて紹介します。

悪い評判1:出金トラブルが起こっている

BloFinの出金トラブルについて、多くのユーザーが言及しています。

「アカウントが突然ロックされる」「引き出しボタンが機能しなくなる」といった事象が起こっているという報告が複数。

これらが意図的に行われたものかは分かりませんが、実際に資金がロックされた人がいるのは確か。

BloFinは企業情報がはっきりしておらず、一度口座凍結されるとお金を取り返す事は困難を極めます。

大金を入金しない、こまめに利益を引き出すといった対策を取る必要があるでしょう。

悪い評判2:システムトラブルが頻発している

出金トラブル以外にも、BloFinにはシステム上の問題が見つかっています。

「特定の銀行が認識されない」「取引ツールのバグで指定したのと異なる価格で約定してしまう」といったトラブルが、SNSで報告されていました。

一時的にログインできなくなるといった軽いトラブルならまだしも、取引ツールのバグは大きな損失を出してしまう恐れがあり、非常に問題です。

BloFinでこういったトラブルが頻発しているという事は、利用する前に覚えておくべき。

良い評判1:日本では取り扱っていない仮想通貨を買える

BloFinの良い評判では、日本で買えない仮想通貨が手に入る点が評価されています。

2025年9月には日本のエンタメ企業「RED MAKER」が独自トークンの「REDX」をBloFinに上場し、一部で話題となりました。

REDXは保有しているだけでエンタメ施設「RED° TOKYO TOWER」の割引を受けられたり、限定グッズが購入できたりと特典のある独自トークンです。

クーポン券のような機能を持つREDXですが、BloFinなど海外仮想通貨取引所に上場する事で取引・現金化ができるように。

このような、日本では扱っていない仮想通貨を売買できる事から、日本でも今後BloFinを利用する人が増えていくと思われます。

良い評判2:ボーナスやイベントが豊富

BloFinでは新規口座開設ボーナスやトレードイベントを実施し、SNSで評判に。

口座開設ボーナスは、入金額等に応じて最大5000USDTが貰えるという豪華な内容。

また、トレードイベントでは期間中、毎日500USDT分の先物取引を行うだけで、最大1万ドルの賞金プールから報酬の山分けを受けられます。

このように、ボーナスイベントが豊富な点は、モチベーションを保ちながらトレードを続ける助けとなるでしょう。

BloFinの概要

BloFinを運営している企業は「BLF Global Limited」とされています。

  • 会社名称:BLF Global Limited
  • 所在地:マーシャル諸島(?)
  • 代表:Matt Hu
  • 設立年:2019年9月

2019年9月に「Matt Hu」という人物によって会社が設立され、2022年10月にBloFinがリリース。現在まで運営を続けています。

設立者とされるMatt Hu氏は、Athena Intelligenceのレポートによれば清華大学と北京大学を卒業。

サッカーのスコア記録アプリ「Xunqiu」を開発したり、暗号資産データの分析会社「Token Insight」を設立したりと、IT・仮想通貨の分野で様々な活動を行っているようです。

ちなみに、Matt HuはXの運用も行っています。


Matt HuのXアカウント

一見、企業情報がはっきりしているように見えますが、現在公式サイトからはBLF Global Limitedの名称が消されています。そのため、現在もこの企業が運営しているか不明です。

また、所在地はマーシャル諸島、もしくはケイマン諸島とされていますが、住所などの詳細は分かっていません。

会社情報を公開しないだけでなく、後に会社名を利用規約から削除するなど怪しい動きを見せており、危険度の高い取引所と評価できます。

手数料

BloFinの取引手数料は以下の通り。

  • 現物取引(メイカー手数料):0.1%
  • 現物取引(テイカー手数料):0.1%
  • 先物取引(メイカー手数料):0.02%
  • 先物取引(テイカー手数料):0.06%


BloFinの手数料

先物取引の手数料がメイカー注文で0.02%、テイカー注文で0.06%に対し、現物取引ではメイカーテイカー共に0.1%。先物の方が安く、それだけ力を入れていると分かります。

取引手数料はタイムセールで安くなる事があります。また、BloFinでは取引量や入金額に応じたVIPランクシステムを導入しており、ランクが高いほど手数料も安くなります。

その他の手数料は以下の通り。

  • 入金手数料:無料(入金元の手数料のみ)
  • 出金手数料:無料(ガス代のみ)
  • クレジットカード手数料:不明
  • コピートレード手数料:不明

入金手数料と出金手数料は基本無料。ただし、入金時には入金元の手数料が、出金時にはガス代(ネットワーク手数料)が掛かります。

クレジットカードで仮想通貨を購入する場合も手数料が掛かりますが、具体的な料率は不明。

また、コピートレードにも手数料が掛かる事は分かっていますが、こちらも料率までは示されていませんでした。おそらく、コピー元のユーザーごとに決められていると思われます。

コピー元のユーザーは「利益の10%を手数料として受け取れる」という記述があるため、10%以上は手数料として引かれると考えられます。

利用できる取引方法

BloFinでは以下の取引を利用できます。

  • 直接購入:クレジットカード等でBloFinから直接仮想通貨を購入する方法
  • コンバート取引:仮想通貨を交換する取引
  • 現物取引:仮想通貨の現物を売買する取引
  • 先物取引:仮想通貨を証拠金を担保として売買する取引
  • ステーキング:BloFinに仮想通貨を預けて利息を得る方法

BloFinでは、クレジットカードやApple Payなどを利用して直接仮想通貨を購入可能。ただし、手数料が掛かります。

コンバート取引は2つの仮想通貨を交換する取引。こちらは手数料なしで利用できます。

現物取引と先物取引はどちらも市場で仮想通貨を売買するものですが、現物では実際に保有している仮想通貨をやり取りするのに対し、先物では証拠金を口座に預けてレバレッジを掛けて取引。なお、手数料は先物取引の方が安くなっています。

ステーキングはBloFinに仮想通貨を預けて利息(報酬)を得る方法で、仮想通貨を手放す事なく安定した収益を上げられます。

取引できる仮想通貨

BloFinでは、350以上の仮想通貨ペアで先物取引が可能。

ビットコインイーサリアムなどのメジャーな通貨はもちろん、あまり知られていない草コイン・ミームコインも豊富に取り揃えています。

レバレッジは最大150倍まで掛けられ、ハイリスク・ハイリターンのトレードが楽しめます。

また、現物取引もできるため、ハイリスクのマイナー通貨は現物で持っておく事もおすすめです。

目的に合わせて多様な仮想通貨を、様々な方法で運用できます。

BloFinの利用方法

最後に、BloFinの利用方法について解説します。

口座開設・ログイン

BloFinの口座開設は数分で完了します。具体的な手順は以下の通り。

  1. 「Sign Up」ページでメールアドレスとパスワードを登録する
  2. 送られてくるメールで6桁の認証番号を確認する
  3. Sign Upページで認証番号を入力して「Verify」ボタンを押す

まずは、BloFinのサインアップページにアクセスし、メールアドレスとパスワードを登録します。


BloFinの登録画面

その後、登録したアドレス宛にメールが届くので、記載された認証番号を確認し、入力してください。「Verify」ボタンを押せば口座開設完了です。

ログインは、BloFinの公式サイトまたはアプリから登録したメールアドレスとパスワードを入力して行います。


BloFinのログイン画面

なお、KYC認証は不要です。口座開設後すぐに取引や入出金ができます。

入金方法

BloFinへの入金は仮想通貨を送るか、クレジットカード等で直接購入する必要が。

ここでは、手数料が掛からない仮想通貨での入金方法を紹介します。

  1. ログイン後アカウントメニューから「Deposit」ボタンを押す
  2. 入金したい仮想通貨を選択する
  3. 正しいネットワークを選択する
  4. 入金アドレスをコピーし国内取引所や自分のウォレットから送金する

まずは、ログイン後メニューから「Deposit」ボタンをクリックし、入金したい仮想通貨を選択します。

その後、ネットワークを選択。ネットワークは送金元が使用しているのと同じものを選択してください。

選択を終えると入金アドレスが表示されるため、それをコピペし、国内取引所や自分のウォレットから送金手続きを行います。

なお、BloFinで対応していない仮想通貨を送ったり、誤ったアドレス・ネットワークで送金してしまうと、仮想通貨が永遠に失われてしまう可能性が。

入金する際はBloFinで取り扱っている仮想通貨を選び、入金アドレス等は必ずコピペするように。

出金方法

BloFinは仮想通貨での出金のみ対応しています。出金方法は以下の通り。

  1. ログイン後アカウントメニューから「Withdraw」ボタンを押す
  2. 出金したい仮想通貨を選択する
  3. 正しいネットワークを選択する
  4. 出金アドレスを入力し「Withdraw」ボタンを押す
  5. 必要なセキュリティ認証を行い出金する

BloFinにログインした後メニューの「Withdraw」ボタンを押し、出金したい仮想通貨を選択します。次に、送金元が使用しているものと同じネットワークを選択。

その後、国内取引所や自分のウォレットの出金アドレスを入力し、「Withdraw」ボタンを押します。

ここで、二段階認証などを設定している場合、セキュリティ認証を求められるので、所定の手続きでクリアしてください。認証が済むと送金が完了します。

なお、出金をする際はBloFin内の「資金調達口座(Funding Account)」に仮想通貨を預けている必要が。

BloFinで現物取引をする際は現物取引口座に、先物取引をする際は先物取引口座に資産を移動させる必要があり、取引後に資金調達口座に戻しておかなければ出金できません。

出金する際は忘れずに資金調達口座へ仮想通貨を移しておきましょう。

まとめ

BloFinは350以上の仮想通貨に対応している先物取引に強い海外取引所です。セキュリティ面での評価も高く、2022年発の新しい取引所ながら注目を集めています。

しかし一方で、BloFinは会社名や住所を公開していない上、各国の金融ライセンスも保有しておらず、安全性にかなり疑問が。

また、日本語サポートも無いため、日本人が利用するには言葉の壁も乗り越えなくてはなりません。

REDXの上場で日本でも注目されつつあるBloFinですが、利用する際は最低限の金額だけを入金するなど細心の注意を払ってください。

ちなみに、BloFinを利用するくらいなら、「ASAP」のような投資ファンドを利用するのがおすすめ。無料で利用可能なので、興味がある方はぜひ。

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【謎】Zoomex運営会社の怪しい実態

Zoomexは日本向けキャンペーンのおかげで知名度が高まっているものの、その実態は不透明な点が非常に多いです。

特に怪しいのが運営会社について。Zoomexはシンガポールで設立された企業と言いますが、公式サイトに社名その他の情報を掲載していません。

唯一、口座開設方法を解説したページに「Octochain Fintech Limited.」という社名が掲載されています。


Zoomexの運営会社情報

しかし、現在この会社はアメリカのマネーサービス事業者(MSB)に登録していません。

Zoomexは公式サイトで「米国の金融ライセンスを取得している」と書いており、MSBに登録しているはず。


Zoomex公式サイト

Zoomexは嘘を付いているのか?

そう思って調査を進めると、MSBには「Zoomex Fintech Group Limited」という会社が登録されていると分かりました。


米国政府公式サイト

Zoomex Fintech Group Limitedはセーシェル諸島のマヘ島にある企業で、住所は「306 Victoria House, Victoria」

Victoria Houseは恐らくビルの名称で、同じ住所を使っている企業が複数あると確認できます。バーチャルオフィスのようなものでしょう。

そこで、公式サイトをもう一度調べてみると、日本向けの新規登録ボーナスキャンペーンページで確かにZoomex Fintech Group Limitedに近い名称が使われていました。


Zoomex公式サイト

しかし、ここでは「ZMEX Fintech limited」という名称。

そこで、この名称でも検索してみると、確かにMSB登録が為されていました。


米国政府公式サイト

ところが、ZMEX Fintech limitedの所在地はアメリカのコロラド州デンバーにあり、シンガポールではありません。

Zoomex Fintech Group LimitedにしろZMEX Fintech limited.にしろ、セーシェル諸島やアメリカの法人であって、シンガポール本社の情報は完全に秘匿されています。

なぜここまで執拗に会社情報を明かそうとしないのか?

Zoomexは会社情報を非公開にする理由を、「ハッキング被害を防ぐため」と説明しています。


Zoomex公式サイト

しかし、仮想通貨取引所へのハッキングは主にホットウォレット侵害などサイバー攻撃であって、会社の所在地は直接関係ありません。

所在地を明かすことで受けるハッキング被害があるとすれば、ソーシャルエンジニアリングや内部者攻撃です。

ですが、Zoomexは公式サイトで求人を出しているのだから、所在地を公開しようが隠そうが攻撃のリスクは変わりません。


Zoomex公式サイト

もちろん、外部の侵入によって内部情報が盗み取られるリスクを減らす事はできるでしょう。

しかし、住所を公開する事で内部情報が盗み取られるとすれば、それを許す本社のセキュリティ体制の方がよほど問題。第一、信頼性の観点から会社情報を非公開にするメリットはほとんどありません。

これではトラブルが起こった時に責任を取らず、「雲隠れするのでは」という疑念を抱かれても仕方ないでしょう。

このように、Zoomexの運営会社は情報を公開しないばかりか、それに対する自己正当化までしており、信頼性はかなり低いです。

日本向けのキャンペーンで信用を得つつあるZoomexですが、運営実態が不透明な怪しい会社であると覚えておいてください。

Zoomexの日本向けキャンペーン

Zoomexは日本向けのキャンペーンを多数実施しており、これによって国内での信用を得ています。

ここでは、どのようなキャンペーンがあるか紹介します。

インベスターZとコラボ

Zoomexは、三田紀房氏による人気投資マンガ「インベスターZ」とコラボレーション企画を行っています。


Zoomexのキャンペーン

コラボ企画の開始は2023年9月。それ以来、トップページや口座開設キャンペーンページなどでインベスターZのキャラクターが大々的に使われています。

このコラボ企画の効果はかなり大きく、SNSでもこれをきっかけにZoomexに興味を持ち始めた人が多くいます。

「海外仮想通貨取引所は怪しいけど、インベスターZとコラボしているなら信用できるかも……」と考えている人が多いようです。

しかし、このコラボ企画も怪しい点が。

当初Zoomexは、このコラボを通じて「暗号資産の基礎知識や取引手法の解説、暗号資産に関するリテラシーの向上などを目的とする企画を展開する」とアナウンス。


Zoomex公式サイト

しかし、2025年8月時点の公式サイトを見る限り、そのようなコンテンツは見当たりません。

インベスターZのキャラクターが使われているのは口座開設ボーナスなどキャンペーンページくらいで、単なる「客寄せパンダ」

仮想通貨の基礎知識をマンガで解説するコンテンツなどがあれば人気が出そうですが、その気は無いようです。

インベスターZの人気を利用した「形だけのコラボ企画」と言って良いでしょう。

サガン鳥栖とスポンサー契約

Zoomexは過去に、Jリーグサッカーチーム「サガン鳥栖」とスポンサー契約を結んでいました。


サガン鳥栖公式サイト

スポンサー契約の発表があったのは2023年1月で、この時はまだ「Octochain Fintech Limited」名義で運営。

2023年のユニフォームでは、背面上にZoomexのロゴが掲載されていました。

が、2025年のユニフォームにはZoomexのロゴは無くなっています。既にスポンサー契約を解消したのかも。

いずれにせよ、金融庁未登録の海外取引所が日本サッカーチームのスポンサーに名を連ねていた事実は注目に値します。

河北麻友子がアンバサダーとして活躍

Zoomexはアンバサダーとして、女優の「河北麻友子」氏を起用。


Zoomex公式サイト

取引所サイトの方では姿が見られませんが、日本人向けのキャンペーンサイトでは河北氏の画像が多数掲載されています。

この事について、SNSでは賛否両論。

Zoomexは金融庁未登録の海外取引所ですから、河北氏のアンバサダー就任に対して批判があるのは当然です。

もちろん、河北氏がアンバサダーを務めているからといってZoomexの信頼性が上がるわけでは無いので、注意してください。

ちぃたんコインの上場

Zoomexは2024年12月11日に、「ちぃたんコイン(Chiitan☆Coin、CTAN)」の上場を発表しました。

ちぃたんは、「コツメカワウソ」をモチーフにした秋葉原観光推進協会の公式キャラクター。SNSで人気を誇り、Xのフォロワーは200万人を超えています。

そのちぃたんをモチーフにしたミームコイン「Chiitan☆Coin」がZoomexに上場すると決まり、日本人ユーザーの間で話題に。

しかし、その約3ヶ月後の2025年3月21日には早くも上場廃止が決定。


Zoomex公式サイト

Zoomexはちぃたんコインの上場に合わせて多数のキャンペーンを打ち出していたにも関わらず、短期間で上場廃止となるのは不自然です。

実際、SNSではZoomexの動きについて「scam(詐欺)のようだ」という話も出ていました。

インベスターZと同様、ちぃたんも日本人向けの客寄せパンダとして利用された感があります。

Zoomexの安全性に問題あり

ここからは、Zoomexの安全性の問題をまとめます。主な問題点は以下の4つ。

  • 金融庁に登録していない
  • 会社情報を公開していない
  • PoRを実施していない
  • 出金トラブルが多い

金融庁に登録していない

Zoomexは、日本の金融庁に登録していない海外仮想通貨取引所です。

金融庁未登録の取引所は日本の法律に則って運営されておらず、適切な資産管理を行っていない危険性が。

例えば、国内取引所では顧客資産と会社資産を分けて管理する「分別管理」が義務付けられていますが、Zoomexのような海外取引所にはそのようなルールがありません。

顧客資産を会社の運転資金に流用できるだけでなく、場合によっては出金申請に対して別の顧客資産を充てるという、ポンジスキームに近い運用さえ可能に。

金融庁未登録の取引所は100倍以上のハイレバレッジで運用できるなどメリットもありますが、利益が出ても引き出せる保証は無いという事を覚えておいてください。

出金トラブルが多い

Zoomexでは実際に出金トラブルが多数報告されています。

「出金手続きが上手くいかない」「なぜか仮想通貨が引き出せない」など、明確な理由なく出金できなくなるトラブルが相次いでいます。

ユーザーが利用規約に反した行動をしていた可能性はありますが、そうであればその旨をメール等で説明すべき。

適切な資金管理を行っていない取引所では、このような出金トラブルは十分起こりえるもの。

一度出金停止になると自力解決は困難なので、大きい金額を入金しないなどの対策を取る事をおすすめします。

PoRを実施していない

Zoomexでは分別管理だけでなく、PoR(プルーフオブリザーブ)も実施していません。

PoRとは、顧客から預かっている資産と同額の仮想通貨を保有している事を証明する仕組み。

ZoomexがPoRを準備しているという記事が見つかりますが、現在実施しているという公式アナウンスはありません。

PoRに積極的でない事から、顧客資産の保全に関心が無いと窺われます。

リスクの高いコインが上場している

Zoomexには多数の草コインが上場していますが、その中にはリスクの高いものも混じっています。

ここで紹介されているR-Coin(RCN)は、短期的な暴騰を何度か繰り返した後、現在は安値に張り付き上昇する気配が見えません。


R-Coin(RCN)のチャート

また、先に紹介した「ちぃたんコイン」も一時暴騰したが、その後は下落の一途を辿っています。


ちぃたんコインのチャート

このように、リスクの高い草コイン・ミームコインが多数上場している事は覚えておいてください。

ちなみに、Zoomexを利用するくらいなら、「ASAP」のような投資ファンドの方が断然おすすめ。無料で利用可能なので、興味がある方はぜひ。

ASAP(エイサップ)は評判上々のファンド。3ヶ月で890万円に

Zoomexのメリット

怪しい点が数多くあるZoomexですが、利用するメリットも確かにあります。それが以下の4点。

  • 日本人向けのサポートが充実している
  • ステーキング・流動性マイニングが利用できる
  • ゼロカットシステムを導入している
  • 銀行振込入金が利用できる

これらのメリットについて解説します。

日本人向けのサポートが充実している

Zoomexは日本人向けのキャンペーンを多数実施しており、サポートも充実しています。

例えば、Zoomexでは日本人向けキャンペーンサイトを用意しており、Q&Aなどのコンテンツがあるほか、日本語での問い合わせにも対応。


Zoomex公式サイト

多くの海外取引所が直訳したような日本語サイトしか作成していない中、Zoomexの対応は非常に丁寧です。

そのため、初めて海外取引所を利用する人にとっては安心感があるでしょう。

ステーキング・流動性マイニングが利用できる

Zoomexでは通常取引のほか、ステーキングや流動性マイニングが利用できます。

ステーキングはブロックチェーン上のネットワークに仮想通貨を預けて報酬を得る仕組み。

流動性マイニングは取引所に仮想通貨を預けて流動性に貢献し、報酬を得る仕組みです。

どちらも売買をせずにインカムゲインを得られ、堅実な資産運用をしたい人に人気があります。

ただし、預けている間に価格が下落するリスクはあるため、利用する際は慎重に判断する事をおすすめします。

ゼロカットシステムを導入している

Zoomexでは日本の取引所では利用できないゼロカットシステムを導入。

ゼロカットシステムとは、証拠金取引(レバレッジ取引)で急な相場変動により資産がマイナスになった場合、マイナス分をZoomexが補填する仕組み。

投資に失敗しても借金を抱える事が無いため、安心して取引できます。

ただし、ゼロカットになれば口座残高は当然ゼロになるため、適切なリスク管理は必要です。

銀行振込入金が利用できる

Zoomexは海外取引所に珍しく日本円での入金が可能で、銀行振込が利用できます。

正確には銀行振込でUSDTを購入する流れになりますが、わざわざ仮想通貨を購入して送金する手間が掛からず便利です。

ただし、銀行振込入金には原則入金額の3.5%の手数料が掛かります。

また、出金に関しては日本円はできず、仮想通貨で行わなければならないため、最終的には自分のウォレットを用意しなくてはなりません。

そのため、銀行振込入金に大きなメリットは無いですが、気軽に仮想通貨取引を始めたい人には向いているでしょう。

Zoomexの注意点

安全性に問題のあるZoomexを利用する際は、以下の点に注意しなくてはなりません。

  • 自分の仮想通貨ウォレットを用意する
  • こまめに出金する
  • 投資したい仮想通貨の情報を調べる

これらの対策を行うことで、一定程度リスクを回避する事ができるでしょう。

自分の仮想通貨ウォレットを用意する

Zoomexを利用する際は、自分の仮想通貨ウォレットを用意しておく事をおすすめします。

Zoomexは日本円での入金が可能ですが、出金は仮想通貨のみ。ウォレットが必須です。

国内取引所に口座開設するか、MetaMaskなどの自前ウォレットを用意して、いつでも仮想通貨の入出金ができるようにしておきましょう。

こまめに出金する

Zoomexの口座には大きな金額を預けたままにせず、こまめに出金するように。

Zoomexでは出金トラブルが報告されており、ある日突然仮想通貨が引き出せなくなる懸念が。

利益分が引き出せなくなるだけならまだしも、元本まで出金停止になってしまうと大きな損失を被ってしまいます。

そのため、利益が出たらこまめに出金するなどして対策することが重要です。

投資したい仮想通貨の情報を調べる

Zoomexには多数の草コイン、ミームコインが上場していますが、中には詐欺的なものも混じっています。

怪しい仮想通貨を掴まされないためには、多数の情報を調べる事が欠かせません。

ホワイトペーパーはもちろん、仮想通貨専門サイトやSNSでの評判なども参照して、安全なプロジェクトか判断してください。

例えば、聞こえの良い言葉を並べているだけで仮想通貨を発行する目的が曖昧なプロジェクトには注意が必要です。

また、マルチ商法の仕組みを取り入れている仮想通貨も上場後すぐに暴落したり、そもそも上場すらしなかったりという危険性が。

Zoomexでは上場前の仮想通貨も取引できるので、怪しいコインを掴まされないよう十分注意してください。

Zoomexの評判

Zoomeを実際に利用している人の間では、どのような評判になっているか?

ここでは、SNSでの口コミからZoomexの悪い評判と良い評判を紹介します。

悪い評判1:詐欺という口コミが異常に多い


※Xの検索結果

SNSでは、「Zoomexが詐欺(scam)」という評判が他の取引所と比べても異常に多いです。

詐欺と言われる理由は「キャンペーンの報酬が支払われない」「バグや欠陥が多い」など、まともな運営が行われていないから。

評判を下げるためのボットの可能性もありますが、実際に被害を受けている人の口コミも多く、根拠のない悪評というわけでもないようです。

悪い評判2:キャンペーンの運営に不備がある

特に多かったのが、「キャンペーンの報酬が支払われない」というトラブル。

要件を満たしたのに報酬が支払われない、支払われたと連絡が来たのに実際には受け取っていない、など運営体制に問題があるという指摘が多く見つかりました。

Zoomexは非常に多くのキャンペーンをSNS上で告知しており、それに興味を惹かれて口座開設した人も多いでしょう。

キャンペーンでユーザーを釣って報酬を支払わないとすれば、かなり悪質なやり方と言わざるを得ません。

良い評判1:イベントは少額報酬狙いであれば問題なく楽しめる

批判も多いZoomexのキャンペーン・イベントですが、普通に楽しんでいる人もいます。

特に、少額のボーナスであれば獲得した人も多く見つかり、イベントに感謝している人もいる模様。

ただし、報酬を受け取れたのは抽選形式のイベントが中心で、取引量に応じたキャッシュバックキャンペーンなどはどうなるか分かりません。

実際に支払を受けていないという人もいるため、全面的に信用する事は難しいです。

良い評判2:本人確認(KYC認証)なしで利用できる

Zoomexは本人確認(KYC認証)なしで取引や入金はもちろん、出金まで可能です。

面倒な手続きや個人情報を渡す不安なしで利用できるお手軽さが評価されています。

ただし、本人確認なしで出金できる取引所は、マネーロンダリングに利用されたり、アカウントの乗っ取りがあっても保証されなかったりと危険性も。

手軽に使えるのは良いですが、こういったリスクもあると覚えておいてください。

Zoomexとは?

Zoomexの基本的な情報を紹介します。

  • 会社名称:ZMEX fintech limited
  • 所在地:168 E 17th Ave,Denver,COLORADO,USA(本社はシンガポール)
  • 代表:Amos Zirger
  • 設立年:2021年

Zoomexは2021年に設立された仮想通貨取引所。

運営会社の「ZMEX fintech limited」は、MSB登録情報によればアメリカのコロラド州デンバーに拠点を持つとの事ですが、本社はシンガポールとされています。

設立者は「Amos Zinger」という情報がありますが、公式サイトには記載がありません。


コインテレグラフジャパン

上記情報のほとんどは、MSB登録情報など公式サイト以外に掲載されていたもの。

Zoomex自身は極端な秘密主義を取っています。

手数料

Zoomexの手数料は以下の通り。

  • 現物取引(メイカー注文):片道0.1%
  • 現物取引(テイカー注文):片道0.1%
  • 先物取引(メイカー注文):片道0.02%
  • 先物取引(テイカー注文):片道0.06%

※先物取引は「USDT無期限取引」「インバース無期限取引」の2種類

現物取引はメイカー・テイカー共に0.1%と高く、USDT無期限取引などの先物取引はメイカーが0.02%、テイカーが0.06%と安くなっています。

ちなみに、USDT無期限取引はUSDTを担保とした先物取引、インバース無期限取引はBTCなどの仮想通貨を担保とした先物取引のこと。

なお、USDT無期限取引とインバース無期限取引では手数料算出の方法が少し異なるので、同じ取引をしても実際の手数料額は必ずしも一致しないので注意が必要です。

その他の手数料は以下の通り。

  • 入金手数料:無料
  • 出金手数料:仮想通貨によって異なる
  • 資金調達手数料:仮想通貨によって異なる。無期限先物のみ発生

入金手数料は基本無料。ただし、クレジットカードや銀行振込で入金する場合は決済代行業者に支払う手数料が掛かります。

出金手数料は公式サイトでは無料としていますが、実際は仮想通貨によって異なる「マイニング手数料」が送金時に掛かります。

資金調達手数料はFXで言うところのスワップポイントのようなもので、無期限先物取引で保有している仮想通貨(ポジション)によって異なります。

資金調達率がプラスの通貨をロングしていれば手数料を受け取り、ショートしていれば支払います。

また、調達率がマイナスの通貨をロングしていれば支払、ショートしていれば受け取ります。

取引方法

Zoomexでは以下の取引方法を利用できます。

  • 現物購入:仮想通貨現物を購入する取引
  • P2P取引:別のユーザーから仮想通貨を直接購入する取引
  • 現物取引:仮想通貨現物を売買する取引
  • 先物取引:仮想通貨先物を売買する取引
  • スワップ取引:仮想通貨を交換する取引
  • FX:USDTを担保としたFX取引

現物購入はクレジットカードや銀行振り込みでUSDTを購入できるほか、保有している仮想通貨をウォレットからUSDTに直接変換して入金する「Slash入金」もできます。

先物取引は、「USDT無期限取引」と「インバース無期限取引」が可能。証拠金取引としてFXも利用できます。

その他、ステーキングや流動性マイニングも可能で、自分に合った運用方法を選べます。

キャンペーン・イベント

Zoomexでは毎日のように様々なキャンペーンやイベントが実施されています。

例えば、2025年8月現在は「Zoomexチャンピオンズリーグ」というトレード大会が開催中。


Zoomexのイベント

期間中の損益率ランキングなどに応じて最大10万ドルが貰えるという、腕試しにもってこいのイベントです。

その他、最大1万4000ドルが貰える口座開設キャンペーンも実施しており、イベントが豊富なのはZoomexの強みの1つです。

Zoomexの利用方法

最後に、Zoomexの利用方法について解説します。

口座開設・ログイン方法

Zoomexの口座開設方法は以下の通り。

  • メールアドレスor携帯電話番号とパスワードを登録する
  • 認証コードを入力する

Zoomexの口座開設はメールアドレスか携帯電話番号を登録し、使いたいパスワードを入力するだけで完了。


Zoomexの口座開設画面

本人確認(KYC認証)は必要ありません。口座開設後すぐに入金や出金、取引が可能です。

ログインは公式サイトのログインページから可能。


Zoomexのログイン画面

なお、メールアドレスは登録後変更不可。

携帯電話番号は変更可能ですが、変更前の番号は削除できないため注意してください。

入金方法

Zoomexへの入金は以下の方法が利用できます。

  • 暗号資産(仮想通貨)
  • クレジットカード/デビットカード
  • 銀行振込
  • Slash入金
  • 電子マネー決済

ここでは、最もメジャーな仮想通貨での入金方法を解説します。

仮想通貨入金に対応しているのはBTCUSDTETHEOS、XRの5銘柄。入金手順は以下の通りです。

  1. ログイン後「資産」ページから「入金」をクリックする
  2. 入金したい仮想通貨とネットワークを選択する
  3. 入金アドレスとQRコードを確認し自分のウォレットから送金する

まずはZoomexにログインしてから「資産」ページを開き、「入金」ボタンをクリック。

その後、入金したい仮想通貨と対応するネットワークを選択します。ネットワークは送金元と同じものを選んでください。

選択を終えると入金アドレスとQRコードが表示されます。

その後、国内取引所の口座や自分のウォレットにアクセスし、入金アドレスもしくはQRコードを用いて送金手続きを行ってください。

ネットワークや入金アドレスを間違えると仮想通貨が失われてしまうので、手続きは慎重に。

なお、暗号資産入金とSlash入金以外は全て仮想通貨(USDT)を購入する形式になっており、決済代行会社の手数料が掛かる場合があるので注意してください。

出金方法

Zoomexから外部へ出金する際は、仮想通貨で行う「オンチェーン出金」しか利用できません。

以下の手順で出金してください。

  1. ログイン後「資産」ページから「出金」をクリックする
  2. 「オンチェーン出金」を選択する
  3. 出金したい仮想通貨とネットワーク、出金アドレス、出金額を入力する

まずは「資産」ページの「出金」ボタンから「オンチェーン出金」を選択。

その後、出金したい仮想通貨とネットワーク、出金アドレス、出金額を入力して送金してください。

ネットワークは出金先と同じものを選択。出金アドレスは利用している国内取引所やウォレットから確認してください。

なお、Zoomexでは出金時の本人確認は必要ありませんが、2段階認証をしなくてはなりません。

2段階認証は「アカウントとセキュリティ」ページの「2段階認証」から設定できるので、事前に確認してください。

まとめ

Zoomexはシンガポール出身の海外仮想通貨取引所です。インベスターZとのコラボ企画など日本人向けのキャンペーンを多数実施しており、国内でも知名度が高まりつつあります。

しかし、Zoomexには「会社情報に不明点が多い」「金融庁に登録していない」といった問題点も多く、利用にはリスクが伴います。

日本人向けのキャンペーンを行っているからといって、信用できるとは限りません。Zoomexを利用する際は、こまめに出金するなどの対策をした上で、何があっても自己責任という事を忘れないでください。

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【安全性は?】BitMartにGFAの仮想通貨トークンが上場

2025年6月26日、GFA株式会社は「ZoomART(ZMAT)」というトークンがBitMartに上場すると発表しました。

ZoomARTトークンはアート作品を担保に発行されるRWAトークンのひとつ。アート作品で資産運用できるトークンとして注目を集めています。

しかし、懸念点もあります。それが以下の2点。

  • BitMartが金融庁未登録の業者であること
  • GFAの信用性が低いこと

まず、BitMartは金融庁に登録していない海外取引所で、安全性に問題があります。

BitMartでは出金トラブルが多く報告されており、ZoomARTトークンで運用利益を得ても引き出せないどころか、最悪トークン自体も失ってしまう恐れが。

ZoomARTトークンはLBankにも上場していますが、こちらは金融庁から警告を受けている取引所。


LBankへの警告文

日本の法律で対処できない取引所で運用する以上、リスクは高いと考えるべきです。

また、ZoomARTトークンを保有・支援しているGFAにも問題が。GFAは2025年に入って以来、2つの大きなスキャンダルを引き起こしています。

一つ目は2025年1月15日の出来事。GFAは「釜山デジタル資産取引所」という韓国取引所の株式2.5%を取得することで合意が取れたと発表。

ところが、釜山デジタル資産取引所は2月4日にこの合意が”事実無根“と発表。用はGFAが嘘を付いたと言うのです。

これを受けて、GFAは3月12日に合意が解除されたと発表したが、その理由を「本件に関して当社が希望する条件が満たされない」からと説明。


合意解除のお知らせ

相手方に事実無根とまで言われているのだから、希望条件が満たされないどころの話ではありません。しかし、詳しい事実関係は公表されず、何があったのか不明です。

二つ目の事件は5月22日のこと。GFAは新たな代表取締役としてケンコー・トキナーの代表取締役会長「山中徹」氏が内定していると公表しました。

ところが、6月23日にケンコートキナーから「そのような事実はない」と発表。


ケンコー・トキナー「山内徹」の声明

これに対してGFAは25日に、公表に至った経緯を説明しますが、それすら事実誤認が多々含まれているとケンコートキナーによって明らかに。釜山デジタル資産取引所の一件と同様、ここでもGFAは事実と異なる発表を行っていたわけです。

このようにガバナンスが崩壊していると思われる事件は、GFAの取締役に「松田元」氏が就任して以来のこと。松田氏は過去に、オウケイウェイヴの代表として仮想通貨を中心とするフィンテック事業を推進し大きな損失を出した上、インサイダー疑惑まで取り沙汰された人物。

インサイダー疑惑は問題なかったものの、ビート社への不可解な投資など松田氏が代表を務める間にオウケイウェイヴのガバナンスは崩壊。彼の退任後も崩壊は止まらず、ポンジスキームに引っかかる有様で、最終的には基幹事業を売却します。

この松田氏が、2024年6月にはGFAの取締役、2025年4月には代表取締役に就任しているのです。松田氏はオウケイウェイヴ時代に上場廃止となり、多くの投資家に損失を与えたWowbitの再上場を目論み、7月24日にはLBankでの再上場を果たしています。


LBank上場の声明

これらGFAの怪しい動きは、過去のオウケイウェイヴのガバナンス崩壊を思わせる非常に危険な徴候です。

ちなみに、ZoomARTトークンは上場後急騰していますが、2025年8月現在は急落し安値圏で推移。


ZoomARTトークンのチャート

今後ZoomARTトークンが価値を高める可能性はありますが、ガバナンスが崩壊しつつあるGFAが関わっている以上、リスクは非常に高いと考えざるを得ません。

BitMartには、ZoomARTトークンのようなリスクの高い仮想通貨が多く上場している事は、覚えておいた方が良いでしょう。

BitMartの安全性に問題がある理由

BitMartの安全性に問題がある理由は他にもあります。主なものが以下の5点。

  • 金融庁未登録の取引所だから
  • 出金トラブルが起こっているから
  • 企業情報が明示されていないから
  • 過去にハッキング被害を受けているから
  • 詐欺的なコインが上場しているから

これらの点について解説します。

金融庁未登録の取引所だから

すでに述べた通り、BitMartは金融庁に登録していない取引所です。

金融庁に未登録の取引所は日本の法律による規制を受けておらず、適切な投資家保護が受けられない可能性があります。

例えば、出金トラブルが起こったり、顧客資産と会社資産を分けて管理していなかったりしても、行政の対処や指導は期待できず自分で解決しなくてはなりません。

個人で取引所とのトラブルを解決するのは、労力もお金も掛かります。

そのため、BitMartを利用する際は全て自己責任と考えなくてはなりません。

出金トラブルが起こっているから

BitMartを利用する危険性を最も表しているのが、出金トラブルについて。

出金トラブルを巡って、アメリカでは裁判になっています。

2020年10月13日に「JIA LI」と「DAVID HSIAO」という人物がBitMartの運営会社「GBM Foundation Company Ltd」に対して訴訟を提起しました。


BitMartに対する訴訟

この訴訟で原告らは、引き出せなくなっている暗号資産の凍結解除を求め、仮差止命令を申し立てています。

しかし、申立ては却下。その理由として考えられるのが、GBM Foundation Company Ltdがケイマン諸島に位置する企業であること。

原告は「ケイマン諸島法の適用を義務付ける契約が不当である」としていましたが、なぜ不当かを原告が十分に証明できなかったため、申立てが却下されたわけです。

これはアメリカでの事例ですが、いかに海外取引所でのトラブルを解決するのが難しいか物語っています。

ケイマン諸島の法律に従って運営されているBitMartでは、出金トラブル等が起こっても日本の法律では対処できません。

一度出金停止されると返ってくる可能性はほとんど無く、リスクはかなり高いと言って良いでしょう。

企業情報が明示されていないから

BitMartの運営会社は「GBM Foundation Company Ltd」とされていますが、この情報は公式サイトに記載されていません。

それどころか、ケイマン諸島に拠点を構える事すら書いていないほど。

運営会社の情報は、何かトラブルがあった時の連絡先として当然記載すべきものです。

それを隠している時点で、BitMartが信用ならない取引所だと分かります。

過去にハッキング被害を受けているから

BitMartは過去にハッキング被害を受けています。

2021年12月4日、セキュリティ分析会社ペックシールドがハッキングとみられる動きについてツイート。これに対し、BitMartは当初「フェイクニュースだ」と声明を発表。

ところが、実際にはバイナンスコインなど多くの仮想通貨トークンがハッキングによって盗まれていることが判明しました。

原因はホットウォレットの秘密鍵の流出。被害総額は約220億円にのぼりました。

盗まれたユーザーの資産は会社資金で補償されたようですが、BitMartのセキュリティ対策の脆弱さを窺わせる事件です。

詐欺的なコインが上場しているから

BitMartには「詐欺的なコインが上場している」という報告も見られます。

それだけではありません。

上場する予定だったコインがなぜか上場できなくなった」というトラブルまで報告されています。

おそらく手数料のようなものとして3万ドルを支払っていたのに、それも返金されていないようです。

詐欺的なコインがあるだけでなく、上場の基準や手続きもでたらめで、到底信用できる取引所ではありません。

先に紹介したZoomARTトークンもかなり怪しい仮想通貨ですし、BitMartに上場しているコインはいかがわしいものが多いと考えた方が良いでしょう。

BitMartを利用するメリット

安全性に対するデメリットがかなり多いBitMartですが、それでも利用者がいるのはメリットがあるから。

特に、以下の4つは代表的なメリットです。

  • 1700以上の仮想通貨銘柄を取り扱っている
  • DEXでの取引ができる
  • セービング・ステーキングが利用できる
  • イベントが豊富にある

解説していきます。

1700以上の仮想通貨銘柄を取り扱っている

BitMartでは1700銘柄以上の仮想通貨を取り扱っています。

当然、日本で扱っていないミームコインも多数あり、仮想通貨で大きな利益を上げたい人には魅力的な取引所です。

ただし、すでに紹介した通り怪しいコインも多くあるため、購入は慎重に判断した方が良いでしょう。

DEXでの取引ができる

BitMartでは2025年8月現在、DEXでの取引サービスのベータ版を提供しています。

DEXでの取引というのは、直接ブロックチェーン上で取引を行う「オンチェーン取引」のこと。

取引所に上場していないコインも購入できるIPO銘柄のようなものです。

将来的に上場したら高騰するかもしれないコインをいち早く手に入れられるのは大きな魅力です。

セービング・ステーキングが利用できる

BitMartではセービングやステーキングで利益を上げる事ができます。

セービングは取引所に仮想通貨を預けて運用する銀行預金のようなもの。ステーキングは仮想通貨をブロックチェーンネットワークに預けることでコミュニティに貢献し、報酬を受け取るという仕組みです。

どちらも仮想通貨を保有しているだけで報酬が受け取れるため、トレードに自信が無い人でも着実に利益を得られます。

イベントが豊富にある

BitMartでは仮想通貨がもらえるイベントも豊富に用意しています。

例えば、2025年8月20日時点では、以下のイベントが実施中。

  • 先物デイリードロー – 新学期シーズン
  • フューチャーズ・キング・トレーディング・トーナメント
  • 招待者限定!コストゼロ取引祭
  • API-Ambassador-Program

その他、新規口座開設で最大1万4,000USDT相当のボーナスがもらえるキャンペーンも行っており、ゲーム感覚で仮想通貨を稼げます。

BitMartの注意点

安全性の低いBitMartで取引する際は、以下3つの注意点を抑えることが重要です。

  • 仮想通貨の情報を調べる
  • 最低限の金額だけ口座に入れる
  • 自己責任で利用する

何があっても最低限の被害で切り抜けられるよう、これらの対処策を取っておく事をおすすめします。

仮想通貨の情報を調べる

BitMartは怪しい仮想通貨が多く上場しています。

危険なコインを掴まされないためには、情報を事前に調べることが欠かせません。

例えば、何を目的として作られたのか、運営者の身元ははっきりしているか、といった点を調べることで信頼性を確かめる事ができます。

特に、仮想通貨を使わなくても実現できそうな、聞こえは良いけれど曖昧な理念を掲げるようなプロジェクトは危険です。

もちろん、運営者の身元がはっきりしていない通貨も詐欺の可能性が高いため、必ず事前に確認してください。

最低限の金額だけ口座に入れる

BitMartへの入金は失っても良い程度(最低限)の金額を入れましょう。

出金トラブルが多く報告されているBitMartでは、利益が得られても引き出せるとは限りません。

特に、詐欺的な仮想通貨を購入して出金停止になると、利益分どころか元本まで失われる可能性があります。

BitMartではレバレッジ取引も可能であるため、失っても良い少額だけ入金してレバレッジで大きな利益を狙うという、半分遊びの短期トレードで利用するのがマシな方法です。

自己責任で利用する

金融庁に未登録のBitMartでトラブルがあっても、行政による指示や処分は望めません。お金が失われたり個人情報が流出しても、自分で解決する必要があります。

しかし、アメリカでの裁判例で見た通り、個人で解決するにはお金も時間も膨大に掛かります。

そのため、失っても良い金額だけを入金したり、利益をこまめに出金することで、自分の資産を守る意識を持つことが大切です。

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BitMartの評判

BitMartを利用している人の間ではどのような評判になっているでしょうか?

ここでは、BitMartの評判についてSNSから紹介します。

悪い評判1:出金トラブルが多い

BitMartの悪い評判で目立つのは、やはり出金トラブルについて。

明確な理由が無いのに停止させられた」という声が多く、サポートも不十分と言います。

一度出金停止されると引き出すのは非常に困難なので、利用には慎重になった方が良いでしょう。

悪い評判2:取引中のトラブルも多い

BitMartでは「取引中にシステムがダウンする」などのトラブルも報告されています。

特に話題になっていたのが「Cpen」という仮想通貨で、上場直前にサーバーがダウンして取引できず、損失を被った人の口コミが多く見つかりました。

ハッキング被害を受けた事といい、BitMartのシステム全体に脆弱性があるのかもしれません。

良い評判:マイナー通貨の上場が多い

BitMartの良い評判は少ないですが、マイナー通貨が多く上場している事については良い口コミが見られました。

GFAのZoomARTトークンもそうですが、日本では購入できない仮想通貨も多く上場しており、利益を得る機会が豊富にあります。

ただし、詐欺的なコインが混じっている可能性も高いので、投資対象の情報は事前にしっかり確認するようにしましょう。

BitMartの概要

ここからは、BitMartの概要について解説します。

  • 会社名称:GBM Foundation Company Ltd
  • 所在地:イギリス領ケイマン諸島
  • 代表:Sheldon Xia
  • 設立年:2017年

BitMartを運営しているのは「GBM Foundation Company Ltd」という企業とされていますが、この情報は裁判記録に掲載されていたもので、公式サイトに情報はありません。

また、所在地がケイマン諸島というのも同様に記載されていません。

代表は「Sheldon Xia」とされており、インタビュー記事もあるところを見ると事実でしょう。


BitMart代表の画像

謎の多い会社ですが、一応運営実態はあるようです。

手数料

BitMartの手数料は以下の通り。

  • 現物取引(メイカー):仮想通貨によって異なる
  • 現物取引(テイカー):仮想通貨によって異なる
  • 先物取引(メイカー):0.20%
  • 先物取引(テイカー):0.60%

現物取引の手数料はメイカー・テイカーともに仮想通貨ごとに異なります。おおよそ0.25~1%程度です。

一方、先物取引は固定となっており、メイカー注文が0.2%、テイカー注文が0.6%です。

その他の手数料は以下の通り。

  • 入金手数料:無料
  • 出金手数料:仮想通貨によって異なる

入金手数料は無料、出金手数料は引き出したい仮想通貨によって異なります。

具体的な金額は公式サイトに口座を開設すると確かめる事ができます。

取引方法

BitMartで利用できる取引方法は以下の通り。

  • クレジットカード購入:クレジットカードで仮想通貨を購入する方法
  • P2P取引:別のユーザーから仮想通貨を購入する方法
  • 現物取引:仮想通貨現物を売買する方法。信用取引可能
  • 先物取引:仮想通貨先物を売買する方法。仮想通貨ごとにレバレッジ設定あり
  • DEX取引:ブロックチェーン上で直接取引する方法

取引所から直接購入する方法、P2P取引、現物・先物取引、DEX取引など多様な取引方法が利用可能。

現物取引では信用取引が利用可能で、少額資金で取引する事もできます。

その他、先述の通りステーキングやセービングも利用でき、自分に合った運用方法が選べます。

取引アプリ

BitMartでは専用の取引アプリを提供しています。


BitMartのアプリ

取引アプリはGoogle PlayやApp Storeでダウンロード可能。

ただし、Google Playなどでは今後金融庁から警告を受けた場合、ダウンロードできなくなる可能性があります。注意してください。

BitMartの利用方法

最後に、BitMartの利用方法について解説します。

口座開設・ログイン

BitMartの口座開設は以下の手順で行います。

  1. メールアドレスとパスワードを登録する
  2. 認証アプリを設定する
  3. 本人確認(KYC)を行う

まずはBitMartの公式サイトからメールアドレスと使いたいパスワードを入力し、アカウントを作成します。


BitMartの登録画面

ログイン自体はアカウントを作成すればできます。公式サイトからログインしてください。

アカウント作成後は、二段階認証を行うためにGoogleのアプリ「Google Authenticator」の設定を行います。

マイページの「アカウント」ページにあるGoogle認証の欄に「有効」と書かれた箇所があるので、クリックしてQRコードを読み込みダウンロードします。

設定が完了するとログイン時にアプリから6桁の数字が通知されるようになるので、それを入力してログインするようにしてください。

最後に、本人確認(KYC)を行います。マイページの「アカウント」ページから「Click to start verify」をクリックし、本人確認を始めてください。

本人確認に必要な書類は以下のいずれか。

  • パスポート
  • 免許証

国名・性別・生年月日などの必要事項を入力した上で、本人確認書類の画像をスマホで撮影。アップロードすれば完了です。

BitMartは本人確認を済ませなければ出金できないので、必ず設定してください。

入金方法

BitMartは仮想通貨での入金に対応しています。

仮想通貨入金には、国内取引所の口座や自前のウォレットを用意する必要があります。

入金方法は以下の通り。

  1. マイページから「入金」ボタンをクリックする
  2. 入金したい仮想通貨を選択する
  3. ネットワークと送金用アドレスを確認しウォレットから送金する

まずはBitMartにログインし、マイページから「入金」ボタンをクリック。入金したい仮想通貨を選んで「入金」ボタンをクリックします。

その後、自分のウォレットで使用しているネットワークと同じものを選択し、送金用アドレスをコピーします。

送金は自分のウォレットの送金方法に従って行ってください。

なお、ネットワークや送金用アドレスを間違えると仮想通貨が失われてしまうので、注意が必要です。

出金方法

出金も仮想通貨で行います。

  1. マイページから「出金」ボタンをクリックする
  2. 出金したい仮想通貨を選択し「暗号ネットワークで送る」をクリックする
  3. ネットワークと出金用アドレス、金額を選択し送金する

入金と同様、マイページから「出金」ボタンをクリックして仮想通貨を選択。

「暗号ネットワークで送る」ボタンをクリックしてネットワークと金額を選択し、出金用アドレスを貼り付ければ出金完了です。

出金用アドレスとネットワークは国内の取引所など自分のウォレットから確認してください。

まとめ

BitMartはイギリス領ケイマン諸島に拠点を置く海外仮想通貨取引所です。全世界にユーザーを持つ取引所ですが、過去にハッキング被害を受けていたり、金融庁の登録を受けていなかったりと安全性に疑問があります。

怪しいミームコインを上場させている疑惑もあり、利用するリスクは高いです。BitMartをどうしても利用したい人は、口座に余計な資金を入れない、投資したい仮想通貨の情報を調べるなど、十分な対策をした上で行ってください。

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【最新】Phemexでハッキング事件

2025年1月23日、Phemexは北朝鮮ハッカーからハッキング被害を受けたと発表。ハッカーはPhemexのホットウォレットに侵入し、7000万ドル以上の暗号資産を盗んだとのこと。

ビットコインイーサリアムリップルのような規模の大きい仮想通貨だけでなく、数百種類にも上るマイナーなトークンも盗まれました。

大規模なハッキングによる盗難事件という事で話題になりましたが、顧客資産はコールドウォレットで管理されていたため、被害を受けていません。また、Phemexは被害が遭ったユーザーには補償する計画があると発表しています。

これらの事から、Phemexのセキュリティ対策や対応を評価する声もあるようです。

Phemexはハッキング後も18億ドル相当の仮想通貨を保有しており、事件後も運営に大きな影響はきたさないと考えられています。ただ、18億ドルのうち11億ドルは独自トークン「PT」となっており、これはハッキング以後相場が右肩下がりです。


独自トークン「PT」の相場

もし今後PTトークンの価値が下がり続けるようだと、資金繰りが悪化し出金停止などのトラブルが頻発する可能性も考えられます。

顧客資産をコールドウォレットで保管していた事は不幸中の幸いですが、ハッキングを受けたのは事実。Phemexの信頼性が下がりつつある現在、利用は慎重になった方が良いでしょう。

Phemexのリスク

ハッキングなどのセキュリティ面以外にも、Phemexを利用するリスクはあります。

特に重要なリスクが以下の4点。

  • 金融庁の認可を受けていない
  • 企業の所在地や連絡先が分からない
  • 口座凍結トラブルが報告されている
  • 詐欺コインが上場していた過去がある

これらのリスクについて解説します。

金融庁の認可を受けていない

Phemexは暗号資産交換業者として金融庁に登録していない未認可の業者です。

通常、日本で仮想通貨取引所を運営するには金融庁に登録しなくてはなりません。

認可を受けていない取引所は以下のようなリスクがあります。

  • 投資家保護を受けられない
  • 安全性の低い仮想通貨を上場させている
  • 連絡が取れなくなる etc…

特に問題なのは、適切な投資家保護を受けられないこと。

例えば、出金停止トラブルなどが起こった時、金融庁に登録している業者であれば「日本暗号資産等取引業協会」などに相談可能です。

しかし、Phemexのような認可を受けていない海外業者だと、トラブルが起こっても全て個人で解決しなくてはなりません。

Phemexを利用すること自体は違法ではありませんが、何があっても自己責任という事は覚えておきましょう。

企業の所在地や連絡先が分からない

Phemexの公式サイトには、運営会社の所在地や連絡先といった基本的な情報の記載がありません。

海外業者であるPhemexは、国内業者であれば必ず記載する特定商取引法に基づく表示などがなく、運営実態が不明です。

辛うじてLinkedinに「シンガポール」という記載はありますが、それすら詳細な住所は分かりません。


Linkedln

所在地すら明確に示していない時点で、“怪しい取引所”と警戒しなくてはなりません。

トラブルが起こっても連絡が付かなくなる可能性があり、Phemexを利用するリスクは非常に大きいと考えてください。

口座凍結トラブルが報告されている

SNS上では、Phemexの利用者から口座凍結トラブルがいくつも報告されています。

「納得のいく理由の説明も無く資金が引き出せなくなる」といったトラブルが起こっており、「詐欺的な取引所」という評価すら見られます。海外の仮想通貨やFXの取引所では、こういった出金トラブルは珍しくありません。

例えば、2022年には海外FX取引所のGEMFOREXで大規模な出金停止が発生。原因は決済代行業者による資金の持ち逃げでした。このトラブルは2025年に入っても解決されていません。

たとえ取引所自体が不正を行わなくても、海外では周辺の業者が悪事を働いて出金トラブルに繋がる事があります。運営実態が不明なPhemexでも、同様のトラブルが起こる可能性は十分考えられます。

詐欺コインが上場していた過去がある

Phemexでは過去に詐欺コインを上場させていました。

現在、一定数の詐欺コインは上場廃止になっていますが、577種類以上ある仮想通貨の中にはこういった怪しい物も混じっています。

詐欺的な仮想通貨を掴まされると、大きな損失を被る可能性が。確かに草コインは一攫千金のロマンがありますが、こういったリスクも踏まえた上で投資してください。

Phemexのメリット

これまでPhemexのリスクについて解説しましたが、利用するメリットがあるのも確かです。

例えば、以下はPhemexを利用する主なメリット。

  • 577種類以上の銘柄を取り扱っている
  • オンチェーン取引ができる
  • 取引ボットを作成できる
  • ボーナスが豊富

これらのメリットについて解説します。

577種類以上の銘柄を取り扱っている

2025年8月現在、Phemexでは577種類以上の仮想通貨を取り扱っています。

ビットコインイーサリアムといった代表的な仮想通貨はもちろん、日本国内では取り扱っていない草コインも豊富に取り揃えています。

価格が10倍以上になる銘柄も珍しく無く、少ない資金で大きな利益を得るチャンスがあります。

ただし、先述した通り詐欺的なコインも混じっているため、プロジェクトを確認するなど銘柄選びは慎重に行う事が大切です。

オンチェーン取引ができる

Phemexでは直接ブロックチェーン上で行う「オンチェーン取引」が可能です。

一般的に仮想通貨取引所はCEX(中央集権型取引所)となっており、取引所のサーバー内で上場済みの仮想通貨売買を行う「オフチェーン取引」を行っています。

一方、オンチェーン取引では直接ブロックチェーン上で取引を行うため、取引所に上場していない仮想通貨も売買可能。

オンチェーン取引には自前のウォレットが必要ですが、Phemexではウォレットが不要で誰でも簡単に始める事ができます。

まだ注目を集めていない仮想通貨を専門知識なしで取引できるのは、Phemexの大きな魅力です。

取引ボットを作成できる

Phemexでは自動売買を行う取引ボットを作成する事ができます。

ボットは一から自分で作成できますし、戦略プールの中から既存のパラメーターをコピーして利用も可能。

その他、他ユーザーの戦略を真似る「コピートレード」も利用でき、トレードを自動化するシステムが豊富にあります。

手軽に自動売買できるのはPhemexの大きなメリットの1つです。

イベント・キャンペーンが豊富

Phemexでは、仮想通貨やボーナスが貰える様々なイベントやキャンペーンを開催。

例えば、新規登録者限定のウェルカムリワードでは、以下の報酬を獲得できます。

  • 本人確認の完了:10~1200USDT
  • 50USDT以上の初回入金/コイン購入:5~1500 USDT
  • 100USDT以上の初回現物/契約取引:5~2100 USDT

その他、独自のPTトークンが貰えるエアドロップを不定期に開催するなどイベントは豊富。

ゲーム感覚で仮想通貨を手に入れる事ができるでしょう。

Phemexの注意点

Phemexを利用する際は、以下の点に注意する事が大切です。

  • こまめに出金を行う
  • 仮想通貨の情報を事前に調べて取引する
  • 自己責任で取引する

Phemexは安全性に疑問があるため、利用するならリスクを下げる対処が必須です。

以下、Phemexを利用する際の注意点について解説します。

こまめに出金を行う

Phemexでの取引で利益が出た際は、こまめに出金するのがおすすめです。

Phemexは出金トラブルが多く報告されており、いつどんな理由で口座が凍結されるか予測が付きません。

利益を再投資できないのは資金効率の面で不利ですが、引き出せなくなってしまうと元手の分だけ損になるだけです。

最低でも利益の50%程度は現金化して確保しておく事をおすすめします。

仮想通貨の情報を事前に調べて取引する

Phemexは詐欺的な仮想通貨が上場していた過去があります。当然、Phemex側も上場廃止にするなど対処していますが、未だ怪しいコインが残っていないとも限りません。

詐欺的な仮想通貨に引っ掛からないためには、事前にホワイトペーパーを確認するなどして、意義のあるプロジェクトか調べる事が重要です。

また、SNSなどで投資したい仮想通貨の情報を集めるのも良いでしょう。577種類以上の仮想通貨すべての情報を集める必要はありませんが、投資したいコインが何を目的として作られたかくらいは確認するように。

自己責任で取引する

Phemexを利用する際は、何があっても自己責任という意識で取引するのが大切です。

金融庁に登録していないPhemexでは、口座凍結されても日本の法律では対処しようがありません。もちろん、Phemexに抗議できますが、解決される可能性はほぼ無いでしょう。

また、日本の法律に従っていない海外業者を利用したのだから、世論を味方に付けて社会問題化する事も難しいです。

損失があっても誰も助けてくれないという事を肝に銘じて、余分な金額を取引所の口座に残しておかないなど、資産を守るために慎重な行動を心掛けてください。

Phemexの評判

Phemexの評判についてSNSユーザーの投稿からいくつか紹介します。

悪い評判:ハッキング事件を起こした

Phemexに関して話題となっているのは、やはり2025年1月のハッキング事件に関するもの。

CEXの問題点や北朝鮮ハッカーの動向など、この事件をきっかけに様々な議論が為されています。

Phemexのセキュリティ対策も不安視されており、信頼性に大きな影響を与えた事件として話題です。

他にも出金停止トラブルや詐欺コインなど、Phemexの問題点に関する口コミはSNSで非常に多く見つけられます。

良い評判:キャンペーンの内容が豪華

Phemexの良い評判は、キャンペーンに関するものが比較的多く見られました。

入金だけで1000ドル以上のキャッシュバックが受けられるという事で、特にインフルエンサー系のアカウントで盛んに紹介。

全てのキャッシュバックを受けるには取引量など厳しい条件がありますが、数十ドル程度であれば簡単に得られるので評判になっているようです。

Phemexの概要

Phemexの概要について紹介します。

  • 会社名称:不明
  • 所在地:シンガポール
  • 代表:Jack Tao
  • 設立年:2019年

Phemexの運営会社に関する情報は公式サイトに記載されていません。ただし、ネット上では複数の情報が出回っています。

例えば、インドの調査プラットフォーム「Tracxn」によれば、Phemexの運営会社は「Phemex Technology Pte. Ltd.」とされています。


Phemexの運営会社情報①

一方、仮想通貨情報サイト「Coin Market Cap」によれば、運営会社は「Phemex Financial Pte. Ltd」とのこと。


Phemexの運営会社情報②

ところが、Phemex Financial Pte. Ltdはシンガポールの企業情報サイト「Record Owl」によれば、すでに登録抹消(Struck Off)されています。


Phemexの運営会社情報③

所在地も先述のCoin Market Capでは現在イギリス領ヴァージン諸島に拠点を移したとされており、一体どのような会社が運営しているか全く分かりません。

また、代表者は「Jack Tao」という人物とされており、確かに公式サイトにも「ジャック」という名前が出てきますし、インタビューも行っています。


代表者「Jack Tao」のインタビュー①


代表者「Jack Tao」のインタビュー②

Jack Tao氏はモルガンスタンレーで11年間上級管理職を務めた人物で、2019年にPhemexを設立したとの事ですが、現在まで代表を務めているかは不明。

ネット上に断片的な情報は転がっていますが、公式サイトではまるで素性を隠すかのように情報を明らかにしていません。この時点で要注意な取引所という事が分かります。

手数料

Phemexの取引手数料は以下の通り。

  • 現物取引(メイカー):0.1%
  • 現物取引(テイカー):0.1%
  • 契約取引(メイカー):0.01%
  • 契約取引(テイカー):0.06%

現物取引はメイカー・テイカーともに0.1%、契約取引はメイカーが0.01%、テイカーが0.06%となっています。

ただし、Phemexには取引量などに応じた「ユーザーランク」という制度があり、ランクが上がるごとに手数料は安くなります。

その他の手数料は以下の通り。

  • 入金手数料:無料
  • 出金手数料:無料
  • コピートレード手数料:無料

入金・出金手数料は全て無料。ただし、出金時にはブロックチェーンのネットワーク手数料が掛かるため注意が必要です。

また、コピートレードも使用自体は無料ですが、メイカー・テイカー手数料は掛かるため、コピーしたいユーザーのランクが自分より高いと想定よりも多くの手数料が掛かる可能性があります。

取引方法

Phemexでは以下の取引方法を利用できます。

  • ワンクリック購入:仮想通貨をクレカなどで直接購入する方法
  • P2P取引:他のユーザーから仮想通貨を直接購入する方法
  • デリバティブ取引:レバレッジをかけて仮想通貨を売買できる契約取引
  • 現物取引:仮想通貨現物を売買する取引
  • オンチェーン取引:ブロックチェーン上で直接取引する方法

仮想通貨を直接購入できる他、別ユーザーから購入するP2P取引、仮想通貨市場で取引するデリバティブ・現物取引など、多様な取引方法があります。

また、ブロックチェーン上で直接取引するオンチェーン取引も実施しているのは特徴的です。

その他、「Phemexローンチプール」というステーキングサービスも提供。様々な方法で資産運用ができます。

セキュリティ対策

Phemexは2025年1月にハッキング被害を受けましたが、セキュリティ対策をしてないわけではありません。

以下の対策を実施しています。

  • ウォレットセキュリティ:顧客の資産をコールドウォレットで管理
  • システムセキュリティ:Amazon Web Service (AWS) Cloudでのシステム運用
  • ユーザーアカウントのセキュリティ:2段階認証の実施
  • トレーディングエンジンの安全性:他社の10倍の高速取引と独自のリカバリーシステム

特に重要なのがコールドウォレット管理で、これによって顧客資産のハッキング被害を防ぐ事ができました。

ただし、これらの対策はPhemexがまともに運営されている事が前提の話です。

運営会社の情報を公式サイトに載せないような取引所ですから、こういった対策も口先だけかも。

次にハッキングされた時は顧客資産にまで被害が及ぶ可能性はゼロでは無いので、自ら資産を守る事を心掛けた方が良いでしょう。

Phemexの利用方法

最後に、Phemexの利用方法について紹介します。

口座開設・ログイン

Phemexで口座開設する手順は以下の通り。

  1. メールアドレスとパスワードを登録する
  2. 本人確認(KYC)をする

まずはPhemexの公式サイトにアクセスして、メールアドレスと使いたいパスワードを入力して送信します。


Phemexの口座開設画面

口座開設自体はこれだけで完了。公式サイトのログインページからメールアドレスとパスワードを入力すればログインできるようになります。


Phemexのログイン画面

本人確認(KYC)はマイページから「アカウント概要」を選択し、「ID・顔認証」ボタンをクリックして手続きを始めます。

手続きには国籍・氏名・本人確認書類の入力が必要。本人確認書類は以下が利用できます。

  • 運転免許証
  • パスポート
  • 身分証明書

書類はスマホのカメラで撮影したものをアップロードするだけ。全ての手続きは10分程度で完了します。

入金方法

Phemexへの入金方法は、仮想通貨で送金する方法と現金で仮想通貨を購入する方法が利用可能。

ここでは、仮想通貨で入金する方法を解説します。

  1. マイページの「入金」ボタンを押す
  2. 入金したい仮想通貨と使用するネットワークを選択する
  3. アドレスもしくはQRコードを使って入金する

仮想通貨で入金するには、国内の取引所もしくは自分で用意したウォレットが必要です。

「入金」ボタンを押して入金メニューに進み、入金したい仮想通貨と使用するネットワークを選択。

アドレスをコピーするかQRコードをウォレットで読み込んで、国内の取引所や自分のウォレットから送金すれば手続き完了です。

なお、ネットワークやアドレスを間違えると入金できずビットコインが失われてしまうので、注意してください。

出金方法

出金は基本的に仮想通貨のみで行います。手順は以下の通り。

  1. マイページのウォレットアイコンから「出金」ボタンを押す
  2. 出金したい仮想通貨と出金額を選択する
  3. 出金用のアドレスとネットワークを選択する

入金時と手順はほぼ同じで、出金したい仮想通貨と出金用アドレス、ネットワークを選択して出金を完了させます。

なお、出金用アドレスとネットワークは国内の取引所など自分で用意したウォレットで確認してください。

ちなみに、Phemexでは法定通貨での入出金も可能ですが、金融機関の手数料が掛かるため仮想通貨での入金がおすすめです。

まとめ

Phemexは577種類以上の仮想通貨を取り扱っているシンガポール出身の取引所です。

現物・先物取引の他、オンチェーン取引も行っており、様々な取引方法を利用できるのが強みの1つ。

ですが、2025年1月にハッキングによって7000万ドル以上の被害を出しており、セキュリティ面での問題が不安視されています。

また、日本の金融庁に登録していないためトラブルがあっても自力で対処しなくてはなりません。

日本には無いサービスを提供している魅力的な取引所ですが、利用する際は十分気を付けてください。

LBankの安全性に問題がある理由

LBankは「安全性に問題がある」と言われています。その主な理由が以下の6点。

  • 金融庁から警告を受けている
  • 運営会社の情報が公式サイトにない
  • 資産保全の取り組みが為されているか不明
  • アプリがGoogle Playなどで配信されていない
  • 出金トラブルが報告されている
  • ミームコイン取引はリスクが高い

これら6つの点について解説します。

金融庁から警告を受けている

LBankは二度に渡って金融庁から警告を受けています。

1回目は2024年6月。「無登録で暗号資産交換業を行う者」として警告されました。


金融庁の警告文(1回目)

この時の警告は、事業者名や所在地が不明のまま。

しかし、2025年6月の2回目の警告では、運営会社がイギリス領ヴァージン諸島に拠点を持つ企業「LBK Blockchain Co., Limited」と判明。


金融庁の警告文(2回目)

LBankは香港に拠点を持つ企業とされていますが、金融規制の緩いヴァージン諸島に拠点を構え、そこから日本向けサービスを提供していると考えられます。

金融庁から警告を受けていても日本人が利用する事は可能ですが、登録していない仮想通貨取引所は行政の監督を受けていないため、出金停止・適切な投資家保護が受けられないといったリスクがあります。

もしLBankを利用するなら、こういったリスクを自己責任で引き受ける覚悟が必要です。

運営会社の情報が公式サイトにない

LBankを運営しているのは「LBK Blockchain Co., Limited」ですが、実は公式サイトに運営会社の情報がほとんど記載されていません。

信頼性を高めるため、仮想通貨取引所が運営企業の情報を公開するのは当然のこと。

しかし、LBankはどこの国にあるのか、会社名や代表の名前さえ分かりやすく記載されておらず、香港に拠点があるという会社のコーポレートサイトへのリンクも見当たりません。

なお、香港の金融管理局(HKMA)や証券先物委員会(SFC)から認可を受けている企業リストにも、LBankの運営会社は見当たりませんでした。


香港金融管理局(HKMA)


香港証券先物委員会(SFC)

香港拠点会社の名称は「スーパーチェーンネットワークテクノロジー株式会社」とされていますが、この会社も登録は受けていないようです。

金融庁の調査で判明したとはいえ、会社名やどこの国にあるのかすら公表していない取引所を利用したいと思いますか?

LBankの運営会社は日本はもちろん、香港ですら合法的に運営されているか怪しい企業と言えます。

資産保全の取り組みが為されているか不明

金融庁の監督を受けていないLBankは、資産保全の取り組みが為されているか分かりません。

資産保全の取り組みとして、仮想通貨取引所は顧客の資産を分けて管理する「分別管理」や、十分な準備金を保有していると証明する「PoR(プルーフオブリザーブ)」を行っているのが通常です。

LBankは遅くとも2024年2月にPoRへの取り組みを行うと公式サイトで宣言しましたが、2025年8月現在そのページは表示されず、プロジェクトが続いているか不明です。


LBank公式サイト

仮想通貨取引所でPoRの取り組みが進んだのは、逮捕者も出したFTXの破綻が大きなきっかけ。

PoRへの取り組みをしているか不明なLBankは、この大事件の反省を活かす気が無いのかもしれません。

アプリがGoogle Playなどで配信されていない

LBankは取引ツールとしてアプリを提供していますが、日本版の「Google Play」や「App Store」では2025年8月現在配信停止。金融庁から警告を受けた事が原因と考えられます。

公式サイトからダウンロード可能ではあるものの、Google Playなどのプラットフォームで配信されていないアプリは一般的にマルチウェアが仕込まれているなどのリスクが。

安全なプラットフォームで配信されていないという事で、ユーザーの不信感を生んでいます。

出金トラブルが報告されている

SNSでは、LBankの出金トラブルが報告されています。

日本ではこのトラブルに関する口コミは見つかりませんが、海外では「出金が停止されサポートチャットも止まった」といった投稿が多く見られます。

もちろん、これらのユーザーが利用規約を破った可能性はありますが、LBankは運営会社の情報を公開せず、資産保全の取り組みをしているのかも不明な取引所です。

具体的な理由なしに出金停止を行うリスクはあると考えるべきでしょう。

ミームコイン取引はリスクが高い

LBankはミームコインの取扱いに強みを持つ取引所ですが、ミームコインの取引は当然リスクもあります。

例えば、LBankでは過去に「偽のDOGSトークンを上場させていた」と報告されています。


LBankに対する詐欺警告

有名なミームコインを騙った詐欺行為であり、極めて悪質です。

記事では、「LBankがこの詐欺に意図的に関わったのでは?」という疑惑すら提起されています。

当然、LBankは否定しますが、ミームコインの中にはこのような詐欺的コインがある事は確かです。

ミームコインを取引する際は気を付けなくてはなりません。

LBankのメリット

安全性に問題があるLBankですが、利用するメリットがあるのも確か。

以下は、LBankを利用する代表的なメリットです。

  • 取り扱い通貨数が多い
  • 運用方法が豊富
  • コピートレードができる
  • 最大200倍のレバレッジで取引できる
  • 本人確認なしで取引できる

これらのメリットについて解説します。

取り扱い通貨数が多い

LBankは現在、882種類ほどの仮想通貨を取り扱っています。

日本の仮想通貨取引所での取扱銘柄数は多くても100種類に満たないため、それに比べると非常に豊富です。

これだけ種類があれば、後に10倍・100倍になる草コインが眠っていても不思議ではありません。一攫千金を狙っている人には魅力的な取引所と言えるでしょう。

ただし、先に述べた通り、ミームコインや草コインには詐欺的な物も混じっています。

LBankは詐欺コインを上場させた前科があるので、他の取引所よりもリスクが大きいと肝に銘じた方が良いでしょう。

運用方法が豊富

LBankは様々な運用方法ができます。通常の現物取引や先物取引取引はもちろん、特徴的なのが「ステーキング」が気軽にできること。ステーキングは仮想通貨を預け、報酬を得られる仕組みのこと。銀行預金や貸株のような運用方法です。

LBankは「普通ステーキング」と「定期ステーキング」という2つのステーキング方法が利用可能。

これらは銀行の「普通預金」と「定期預金」と同じようなもので、普通ステーキングは柔軟に入金・出金が可能。一方の定期ステーキングは一定期間引き出しがロックされますが高い利率で運用できます。

どちらを選んでも銀行の利率より高いので、効率的に資産運用ができるでしょう。

その他、上場前の仮想通貨プロジェクトに参加できるIPOに似たシステムの「LBank Launchpad」「LBank Launchpool」といった運用方法も可能。資産を増やす選択肢が多くあります。

コピートレードができる

LBankは、他トレーダーの手法をマネて自動運用できる「コピートレード」という機能が利用できます。

コピートレードのやり方は簡単で、公式サイトのランキングからコピーしたいユーザーを選ぶだけ。


トップトレーダーランキング

プロトレーダーの取引を自動でマネできるので、初心者には嬉しい機能です。

ただし、コピートレードを利用するにはトレーダーごとに異なる手数料を支払わなくてはなりません。

また、当然ながら損失が出ても補償は無いので、慎重にトレーダーを選ぶ事が重要です。

最大200倍のレバレッジで取引できる

LBankは最大200倍のレバレッジを掛けて取引できます。

例えば、証拠金として10万円を口座に入金した場合、その200倍の2000万円分の取引が可能です。

少ない資金で大きな金額の取引ができるので、効率よく資産を運用できるでしょう。

ただし、レバレッジ取引では損失も最大200倍になるため、適切な資産管理が欠かせません。

ハイレバレッジ取引は海外仮想通貨取引所の大きな魅力ですが、リスクも非常に高い事は覚えておいてください。

本人確認なしで取引できる

LBankは本人確認(KYC認証)なしで取引可能です。

海外業者とやり取りする際、個人情報をなるべく渡したくない人は多いでしょう。

LBankは本人確認なしで口座の開設や入出金が可能となっており、個人情報の流出が不安という人でも安心して利用できます。

ただし、本人確認が済んでいないと利用できないキャンペーンが一部あります。

例えば、LBankの「新規登録キャンペーン」では新規登録者に5USDTをプレゼントしてくれますが、KYC認証が必須条件です。

個人情報を渡すメリットとデメリットを考え合わせた上で判断してください。

LBankの注意点

LBankを利用する際は、以下3つの点に注意しましょう。

  • 自己責任で利用する
  • ただし、クレカ購入は可能
  • 最低限の金額だけ入金する

安全性の面で懸念点のあるLBankは、利用の際にも細心の注意を払う事に越したことはありません。

以下、最低限抑えるべきLBankの注意点について解説します。

自己責任で利用する

LBankを利用する際、必ず押さえておくべきは自己責任で利用すること。日本の金融庁に登録していない海外業者で、投資家保護を受ける事はできません。

行政の力で投資家保護が実現された事で記憶に新しいのが、2025年4月~5月に日本で頻発した口座乗っ取り事件。

証券会社の口座が乗っ取られ、謎の中国株が勝手に買われる被害が相次いだ事件ですが、証券会社は当初、利用者への補償に後ろ向きの所が多かったです。

ところが、4月22日に加藤金融相が証券会社に補償対応を指示。これにより、各社対応にバラつきはあるものの、被害者への補償が進むようになりました。

金融庁に登録していないLBankのトラブルでは、こういった行政の指導・指示は望めません。そのため、出金トラブルやハッキング被害に遭っても自分で解決するつもりで利用する事が肝心です。

入金・出金は仮想通貨しかできない

LBankへの入金や出金には、日本円が利用できません。仮想通貨での入出金のみに対応しています。

そのため、日本国内の取引所に口座を開設したり、自前のウォレットを用意しなくてはならず手続きが面倒。

クレジットカードやPayPalなどで仮想通貨を直接購入できますが、出金は仮想通貨のみです。

そのため、ウォレットを持っていない人はLBankの利用を始める前に、国内の取引所に口座を開設する事をおすすめします。

最低限の金額だけ入金する

LBankは投資家保護が期待できないため、最低限必要なだけの額を入金した方が良いでしょう。

既に紹介した通り、LBankは実際に出金トラブルが起こっています。

日本人からの報告は見当たりませんでしたが、報告がある以上、突然出金停止されるリスクはゼロではありません。

一度出金停止になってしまうと自力での対処は難しく、仮に対処できるとしても時間が掛かるため機会損失になります。

そのため、出金停止になっても耐えられる程度の資金だけを入金する事がおすすめです。

LBankの評判

SNSでの投稿から、実際にLBankを利用している人の評判を紹介します。

悪い評判1:詐欺コインが多い

LBankに関する悪い評判は、「詐欺コインが多い」というものが見受けられます。

LBankは過去にDOGSというミームコインを模した詐欺コインを上場させており、ユーザーから信用されていないようです。

仮想通貨は株と違い、発行者の信頼性を業績などから判断する事が難しいです。

現在上場している仮想通貨の中にも詐欺的なものがある可能性は否めないため、投資金額を少なくするなどしてリスク管理が必須です。

悪い評判2:出金停止・取引停止トラブルが起こっている

既に紹介しましたが、LBankは出金停止トラブルも起こっています。

「取引ができなくなり口座がロックされた」と思われる投稿もあり、口座凍結のリスクは小さくありません。

ただし、LBankはメンテナンスのために特定の仮想通貨取引を一時停止する場合があり、偶然そのタイミングで出金しようとした可能性もあります。

そのため、LBankで取引停止などのトラブルが起こった場合は、公式のXなどを確認してみるのがおすすめです。

良い評判1:コインの新規上場が頻繁にある

一方で、LBankは仮想通貨の新規上場が頻繁に行われており、ユーザーの間でも評判です。

LBankの強みであるミームコインの新規上場はもちろん、上場前からプロジェクトに関われるLaunchpadやLaunchpoolといった運用方法も可能。

マイナーな仮想通貨を多様な方法で運用できるのは、LBankが人気な理由の1つとなっています。

良い評判2:キャンペーンが多い

LBankは不定期にイベントを開催しており、SNSユーザーの間で人気です。

直近では、Xでリポスト&フォローするだけで抽選で10USDTが貰えるキャンペーンを行っており、日本ユーザーも多く参加しています。

他にも、最大380ドルのボーナスが貰える新規登録キャンペーンや、特定のトークンが貰えるエアドロップイベントなど、豊富なイベントを実施しています。

ただし、一部イベントはKYC認証が必須となる場合があるため、必ず事前に概要を確認してください。

LBankの概要

LBankの概要について紹介します。

  • 会社名称:LBK Blockchain Co., Limited
  • 所在地:イギリス領ヴァージン諸島
  • 代表:不明
  • 設立年:2015年

LBankを運営しているのは「LBK Blockchain Co., Limited」という企業は先に解説した通りですが、この会社の詳細については良く分かっていません。

ヴァージン諸島所在の企業代表は不明ですが、香港の本社を設立したのは「Eric He」という人物。


「Eric He」の画像

ただし、Eric He氏がヴァージン諸島の会社代表かは分かりません。

また、「LBK Blockchain Co., Limited」が設立されたのは2015年と公式サイトに記載があります。


LBank公式サイト

しかし、この会社はLBankの香港本社「スーパーチェーンネットワークテクノロジー株式会社」とは別会社のはず。

2015年にサービス設立されたのがヴァージン諸島の会社なのか、それとも香港の会社なのか、公式サイトの記述では良く分からない事になっています。

会社情報を1つのページに分かりやすくまとめていない時点で、信頼性は低いと言わざるを得ないでしょう。

手数料

LBankの取引手数料は以下の通り。

  • 現物取引(メイカー):0.10%
  • 現物取引(テイカー):0.10%
  • 先物取引(メイカー):0.02%
  • 先物取引(テイカー):0.06%
  • レバレッジトークン(メイカー):0.20%
  • レバレッジトークン(テイカー):0.20%

現物取引がメイカー・テイカー注文ともに0.1%、先物取引がメイカー注文が0.02%、テイカー注文が0.06%となっています。

また、トークン自体にレバレッジを掛けており証拠金が必要ない「レバレッジトークン」は、メイカー・テイカーともに手数料は0.2%です。

ただし、取引手数料は通貨によって異なる場合があるため、取引前に必ず確認をしてください。

その他の手数料は以下の通り。

  • 入金手数料:無料
  • 出金手数料:仮想通貨による
  • クレジットカード手数料:支払代行業者による
  • コピートレード手数料:トレーダーによる

入金手数料は無料ですが、出金には通貨によって異なる手数料率が掛かります。

出金は仮想通貨でしかできないので、なるべく手数料の安い通貨で出金すると良いでしょう。

また、クレジットカード手数料は支払い代行業者によって異なります。コピートレードの手数料も同様で、トレーダーによって異なるので利用する際は確認が必要です。

取引方法

LBankで利用できる取引方法は以下の通り。

  • 直接購入:クレジットカードなどで仮想通貨を購入する方法
  • P2P取引:別のユーザーから直接仮想通貨を購入する方法
  • 現物取引:仮想通貨を現物で取引する方法
  • 先物取引:仮想通貨先物を売買する方法。レバレッジをかけられる
  • レバレッジトークン:レバレッジをかけたトークンを売買する方法

現物取引・先物取引のほか、仮想通貨を直接購入したり、P2P取引でユーザーから直接購入することも可能。

その他、証拠金なしで購入できるレバレッジトークンや、先に解説したステーキングやLaunchpadといった運用方法も用意されています。

取引方法は幅広く、自分に合った方法で資産運用できるでしょう。

サポートは日本語対応

LBankのサポートは日本語に対応しています。

サポートはチャットを用いて24時間365日対応可能。メールでの問い合わせにも対応しています。

ただし、出金停止トラブルが起こった際は適切なサポートが受けられない可能性があるため、注意してください。

LBankの利用方法

LBankの利用方法について解説します。

口座開設・ログイン

LBankの口座開設は、公式サイトからメールアドレスと使いたいパスワードを入力し、送信するだけで完了します。


LBankの口座開設画面

その他設定は必要なく、非常にシンプルです。

ログインは、公式サイトのログインページから行います。


LBankのログイン画面

なお、口座開設後はセキュリティのためにGoogleの二段階認証アプリを導入する事がおすすめです。

二段階認証の設定はログイン後マイページの「出金」ボタンを押せば、認証アプリがダウンロードできるので指示に従って設定してください。

入金方法

LBankの入金方法は以下の2種類があります。

  • オンチェーン入金
  • ワンクリック購入

オンチェーン入金は仮想通貨で入金する方法、ワンクリック購入は直接仮想通貨を購入する方法です。

オンチェーン入金のやり方は以下の通り。

  1. マイページから「入金」をクリックする
  2. 入金したい仮想通貨とネットワークを選択する
  3. 入金用のアドレスを用いて国内取引所等から送金する

ログイン後、マイページの「入金」メニューから入金したい仮想通貨とネットワークを選択。ネットワークは日本国内の取引所など、送金元が利用しているものと同じものを選択してください。

選択後、入金用アドレスが表示されるので、それを用いて送金元から送金を行います。

送金は取引所やウォレットごとに異なるので、適切なやり方で実行してください。

なお、ネットワークやアドレスを間違って記入すると仮想通貨が失われてしまうので注意が必要です。

最初に少額を入金して、上手くいくか確認しておく事をおすすめします。

出金方法

出金は仮想通貨のみ、日本円での出金はできません。

出金手順は以下の通り。

  1. マイページから「出金」ボタンをクリックする
  2. 出金したい仮想通貨を選択する
  3. 出金アドレスとネットワーク、金額を入力する

まずは、マイページの「出金」メニューから出金したい仮想通貨を選択します。

それから、出金アドレス・ネットワーク・出金したい金額を記入し、確認ボタンを押せば完了です。

出金アドレスとネットワークは送金先の国内取引所などで確認してください。

なお、国内取引所を利用する場合、その取引所が対応していない仮想通貨は出金する事ができません。

そのため、ビットコインイーサリアムなど、国内で取引できる仮想通貨に変えてから送金するようにしてください。

まとめ

LBankは日本では流通していないミームコインなどを多数取り揃えている海外仮想通貨取引所です。

今後、急騰するかもしれない草コインを購入できるのが魅力ですが、日本の金融庁から二度の警告を受けており、出金停止トラブルなどのリスクがあります。

会社情報も公式サイトに記載が無く、本当に運営実態があるのかすら良く分からない怪しい取引所です。

世界中にユーザーがおり、日本から利用している人も少なくないLBankですが、利用する際はリスクを踏まえた上で自己責任で行うようにしてください。

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドは何が怪しい?

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッド(NBA)が怪しいと言われる理由は、主に以下の6つ。

  • マルチ商法の手法を使っている
  • 過去の怪しい仮想通貨投資案件と類似点が多い
  • 公式サイトの記述があいまい
  • 企業情報の記載がない
  • 金融商品取引法違反の可能性がある
  • そもそも存在意義がない

これら6つの怪しいポイントについて、1つ1つ見ていきましょう。

マルチ商法の手法を使っている

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドは、マルチ商法(MLM)の手法を使って出資者を集めています。

この事について、公式ページでは記載がありません。しかし、Youtubeのキャンペーン紹介動画では以下の条件を達成した人に「ドバイ旅行」をプレゼントするとアナウンスしています。

  • スモール$100,000かつ$1,750以上の直接紹介
  • 5人以上の直接紹介があり、その累計売上が$45,000以上

「スモール$100,000」という言葉の具体的な内容は不明ですが、少なくともNBAに紹介することでドバイ旅行などの特典が得られるのは確かなようです。

さらに、公式サイトにはマルチの勧誘者である「ディストリビューター」という単語が使われている箇所があります。

こういった証拠から、NBAがマルチの手法を使って出資者を集めているのは明らか。

もちろん、マルチ商法自体はねずみ講とは異なり、違法な行為ではありません。

しかし、投資案件のマルチ商法は「モノなしマルチ商法」などとも呼ばれ、その危険性は金融庁も注意喚起しています。

出資させておいて解約できない、返金ができない、といった詐欺トラブルに巻き込まれる可能性もあるため、注意すべきです。

過去の怪しい仮想通貨投資案件と類似点が多い

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドは、「Remix DAO」という別の投資案件と非常に似通っています。

Remix DAOは、NFTを購入してDEX(分散型取引所)へ資金を投入し、流動性マイニングを行うというサービス。

サービス内容がほぼ同じであるのはもちろん、マルチ商法の手法を使って出資者を募っていた点もそっくりです。

また、両サービスの説明で使われている資料も全く同一のものです。

また、SNSでは両サービスのドメインが同一のものであるという指摘も見つかります。

これほど共通点があるのは、2つのサービスの仕掛け人が同一人物、あるいは同一組織であることの証左でしょう。

Remix DAOの評判は非常に悪く、ネット上では詐欺だという声が多く上がっています。

Remix DAOには滝上幸久や峠達也といった悪質な仮想通貨マルチの世界で名の通った人物が関わっているという話もあり、信頼性は皆無。

Remix DAOの後進であるNBAも、悪質な投資案件である可能性が非常に高いです。

公式サイトの記述があいまい

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドは、流動性マイニングという手法で利益をあげる投資案件です。

後に解説しますが、具体的には「UNISWAP」というDEX(分散型取引所)で流動性マイニングを行うのを代行してくれるサービスになります。

たったこれだけのサービスなのですが、公式サイトではこの仕組みについてはっきり書かず、あいまいで余計な記述が多くなっています。

例えば、次のような記述があります。

私たちは、ただの技術革新を目指しているのではありません。世界の有力なブロックチェーン企業との戦略的提携を通じて、新たなビジネスチャンスを創出します。そして、急成長する国々において、不動産投資、AI事業、ゲーミング事業、Web3事業を展開し、さらには独自ウォレットの開発を進めていきます。これらの事業は、未来を見据えた私たちのビジョンの一部であり、私たちが切り開く市場の広がりを象徴しています。

要するに、「今後も我々は成長するのだ」ということを言いたいのでしょうが、まるでIR資料のようなこういう記述を公式サイトに掲載するのはなぜでしょうか?

流動性マイニングの代行というサービスの特性上、NBAが成長しても報酬額が上がるわけではありません。

NBAはオリジナルのDEXの創造を目指していますが、もしそれが実現されたからといって株価のように報酬額が上がるわけではないでしょう。

サービスの内容と関係のないあいまいな記述で煙に巻き、仮想通貨に詳しくない人に「何となく凄そうだ!」と幻惑させようとしているのではないでしょうか?

企業情報の記載がない

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドの公式サイトには、企業情報の記載がありません。

企業名はもちろん、住所や連絡先、法人番号など企業を識別する要素は全く隠されています。

唯一分かるのは、代表が「エリック・マー」という人物であることくらい。

しかし、彼についても住所や連絡先が公開されているわけではなく、何かトラブルが起こった際に対処してくれるのかは不明です。

誰が運営しているのか分からないようなサービスを利用するのは避けた方がよいでしょう。

金融商品取引法違反の可能性がある

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドの公式サイトでは、次のような記述があります。

私たちが最初に取り組んできたことは、流動性を提供することでコミュニティに利益を与える機会を作り出したことです。NFT保有者は、私たちの壮大なプロジェクトの貢献者であり、流動性提供者としての役割を超え、将来的には企業の成長に伴う利益を共有することができるのです。NFTを保有し、トークンから流動性を与えることでトークン利回りを得られるだけではなくSTOトークンを保有することで、今後は重要な意思決定に関わることができます。DEXの未来は、分散型金融の未来を支える基盤です。NBAはオリジナルDEXの新たなガバナンストークンのような存在となりあなたに新たなる収益をもたらします。

ここでもあいまいな言葉が並んでいますが、問題となるのが「STOトークン」という言葉について。

まず、ST(セキュリティトークン)とは、株などの有価証券をブロックチェーン技術を用いてデジタル化したものです。

STOとはSTを用いて資金調達(Offering)を行うことですが、STOを行うには基本的に金融庁の登録が必要です。

そのため、もしNBAの運営が「STOトークン」を発行しているとすれば、金商法違反に当たる懸念があります。

そもそも存在意義がない

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドは、実質的には流動性マイニングの代行サービスです。

しかし、そもそも流動性マイニングは一度設定すれば基本的に放置で問題ないもの。代行できる範囲は限定的です。

さらに、仮想通貨ウォレットは自分で用意しなくてはならないなど面倒な手続きも多く、代行してもらうメリットはさほどありません。

それにも関わらず、利用するには高額なライセンス料(NFT)を購入しなくてはならず、しかも運用資金は別途用意しなくてはなりません。

極端な言い方をすると、NBAはウォレットと仮想通貨プラットフォームの間に立って高額な手数料を取る、単なる中抜き業者です。

もしも流動性マイニングをしたいなら、投資対象である仮想通貨の仕組みを知る上でも、自分で勉強して運用を始めることをおすすめします。

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドとは?

ここでは、ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッド(NBA)について、概要をあらためて解説していきます。

NBAはNFTを購入することで高配当を受け取れるという投資案件。

NFTを購入することでNBAが利用可能になり、仮想通貨ウォレットと紐づけることで自動で流動性マイニングができるようになります。

配当は2時間に1回、ウォレットにビットコインとして振り込まれるとのこと。公式サイトの情報によると、月利は1~3%程度とかなりの高金利です。

ただし、NFTだけを購入しても運用を開始することはできません。

NFTはあくまでもNBAを利用するためのライセンスキーであり、運用を開始するには別途ウォレットに仮想通貨を入れておかなくてはなりません。

要するに、NFTはNBAの利用権でしかないのですが、公式サイトでは特に言及がないどころか、あたかもNFTを買って投資を行うかのように誤解を招く記述が見当たります。

さらに問題なのは、このNFTの価格が非常に高額であること。

詳しくは後に解説しますが、価格は最大で2万ドル(約300万円)。しかも、このNFT自体が市場で高値で取引できるかどうかさえ不明です。

まとめると、ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドは、利用料が最大300万円もする高額な流動性マイニングの代行サービスです。

もちろん、NFTは返品できません。

このような詐欺的なサービスに、果たして300万円の利用料を支払う価値があるでしょうか?

代表「エリック・マー」

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドを運営しているのは「エリック・マー」という人物。

ウィスコンシン大学マディソン校出身のエンジニアで、世界クラスのプロジェクトを設計してきた経験があるとのこと。

公式のプロフィールによると、コインマーケットキャップのグローバルコミュニティマネジャーを務めたり、タイデックス・グローバルというCEXでCEOを務めたりした経歴があるようです。

しかし、この経歴が本当かどうかは分かりませんし、会社情報すらないのでそもそも本当に責任者であるかどうかも不明です。

公式サイトの経歴だけで彼を信用することはできないでしょう。

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドの仕組み

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッド(NBA)は、公式サイトで仕組みを解説していません。

具体的な運用方法については、ディストリビューターが作成したと思われる動画で把握することができます。

この動画を参考に、分かりにくいNBAの仕組みについて分かりやすく解説します。

流動性マイニングとは?

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドは、流動性マイニングを代行してくれるサービス。仮想通貨ウォレットと連携させることで、ウォレット内の仮想通貨を自動で投資してくれます。

流動性マイニングとはどのようなものでしょうか?流動性マイニングは、DEX(分散型取引所)などの仮想通貨プラットフォームに仮想通貨を預けることで、報酬を受け取れるという仕組みのこと。

DEXなどの取引所では、取引をスムーズに行えるようある程度の仮想通貨が常にある状態にしておかなくてはなりません。取引をスムーズにするために仮想通貨をプラットフォームに貸し出すことで、取引手数料などの一部を報酬として受け取ることができる、という仕組みです。

流動性マイニング自体は誰にでもできるものですが、ウォレットを用意する必要がある、インパーマネントロスなど分かりにくいリスクがある、といった点で仮想通貨について詳しくない人だとハードルが高いでしょう。そのため、流動性マイニングを代行してくれるNBAは、一見便利なサービスに見えます。

しかし、実際にはウォレットはこちらで用意する必要があるなど、公式サイトでは説明していない面倒な手続きがあることには注意が必要です。

利用プラットフォームは「UNISWAP」

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドでは、「UNISWAP」という仮想通貨プラットフォームを利用して流動性マイニングを行います。

UNISWAPはDEXの代表的なプラットフォーム。DEX=分散型取引所の名の通り、中央集権的な管理者がおらず、ユーザー同士で自主的に取引を行うのが特徴の取引所です。

UNISWAPで流動性マイニングを行うと、独自のガバナンストークンである「UNI」が受け取れます。

UNIは売買できるのはもちろん、保有しているとDAO(分散型自律組織=UNISWAP内のコミュニティのこと)のプロジェクトに関わることができます。

ただし、ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドでは運用を代行しているため、UNIを受け取ることはありません。報酬はビットコインで2時間ごとに支払われます。

利用するには高額なNFTライセンスが必要

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドを利用するには、高額なNFTを購入しなくてはなりません。

このNFTはNBAのアプリにアクセスするためのライセンスキーの役割を果たしており、これがなければNBAを利用することはできません。

このNFT=ライセンスの価格は、以下の通り。

もっとも安い「ENTRY」ライセンスでも300ドル、最高クラスの「MASTER」になると2万ドルもの大金がかかります。「還元率」にも注目。還元率は実際に得た利益の何%を受け取れるかというもの。

例えば、「ENTRY」ライセンスであれば還元率は25%なので、100ドルの報酬があっても25ドルしか受け取れません。最高クラスの「MASTER」になって初めて利益の100%を得られるようになります。

また、「NBAトークン」は株式のようなもので、NBAがDEXに参入したとき、要は独自のDEXを作ったときに大きな価値が出るものとのこと。ライセンスによってこれらの特典があるのですが、投資信託の手数料が1%以下のものが多い時代に、あまりにも高い手数料と利用料です。

高額である理由は、マルチ商法の手法を使っており、紹介者に高額なインセンティブが入ってくるから。ただそれだけです。

単なる中抜き業者のネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドに利用価値はほとんどありません。詐欺の可能性も高いため、決して利用しないようにしてください

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドの評判・口コミ

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドのネット上の評判は、悪いものばかり。

特に、Remix DAOとのつながりから怪しい投資案件だと注意喚起する人が多くなっています。

また、Yahoo知恵袋では、実際にNBAを利用した人の声として「儲からない」「収支報告が開示されていない」という実態が暴露されています。

一方、NBAに関する良い口コミは全く見つかりません。

もしもNBAを評価する人がいるとすれば、マルチのディストリビューターの可能性があります。

高額なNFT=ライセンスを買わせて報酬を受け取ろうとしているだけなので、彼らの話をまともに聞いてはいけません。

【まとめ】ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドは詐欺の可能性もある怪しい投資案件!

ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドは、流動性マイニングの代行サービスで、詐欺の可能性もある怪しい投資案件です。マルチ商法の手法を使って出資者を集めており、過去にも悪質な投資案件に関わっている人物が関係しています。

また、NFTを買えば利益を得られるかのように宣伝していますが、実際はNFTは単なるライセンスであり、投資資金は別途用意しなくてはなりません。

仮想通貨はまだ新しい投資商品であり、聞きなれない用語を多用しながらお金をだまし取ろうとする怪しい案件がはびこっています。ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドも詐欺の可能性がある投資案件であるため、利用しないことをおすすめします。

ちなみに、ネクストブロックチェーンアプリケーションリミテッドを利用するくらいなら、「ASAP」のような投資ファンドの方が断然おすすめ。無料で利用可能なので、興味がある方はぜひ。

ASAP(エイサップ)は評判上々のファンド。3ヶ月で890万円に

シンソリアとは何か?表向きの顔と実態

シンソリアについて調べていくと、表向きの魅力的な説明と実際の中身には大きなギャップがある事が分かります。

一体どのような問題が潜んでいるのでしょうか。

シンソリアの公式説明とその違和感

シンソリアは「AIとブロックチェーンの融合による次世代型エコシステム」という壮大なコンセプトが掲げられています。ユーザーに新しい体験と収益機会を提供するという触れ込みで、一見すると非常に革新的なプロジェクトのように思えるかもしれません。

しかし、内容を読み進めていくと、説明がどこか抽象的で具体性に欠けている事に気付くはずです。「AIによる自動最適化」や「分散型エコシステム」といったキーワードは並んでいるものの、実際にどのような仕組みで利益が生み出されるのか、技術的な裏付けや運用フローについて全く触れられていません。

投資やプロジェクト参加を検討する際、こうした曖昧な説明は大きな警告サインと言えるでしょう。信頼できるプロジェクトであれば技術的な詳細やビジネスモデルについて明確に説明するものですが、シンソリアではそれが全く見当たらないんです。

公式サイトの情報の薄さと透明性の欠如

シンソリアはプロジェクトの理念や概要について華々しく語られているものの、最も重要な運営体制に関する情報が圧倒的に不足しています。

通常、信頼できるプロジェクトでは運営メンバーの経歴・実績・資金調達の詳細・開発の進捗状況などが積極的に公開されているもの。

投資家や参加者が安心して関与できるよう、透明性を重視した情報開示が行われています。

ところが、シンソリアでは基本的な情報がほとんど見当たりません。

ホワイトペーパーも存在するようですが、内容は表面的で技術的な根拠やロードマップの具体性が乏しく、プロジェクトの実現可能性を判断する材料としては不十分といわざるを得ません。

他の類似プロジェクトとの比較

他の仮想通貨プロジェクトや分散型エコシステムと比較してみると、シンソリアの情報開示姿勢には明らかな問題が。

例えば、信頼性の高いブロックチェーンプロジェクトでは、開発状況の定期的な報告・パートナー企業との具体的な提携内容・第三者機関による監査結果などを積極的に公開しています。

こうした透明性の確保により、投資家やユーザーは安心してプロジェクトに参加できるわけです。

しかし、シンソリアではそうした情報がほとんど見当たらず、プロジェクトの実態が全く見えてきません。

これでは、プロジェクトの持続性や将来性について判断する事は困難ですし、参加者にとって大きなリスクとなるでしょう。

シンソリアの仕組みと収益モデルの怪しさ

投資関連のプロジェクトで最も重要なのは、収益がどのように生み出され、参加者にどのような形で還元されるかという点です。

シンソリアの収益モデルを見ると、多くの疑問点が浮かび上がってきます。

収益構造の不透明さ

シンソリアが掲げる収益モデルは、AIやブロックチェーンを活用した自動最適化によって利益を創出するというものです。

一見すると最新技術を駆使し洗練されたシステムに思えますが、具体的な収益源や利益分配の仕組みについて全く説明されていません。

投資家にとって最も知りたいのは、自分が投じた資金がどのような形で運用され、どれくらいの利益が期待できるのかという点。ところが、シンソリアではそうした基本的な情報が一切開示されていないんです。

さらに問題なのは、報酬の分配方法や手数料体系も詳細が不明瞭。

利益が発生した場合の分配比率・運営側が徴収する手数料の割合・出金時の条件など、参加者が知っておくべき重要な情報が欠けています。これでは、実際に利益を得られるのか判断する事は不可能でしょう。

トークンの発行と価値の根拠

シンソリアは独自トークンが発行されているようですが、そのトークンの価値を裏付ける実体的な根拠が全く示されていません。

一般的に、仮想通貨やトークンは何らかの経済的価値や実用性が伴っているものです。

例えば、特定のサービスの利用権・ガバナンストークンとしての議決権・ステーキング報酬の獲得権など、トークンを保有する事で得られる具体的なメリットが明確に定義されています。

シンソリアのトークンは、どのような経済活動に利用されるのか・価値がどのように維持されるのかについて説明が極めて曖昧。

トークンの用途・流通量の管理方法・価格安定化の仕組みなど、投資判断に必要な情報が圧倒的に不足しているんです。

エコシステムの持続性への疑問

シンソリアは「持続可能なエコシステム」の構築を謳っていますが、その持続性を支える具体的な仕組みや戦略について全く触れられていません。

プロジェクトが長期的に成長し続けるためには、明確なロードマップとマイルストーンが必要です。

どのような段階を経て発展していくのか、各段階での具体的な目標や成果指標は何なのか、こうした情報がなければ投資家は将来性を判断できません。

また、エコシステムの健全性を維持するためのガバナンス体制、コミュニティの意見を反映させる仕組み、技術的な課題への対処方法なども重要な要素ですが、シンソリアはこれらも具体的な説明がありません。

これでは、本当に持続可能なプロジェクトか疑問が残りますよね。

シンソリアの関連プロジェクト

シンソリアについて調べていく中で、EdenDAOという別のプロジェクトとの関連性が示唆されています。

EdenDAOとの関連性と実態

シンソリアとEdenDAOの間には何らかの関係があるとされていますが、両者の具体的な連携内容や協業の実態は全く明らかにされていません。

プロジェクト間の連携や提携は、それぞれの価値向上や相乗効果の創出を目的として行われるものです。

そのため、通常は連携の目的・具体的な協力内容・期待される成果などが詳細に公表されます。

シンソリアとEdenDAOの関係は、そうした基本的な情報が一切公開されていません。

EdenDAOの公式サイトを確認しても、シンソリアとの連携に関する具体的な記載は見当たらず、両者の関係性は極めて曖昧な状況です。

プロジェクト間の連携の実態

シンソリアとEdenDAOの連携について、表面的なアナウンスがされているものの、実際にどのような形で協力が行われているのか全く見えてきません。

本当にプロジェクト間連携であれば、共同開発の進捗状況・相互のリソース提供・技術的な統合の状況などが定期的に報告されるはずです。

また、連携による具体的な成果や実績も公開され、両プロジェクト参加者にとってのメリットが明確に示されるでしょう。

ところが、シンソリアとEdenDAOの連携は、実質的な協力の痕跡が全く見当たりません。

単なる名義上の提携に留まっている可能性が高く、実際の相乗効果や価値創出は期待できないかも…

シンソリアの評判と口コミ

プロジェクトの実態を把握するには、公式情報だけでなく、利用者や関心を持つ方の声も重要な判断材料となります。

ここでは、シンソリアに関する声を見ていきましょう。

ユーザーの不安と疑念

シンソリアのネット上の議論を調べると、多くの人がプロジェクトの実態や運営体制に対して不安を感じています。

特に目立つのは、「情報が少なすぎて判断できない」「運営者が誰か分からない」「収益の仕組みが理解できない」といった声です。

これらは、まさに本記事で指摘してきた問題点と一致しており、多くの人が同様の疑問を抱いている事を示しています。

また、シンソリアに参加したユーザーの体験談や成功事例についても、信頼できる情報がほとんど見当たりません。

通常、優良なプロジェクトであれば、参加者からのポジティブなフィードバックや具体的な成果報告が多数見つかるものですが、シンソリアではそうした情報が極めて限定的なんです。

ポジティブな情報の少なさ

シンソリアに関するポジティブな情報や成功事例を探しても、信頼できるソースからの報告はほとんど見つかりません。

一般的に、実績のあるプロジェクトでは、参加者からの感謝の声・具体的な収益実績・プロジェクトの成長を示すデータなどが豊富に公開されています。

こうした情報は新たな参加者にとって重要な判断材料となりますし、プロジェクトの信頼性を支える重要な要素。

シンソリアは、そうしたポジティブな情報が圧倒的に不足しています。

これは、プロジェクトの実力や将来性について疑問を抱かせる要因の一つです。

WEB収入支援プロジェクトWITHとは何か

WEB収入支援プロジェクトWITHという案件について見ていくと、その宣伝文句と実態の間に大きなギャップがある事が分かってきます。

このプロジェクトは「全く新しい収入の仕組み」として宣伝されており、参加した当日から5,000円、10,000円といった利益を獲得できると謳われています。

さらに、具体的には「スマホから口座を確認するだけで毎日5万円のWEB収入が自動的に入る」というWEB収入支援の副業プロジェクトとして紹介されているのが特徴的です。

プロジェクトのスペシャルナビゲーターとして”島田慎次”という人物が登場し、この仕組みを「バブル市場が生み出す新しい収入の仕組み」として説明。

また、「世界中でバブルが起きているとある市場からあなたの専用口座に収益を自動的に分配できる仕組みがある」というフレーズも使用されていますが、具体的にどのような市場なのか、どういった仕組みなのかについて明確な説明がなされていません。

注意すべき広告表現と特徴

WEB収入支援プロジェクトWITHの広告やLINEメッセージを良く見ると、怪しい表現が数多く使用されています。

まず目立つのが「再現性100%」という表現。投資や副業の世界において、100%の成功率を保証する事は現実的に不可能であり、このような表現を使用すること自体が誇大広告の疑いを持たせます。

また、「誰でも簡単に」「スキルや努力も不要」「中学生でもできる」といった表現も頻繁に登場。これらは参加者の判断力を鈍らせる事を狙った詐欺的な副業案件で非常に良く見られるパターンです。

本当に価値のある副業や投資機会であれば、このような過度な表現に頼る必要はありません。むしろ、このような言葉が頻繁に使用されている場合は、内容の薄さを誤魔化そうとしている可能性が高いと考えられます。

WEB収入支援プロジェクトWITHの実態

WEB収入支援プロジェクトWITHの実態について詳しく見ていきましょう。

投資案件の正体

WEB収入支援プロジェクトWITHの実態は、暗号資産(仮想通貨)FXの投資案件。これは、広告ページでは一切明示されていない重要な情報です。

プロジェクトのLINE登録後に配信される動画では、「仮想通貨とある巨大な市場を活用する」「FXや仮想通貨をやったことない人が成果を出している」といった曖昧な説明は為されているものの、具体的な投資内容やロジックは説明が一切ありません。

実際の内容はビットコインFXの自動売買ツールや、日利0.1%の配当を謳うトークン「BCX」の購入が関係していると判明しています。つまり、宣伝文句で謳われている「口座を確認するだけ」という単純な作業ではなく、実際には相当額の投資資金が必要になる可能性が極めて高いのです。

隠された裏側

WEB収入支援プロジェクトWITHにおいて最も警戒すべきポイントは、誇大広告と高額なバックエンド商品への誘導という構造。

「毎日5万円」「誰でも簡単に」など聞こえの良い宣伝文句は、実際の内容を正確に反映しておらず、誇大広告の可能性が非常に高いです。

これらの表現は、参加者の注意を引き付け、無料のWEBセミナーや説明会への参加を促すための”フック”として機能しているでしょう。

そして、無料で提供される初期コンテンツは、最終的に有料コミュニティへの勧誘や、高額な投資商品の販売を目的としているケースが多く見られます。

つまり、「毎日5万円稼げる」という甘い言葉は、参加者を高額な商品購入へと導くための仕掛けに過ぎない可能性が高いのです。

WEB収入支援プロジェクトWITHの怪しい成功体験談と口コミ

プロジェクトの信頼性を疑問視する要因として、体験談や口コミはどうなのでしょうか。

胡散臭すぎる成功体験談

WEB収入支援プロジェクトWITHの広告ページやLINEメッセージで紹介されている成功体験談を見ていくと、その信憑性に大きな疑問を抱かざるを得ません。

私は以前、投資詐欺に騙されたことがあり、200万円の借金を抱えていました。なんと初月で72万円を稼ぐことに成功しました!翌月以降も70万円前後をコンスタントに稼ぎ続け、気が付いたら200万円あった借金はたった3か月で返済できました

子育てや家事に集中できてとても助かっています。私は初月で47万円稼ぐことができたのですが、他のメンバーさんの中には100万円以上稼いでいる人もたくさんいる

上記の話や、「初月で150万円稼ぐことに成功しました」といった、にわかには信じ難い金額の収益を謳う内容も掲載されています。

しかし、これらの体験談は客観的な証拠が一切提示されておらず、実際にそのような成果が出たのかを確認する方法がありません。

広告ページに虚偽の情報を掲載している可能性もあるため、これらの体験談の信頼性は極めて低いと判断せざるを得ませんよね?

LINE配信内容

WEB収入支援プロジェクトWITHのLINEに登録すると配信される内容も、詳しく分析すると非常に問題があるものである事が分かります。

登録後に送られてくる「第一話」と題された動画では、稼ぎ方の説明が為されるとの事ですが、その内容は具体性に欠けており、「再現性100%」など根拠の無い表現が繰り返し使用されています。

動画では島田慎次氏が登場し、稼ぐために必要な3つのステップとして「WEB説明会に申し込んで、LINEをチェックして、仕組みを手に入れればいい」と説明していますが、肝心の収益発生の具体的な仕組みについて触れられていない点も怪しすぎますね。

島田慎次という人物について

WEB収入支援プロジェクトWITHで中心的な役割を果たしているとされる島田慎次氏についても、かなり気になる点があります。

まず、ネット上で島田慎次氏について検索しても、WEB収入支援プロジェクトWITH以外での活動や実績を示す信頼できる情報がほとんど見つかりません。

投資や副業の分野での専門性を示す資格、過去の実績、他の人物による推薦の声なども見当たらず、本当に投資や副業の専門家なのか疑問が残ります。

プロフィールにも具体的な経歴や実績が明記されておらず、「スペシャルナビゲーター」という肩書きがどのような根拠に基づいて付けられているのかも不明です。

このような状況は、架空の人物である可能性や、実在しても経歴を偽っている可能性を示唆しているのかもしれません。

運営主体の信頼性に関する疑問

WEB収入支援プロジェクトWITHを運営している会社も、うやむやな点が多くあります。

プロジェクトを運営しているのは「WEBWISE SOLUTION PTE. LTD.」という会社とされていますが、信頼できる情報がほとんど得られず。

「PTE. LTD.」という表記はシンガポールの会社形態を示すものですが、実際にこの会社がシンガポールで適法に登記されているのか、事業を行っているのかも確認できていません。

多くの怪しい副業案件では、海外に登記された実体の無い会社名を使用する事で、日本の法律や規制を回避しようとする傾向が。

このような手法を使用する事で、何らかの問題が発生した際に、責任の所在を曖昧にしようとしている可能性も考えられます。

Raydiumとは?次世代DEXの革新的な特徴

Raydiumは、Solanaブロックチェーン上で運用される分散型取引所(DEX)の一つです。

2021年2月にローンチされた比較的新しいDEXプラットフォームですが、高速な取引処理と低コストな手数料を武器に、DeFi(分散型金融)業界で存在感を高めています。

Raydiumの最大の特徴は、Solanaブロックチェーンを基盤としている点でしょう。

Solanaは1秒間に最大65,000件ものトランザクションを処理できるとされており、これはイーサリアムの処理速度(約15件/秒)を大きく上回ります。

また、取引手数料も1回あたり約0.00005ドルと非常に低く抑えられています。この高速性と低コストを活かし、Raydiumは快適な取引環境を提供しているのです。

AMM方式とオーダーブック方式がもたらす効率的な取引

Raydiumのもう一つの特徴は、AMM(自動マーケットメーカー)方式とオーダーブック方式を融合させている点です。

従来のAMM方式に加えて、中央集権型取引所のようなオーダーブック機能も導入することで、ユーザーは流動性プールを利用した取引だけでなく、指値注文や成行注文も行えるようになりました。

この独自のアプローチにより、より効率的な価格形成と流動性の提供が可能になっています。

多彩な流動性プールとステーキング・イールドファーミング機能

Raydiumは、ユーザーが様々なトークンペアの流動性プールに資金を提供し、取引手数料の一部を報酬として受け取れる仕組みを提供しています。中でも「FusionPools」と呼ばれる特殊なプールでは、高いリスクと引き換えにより高い報酬を得るチャンスがあります。

また、ステーキングやイールドファーミングの機能も充実。

RAYトークンのステーキングでは、トークンをロックアップすることで追加のRAYトークンを報酬として獲得できます。

イールドファーミングでは、流動性プールに資金を提供し、追加の報酬トークンを得られます。

これらの機能により、ユーザーは保有資産を活用してパッシブインカムを得る機会を得ることができるのです。

新規プロジェクトの登竜門「AcceleRaytor」

Raydiumは、新興プロジェクトが資金調達を行い、トークンを初めて市場に公開するためのIDO(Initial DEXOffering)プラットフォーム「AcceleRaytor」も提供。

ユーザーはAcceleRaytorを通じて、有望な新規プロジェクトの初期段階に投資する機会を得られます。

ただし、IDOへの参加には一定量のRAYトークンのステーキングが必要となる場合があります。

Raydiumの将来性は?Solanaエコシステムの成長と共に歩む

Raydiumの将来性を占う上で、Solanaエコシステムの成長は欠かせない要素です。Solanaは高速性と低コストを武器に、イーサリアムに次ぐ第2位のDeFiエコシステムとして急成長。

2024年12月時点で、SolanaのDeFiプロトコル全体のTVL(TotalValueLocked)は約90億ドルに達しており、その中でRaydiumは約20億ドルのTVLを記録し、2位のシェアを占めています。

Solanaエコシステムのさらなる拡大は、Raydiumにとって追い風となるでしょう。

DEX市場における競争力と存在感

AMM方式とオーダーブック方式を統合した独自のアプローチにより、Raydiumは他のDEXと差別化を図っています。

この特徴は、機関投資家や大口トレーダーにとって魅力的な要素となる可能性がありますね。

また、Raydiumの取引量は大手DEXのUniswapと競合するレベルに達しており、DEX市場における存在感を高めています。

イノベーションと新機能の追加に期待

Raydiumは、継続的に新機能の追加や既存機能の改善に取り組んでいます。

「FusionPools」の導入や、AcceleRaytorプラットフォームの拡充などはその一例です。

今後も、ユーザーのニーズに応じた新しい機能やサービスを展開することで、プラットフォームの価値を高めていく可能性があるでしょう。

クロスチェーン対応の可能性

現状、RaydiumはSolanaブロックチェーン上でのみ運用されていますが、将来的にはクロスチェーン対応を進める可能性もあります。

これにより、異なるブロックチェーン間での資産の移動や取引が可能になり、Raydiumの利用範囲が大きく拡大することが期待されます。

RAYトークンの価値上昇に期待

RaydiumのネイティブトークンであるRAYは、プラットフォームの成長に伴って価値が上昇する可能性があります。

取引手数料の一部がRAYの買い戻しに使用される仕組みは、トークンの希少性を高める効果が期待できます。

また、ステーキングやガバナンスへの参加権利など、RAYトークンの用途が拡大することで、需要が増加する可能性もあります。

Raydiumの利用に際しての注意点とリスク

Raydiumは魅力的な特徴を持つプラットフォームですが、利用にあたっては注意点やリスクについても理解しておく必要があります。

規制環境の変化とセキュリティリスク

Raydiumは海外のプロジェクトであり、日本の金融当局から認可を受けていません。そのため、日本の規制環境の変化によっては、将来的に利用が制限される可能性があります。

また、問題が発生した場合も、基本的に自己責任となる点に注意が必要です。

さらに、2022年にはハッキング被害に遭い、約440万ドルの資金が流出する事件が発生しています。その後、被害者への補償は行われましたが、このような事態が再発する可能性は否定できません。

市場リスクと流動性リスク

仮想通貨市場は非常にボラティリティが高く、RAYトークンの価格も大きく変動する可能性があります。

特に、Solanaエコシステム全体の動向や、競合するDEXの台頭などによって、Raydiumの市場シェアや価値が影響を受ける可能性が…

また、Raydiumの流動性プールに資金を提供する際は、「非永続的損失」(ImpermanentLoss)のリスクがあります。

これは、提供した資産の相対価格が変動することで、単純にホールドしていた場合と比べて損失が発生する可能性があるというものです。

スマートコントラクトリスクと操作の複雑さ

Raydiumのプラットフォームは、複雑なスマートコントラクトで構成されているため、スマートコントラクトにバグや脆弱性が存在した場合、ユーザーの資産が危険にさらされる可能性があります。

また、Raydiumの利用には、Solanaウォレットの操作やDEXの仕組みの理解など、一定の技術的知識が必要です。

初心者にとっては、操作ミスによる資産の損失リスクがあります。

Raydiumの今後の展望と期待

Raydiumは、Solanaエコシステムの中核を担うDEXとして、今後も発展を続けていく可能性が高いでしょう。

クロスチェーン機能の拡充により、異なるブロックチェーン間でのトークンの交換や流動性の提供が可能になれば、Raydiumの利用範囲は大きく広がります。

また、技術革新とエコシステムの拡大を通じてさらなる発展が期待されますが、市場のボラティリティやセキュリティリスク、規制環境の変化など、様々な課題にも直面しています。

これらの課題に適切に対応しながら、Raydiumが分散型金融の未来をどのように形作っていくのか注目です。

Raydiumの利用を検討する際のポイント

Raydiumの利用を検討する際は、自身のリスク許容度と投資目的を見極めることが重要です。高速取引と低コストの手数料は魅力的ですが、価格変動リスクや流動性リスクについても理解しておく必要があります。

また、セキュリティ対策の重要性も忘れてはなりません。二段階認証の設定やハードウェアウォレットの利用など、適切な対策を講じることが求められます。

Raydiumは、動画広告視聴による報酬制度など、ユニークな特徴を持つDEXです。この独自性を活かし、新たな経済圏を形成する可能性を秘めています。

一方で、利便性の向上と安定運営の継続といった課題にも直面しています。

まとめ

Raydiumは、Solanaブロックチェーン上で運用される革新的なDEXプラットフォームです。高速な取引処理と低コストな手数料、AMM方式とオーダーブック方式の融合、多彩な流動性プールとステーキング・イールドファーミング機能など、魅力的な特徴を備えています。

Solanaエコシステムの成長と共に、Raydiumの将来性にも期待が寄せられています。クロスチェーン対応やRAYトークンの価値上昇など、さらなる発展の可能性を秘めているでしょう。

ただし、規制環境の変化やセキュリティリスク、市場リスクや流動性リスクなど、注意すべき点も存在します。利用にあたっては、自身のリスク許容度と投資目的を見極め、適切なセキュリティ対策を講じることが重要でしょう。